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2025/08/15 00:04 |
朝っぱらから密室トリック
いつも通り朝。
顔を洗い、寝覚めのコーヒーを淹れ、テレビをつけて天気予報を見る。
髭をそって歯を磨き、スーツに着替え、外は寒いけど今日も頑張りますかっ、と、家の鍵を取り出すためいつもしまっている鞄の小ポケット(左側)に手を入れた瞬間、



無いっ!


鍵が無い!



慌てふためき鞄の周囲を探すも見つからず、玄関、風呂、トイレ、台所と探しても見つからず。

まさか、昨日帰る途中で落としたか!? と思ったが、途中で鍵を落としたなら、そもそも家に入れない。
もしや、寝ているうちに誰かが侵入し、鍵を奪ったか?
しかし、窓は破られた形跡は無いし、ドアも錠のロックは勿論、チェーンもかけられている(外側からチェーンをかけるのって、出来なくは無いけど難しいと想います)。
というか、財布や定期券、カード類は普通にあるのに鍵だけ奪うのも考えにくいし。

つまり、ここはほぼ完全なる密室! ならば鍵の紛失もこの密室内の出来事!


家中の中をくまなく探すも見つからずに10分経過。初心に還り、鞄の小ポケット(右側)に手を入れ





もうお解かりかと思うので、これ以上は省略。





会社には無事遅刻せずに行きましたよ。

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2007/12/06 19:22 | Comments(0) | TrackBack() | Diary
[東京] 紅蓮と黄金に染まる都
『紅葉』の名所というと、皆さんはどんなところを思い浮かべるでしょうか?
神社仏閣の荘厳な空間を紅く彩る、京都や奈良の紅葉? 人里離れた静謐な空間を彩る、日光や十和田湖などの自然豊かな紅葉?

東京にも数多くの庭園が各所に存在しますが、この時期は京都などの神社仏閣に負けじと多くの観光客で賑わっています。紅葉は勿論、季節の花々、特に庭園の中央の蓬莱島が有名な小石川後楽園でも、観光客でいっぱいでした。


小石川後楽園の紅葉 - 其の一 小石川後楽園の紅葉 - 其の二 小石川後楽園の紅葉 - 其の三



小石川後楽園内に敷かれた道は、ただでさえ狭いのに、写真撮影等で立ち止まっている人が多いから、すぐに渋滞が出来てしまったり。けれど、それも分かるような気もします。庭園内の紅葉は、本当に目を奪われるくらいの、正に『紅』をしているのです。しかも、それが太陽の逆行を浴び、更に池の水面に反射する光と一体化するように輝いているのを目の当たりにすると、目どころか心を奪われるのはもはや当然のように思えてくるのです。


そんな東京を代表する庭園の紅葉ですが、人もそれほど多くなく、広く、だからこそ静かに、自分だけの世界に入り浸れるように紅葉を観賞できるところがありました。
それが、皇居東御苑です。
皇居にも勿論、春夏秋冬色とりどりの植物を愛でることが出来ますが、どちらかというと皇室の宝飾の展示とかかつての江戸城の史跡の部分が表に出ているからか、数々の庭園に比べれば、『桜』や『紅葉』の情報がさして多くないのかもしれません。だからこそ、穴場なのでしょう。しかも、小石川後楽園と違い、無料(小石川後楽園は、大人300円)で出入りすることが出来ますし。

 

皇居東御苑の紅葉 - 其の一 皇居東御苑の紅葉 - 其の二 皇居東御苑の紅葉 - 其の三



『庭園』というよりかは、どちらかというと『公園』という印象ですので、石や木々の配置にそれこそ細微に至るまで細かい造形が仕込まれている、というわけではありません。それでも、見方次第で、庭園に負けず劣らずの、絶景の紅葉を観賞することが出来ますよ。


 

『東京都』の写真集についてはこちら

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2007/12/02 17:57 | Comments(0) | TrackBack() | Outdoors
[Review] ベオウルフ/呪われし勇者

ベオウルフ/呪われし勇者英文学最古の作品の一つと言われている、英雄ベオウルフの冒険を語る叙情詩の映画化。古英語文献の中でも約3000行という、当時から見れば長大であることから、言語学上でも貴重な文献であるらしいのですが、

まさか一糸纏わぬ全裸姿で怪物と相対峙する英雄を目の当たりにするとは思わなんだ。


舞台は8世紀のデンマーク。
フロースガール王の宮殿に夜な夜な現れる巨人『グレンデル』(↓ではない)

グレンデル


を退治する為に、精鋭部隊を引き連れてやってきたベオウルフ。全裸での格闘の末、グレンデルの腕をもぎ取り、見事退治する。しかし、グレンデルの母親が復讐のため宮殿を襲撃。甚大な被害を被ったフロースガール王は、ベオウルフに母親退治を申し出る。それを引き受けたベオウルフは、母親の住まう洞窟に単身乗り込んでいくが……
叙情詩『ベオウルフ』は、第一部と第二部に分けられており、第二部は、母親退治に洞窟に向かった後、更なる屈強の力を得て王に君臨しますが、グレンデルよりも更に強力なドラゴンに襲撃され、大苦戦を強いられます。しかし、そのドラゴンこそが、かつて自分が犯した呪われた契りの産物だったのです。

物語の見所としては、やはり(叙情詩的な部分で言うと)第二部からの展開でしょうか。ただ単に敵を打ち破って褒賞を得る、というのは、既にこれまでのCGバンバン取り入れた映画でもやっておりますし、二番煎じなところがあります。けれど、『ベオウルフ』はそれだけに終わらない、更なる災厄が待ち受けているのです。
が。どうしても前王フロースガールのちょっとアヤシイ挙動等を照らし合わせると、『スターダスト』のようにすぐに先の展開が読めてしまいそうな、そんな感じです。

加えて、映像技術はどうかというと、やはり『人ならざるもの』との戦いというのは難しいんでしょうか。
グレンデルにしろドラゴンにしろ、何だか人形と戯れているようで、リアリティがあまり伝わってこない。どちらも現実には存在しないわけですから、怪物たちがどのように動くのか、どのように人間をなぎ払っていくのか、全て想像しなければならないわけで、結局のところ映像も『想像の域』でしかなく、『限りなくリアル』ではないんですよね。
けれど、『ロード・オブ・ザ・リング』はかなりリアルに作られていたように思えます。当時よりも映像技術は革新しているのに、うまく活用し切れていない感じがします。『300』でも使用されていた技術もふんだんに活用しているようですが、僕としては『300』の方が一枚も二枚も上手に思えました。


さて、これも言わばファンタジー映画に部類する作品ですが、お子様連れで鑑賞されるのは控えた方が宜しいかもしれません。内容や台詞まわしが割りとアダルトですので……

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2007/12/01 22:01 | Comments(0) | TrackBack() | Review - Movie
[Review] ナンバー23
ナンバー23『23』という数字は、西洋では『13』と並んで、凶兆を表す数字なんだそうです。
『23エニグマ』という、『23』という数字が特別且つ特殊な重要性を持つという思想もあるようで。例えば、作家ウィリアム・S・バロウズの著書では、23年間に渡って無事故で航行したというフェリー(船長名はクラーク)があるが、クラーク船長が会見したその日に船が沈没したこと、後日ニューヨークとマイアミの航路上の23便の墜落事故では、その便のパイロットはクラークという名前だった、ということを言及しています。
また、ロバート・アントン・ウィルソンとロバート・シェイの『イルミナティ三部作』や、『プリンキピア・ディスコルディア』でも、『23エニグマ』が触れられており、『23』は運勢を代替する数字、もしくは不和の神エリスに捧げられた数字と見做されています。
いずれにしてもオカルト的な要素満載なので、科学的な根拠は皆無なのですが、タロットカードの数字にも表れているような『数字の呪縛』は、今も尚生活の中に浸透しているようです。

しかし、実際にこの映画で登場する数多の数字の組み合わせを見ても、どこか無理矢理なところが多くあります。こじ付けで『23』にしているエピソードもあって、例えば本来ならば1つ1つの数字を足して計算していくのに、途中の加算で2桁の数字として見做されたり、『23』ではなく単純な『2』と『3』と組み合わせだったり、果ては十の位と一の位が逆転した『32』を起用したり。
ただ、客観的に観れば「あまりにも無理矢理すぎる」と思えることでも、当初追いかけた数字『23』が自身の近辺に多く存在することが分かると、途端に、『23』とは関係無い『2』と『3』の組み合わせや『32』でも、どこか関係するように思えてしまう。『健常な自分』であることを認識しているにもかかわらず、どこか倒錯しているような、『精神疾患に侵された自分』がどこかに潜んでいるような。

そして、一度崩れると、もはや止める術は無く、あとは転がり堕ちていくだけ……。


まるで自分を映し出しているような物語の進行は、ふとしたきっかけで手に入れた『Number 23』の内容が現実世界で同じように投影される、というところまでは予測できたものの、そこから先、主人公が、またはその周囲がどのような運命に巻き込まれるかまでは、全くといっていいほど予測がつきません。
観賞していくうちに、色んな展開を予想していたものの、それは悉く裏切られ、「まさか!」と思えるような衝撃のラストが待ち受けておりました。人によってはもしかしたら受け入れられない展開かもしれないし、勘のいい人では『Number 23』の作者が誰なのかが分かるかもしれません(ちなみに僕は全く感がよろしくありません)が、僕としては、これはこれでアリかな、と思います。

予告映像で、色んな『23』にまつわる伝説などが多数出てきましたから、もっとオカルト的な神懸った作品かと思ってましたので、ちょっと肩透かしなところがありましたけれど、予測困難な現代風のミステリー映画として、面白い作品だと思います。

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2007/11/25 12:03 | Comments(0) | TrackBack() | Review - Movie
[Review] ミッドナイト イーグル
ミッドナイト イーグル北アルプスの山中で突如姿を消したアメリカ軍ステルス型爆撃機、通称『MIDNIGHT EAGLE』。炎を上げながら墜落する姿を、かつて戦場カメラマンとしてその辣腕を振るっていた、大沢たかおが扮する西崎優二が、手持ちのカメラで収めていた。しかし、後日その墜落現場を目指して集う、白迷彩で完全武装した自衛隊の部隊。『ただの墜落』にここまでの人は集まらないし、大きな事態にはならない。
それと先行する形で起こった、アメリカ軍横田基地の侵入事件。
ステルス機の墜落と米軍基地の侵入。共通点はどちらも『アメリカ軍』のみ。しかし、これらの事件の共通点が見出せた時、恐るべき真実が待ち構えていた     



クライマックスに至るまでのアクション・サスペンス部分は、手汗握るようでかなり楽しめました。
ステルス機墜落事件、それに先駆ける形で起こった米軍基地への侵入事件、潜伏する多くの工作員、そしてただの墜落事件とは到底思えない人員配備。観客としては、「これらはどこかで繋がっているのだろう」とは思うものの、それがどこにどのように繋がるのかが分からない。映画の登場人物さながらに、はじめは断片的な情報だけでほとんど何も知らず、己の推理と行動で徐々にそれらの点と点が線によって結ばれていきます。それも一気にではなく、固く結ばれた糸を解すように。
『24』のように、同時進行で一見別の事件のように見えても実は繋がっているという作品は、別にこの映画が最初ではなく、勿論これまでもいくつかあります。が、とりわけ斬新とは言えなかったものの、特に使い古されたような感じはなく、散財する点がどのようにして集約されていくのか、目を見張りながら鑑賞しました。

ところが。
クライマックスからは逆に萎えてしまいました。
これらの事件の全貌が明らかになり、秘密も真実も全て白日(猛吹雪の中の物語ですけれど……)の元に晒された瞬間、「ああ、きっと、~~というような展開なんだろうな」と思っていたら、正にその通りでした…… orz
敢えて申さば、『亡国のイージス』と『日本沈没』を足して2で割ったような展開。特に大きなひねりも無く、ある意味でクライマックスからの展開も、この映画が最初というわけではありませんが、これはどちらかというと見事に使い古されたという感じが前面に出てしまったような気がします。


愛するものを守りたい」「後悔しない人生を送りたい、または送らせたい」というのを謳い文句にしているところもありましたが、全体として希薄でした。あまり多く盛り込もうとすると、かえって中途半端になってしまう例の一つですね。
それでも、前述の通り、クライマックスまでのアクション・サスペンス部分は面白かったですし、何より猛吹雪の山岳地帯での映画という
あまり例の無い(織田裕二主演の『ホワイトアウト』は、2000年公開なので、かれこれもう7年前)作品ですので、ヒューマン・ドラマ路線は深く考えず、サスペンスを楽しむ方がいいかもしれません。

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2007/11/24 20:01 | Comments(0) | TrackBack() | Review - Movie

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