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2017/05/26 18:14 |
[Review] ベオウルフ/呪われし勇者

ベオウルフ/呪われし勇者英文学最古の作品の一つと言われている、英雄ベオウルフの冒険を語る叙情詩の映画化。古英語文献の中でも約3000行という、当時から見れば長大であることから、言語学上でも貴重な文献であるらしいのですが、

まさか一糸纏わぬ全裸姿で怪物と相対峙する英雄を目の当たりにするとは思わなんだ。


舞台は8世紀のデンマーク。
フロースガール王の宮殿に夜な夜な現れる巨人『グレンデル』(↓ではない)

グレンデル


を退治する為に、精鋭部隊を引き連れてやってきたベオウルフ。全裸での格闘の末、グレンデルの腕をもぎ取り、見事退治する。しかし、グレンデルの母親が復讐のため宮殿を襲撃。甚大な被害を被ったフロースガール王は、ベオウルフに母親退治を申し出る。それを引き受けたベオウルフは、母親の住まう洞窟に単身乗り込んでいくが……
叙情詩『ベオウルフ』は、第一部と第二部に分けられており、第二部は、母親退治に洞窟に向かった後、更なる屈強の力を得て王に君臨しますが、グレンデルよりも更に強力なドラゴンに襲撃され、大苦戦を強いられます。しかし、そのドラゴンこそが、かつて自分が犯した呪われた契りの産物だったのです。

物語の見所としては、やはり(叙情詩的な部分で言うと)第二部からの展開でしょうか。ただ単に敵を打ち破って褒賞を得る、というのは、既にこれまでのCGバンバン取り入れた映画でもやっておりますし、二番煎じなところがあります。けれど、『ベオウルフ』はそれだけに終わらない、更なる災厄が待ち受けているのです。
が。どうしても前王フロースガールのちょっとアヤシイ挙動等を照らし合わせると、『スターダスト』のようにすぐに先の展開が読めてしまいそうな、そんな感じです。

加えて、映像技術はどうかというと、やはり『人ならざるもの』との戦いというのは難しいんでしょうか。
グレンデルにしろドラゴンにしろ、何だか人形と戯れているようで、リアリティがあまり伝わってこない。どちらも現実には存在しないわけですから、怪物たちがどのように動くのか、どのように人間をなぎ払っていくのか、全て想像しなければならないわけで、結局のところ映像も『想像の域』でしかなく、『限りなくリアル』ではないんですよね。
けれど、『ロード・オブ・ザ・リング』はかなりリアルに作られていたように思えます。当時よりも映像技術は革新しているのに、うまく活用し切れていない感じがします。『300』でも使用されていた技術もふんだんに活用しているようですが、僕としては『300』の方が一枚も二枚も上手に思えました。


さて、これも言わばファンタジー映画に部類する作品ですが、お子様連れで鑑賞されるのは控えた方が宜しいかもしれません。内容や台詞まわしが割りとアダルトですので……

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2007/12/01 22:01 | Comments(0) | TrackBack(26) | Review - Movie

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あらすじ6世紀のデンマーク。フローズガール王が盛大な宴を催す中に醜く巨大な怪物グレンデルが姿を現した。人々を虐殺したグレンデルに対し、王は褒賞を用意して討伐隊を募集。これに応じた戦士ベオウルフは、見事グレンデル撃退に成功するが・・・。感想『ポーラー・エ...
虎党 団塊ジュニア の 日常 グルメ 映画 ブログ| 2008/12/31 07:14
先日、某レストランで「よろしかったら書いてください」と言われて渡された短冊に、ガンダムのイラスト付きで宇宙の平和{/hiyo_please/}を願っておいたピロEKです{/face_nika/} 因みに息子は「弟の病気がなおりますように」{/hiyo_please/}と書いていました{/face_ase2/}。うちに男子は息子1名しかおりません{/face_ase2/} 馬鹿親子です{/face_acha/} ところで皆様… ペプシネックス飲んでますか{/eq_1/} 私は、今日2本ドリンキング〜{/g...
ピロEK脱オタ宣言!…ただし長期計画| 2008/07/06 22:17
 今回はベオウルフ/呪われし勇者を観てきました。いつも行く映画館ではこの映画を上映しているシアターは広いだけで音響良くないし、椅子が狭いし・・・。でも自由席で広いので後ろに人が座る可能性はほとんどなく、椅子を蹴られる心配もないので、映画の世界に没頭はできますが。
よしなしごと| 2008/01/11 02:58
 あの・・・パフォーマンス・キャプチャーっていうんですか。声の出演者に似ていなけ
eclipse的な独り言 | 2008/01/03 06:39
映画の日と云うことで、「ベオウルフ/呪われし勇者」観ました。 ゼメキスでCGということで「 モンスター・ハウス」を連想にしていましたが、なかなか面白かったです。 大胆な映像と解釈で、古典英雄譚をけれん味た
クマの巣| 2008/01/01 15:14
今週の週末レイトショウは・・・ 久しぶりの映画の日・ファーストデーが土曜日に巡ってきたので・・・ 1000円の日はポイント加算のない「チネチッタ」はやめて・・・ 「TOHOシネマズ川崎」で観てきました。
ひらりん的映画ブログ| 2007/12/28 01:49
『ベオウルフ(Beowulf)』は英文学最古の作品の一つで、北欧の英雄ベオウルフの冒険を描く叙事詩だ。
観たい・聴きたい・読みたい| 2007/12/23 19:56
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soramove| 2007/12/21 23:51
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シネマログ  映画レビュー・クチコミ 映画レビュー| 2007/12/14 19:23
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観たよ〜ん〜| 2007/12/09 08:27
『300』と『ロード・オブ・ザ・リング』が1つになったーーー壮大なファンタジーに、おびえろ。 ええ、おびえさせていただきましたよ。
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ついに映画の技術もここまで来てしまいました! 『ベオウルフ / 呪われし勇者』(
SMASH ASH| 2007/12/08 15:39
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茸茶の想い ∞ ~祇園精舎の鐘の声 諸行無常の響きあり~| 2007/12/08 13:43
安っぽいドラマに不満を覚えるも, ドラゴンとのバトルは一見の価値有り。
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「ベオウルフ 呪われし勇者」の試写会に行って来ました。 なんと試写会は、この日だけだったようです。 全編CGとの事、、、、ホントCGってなんでも出来ちゃうのねw( ̄▽ ̄;)w
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■邦題:ベオウルフ/呪われし勇者 ■原題:BEOWULF ■上映時間:114分 ■製作国:アメリカ ■ジャンル:アクション、アドベンチャー、ファンタジー ■配給:ワーナー・ブラザース映画 ■公開:2007/12/01 ■劇場:ワーナー・マイカル・シネマズ茨木(劇場5/K席11席) ■パンフレット:700円 ■オフィシャルサイト:http://wwws.warnerbros.co.jp/beowulf/ この誘惑が、世界をもてあそぶ。 ■監督:ロバート・ゼメキス ■...
しょうちゃんの映画ブログ| 2007/12/05 01:25
映画「ベオウルフ/呪われし勇者」に関するトラックバックを募集しています。
映画専用トラックバックセンター| 2007/12/05 00:41
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我想一個人映画美的女人blog| 2007/12/02 21:52
 『この誘惑が、世界をもてあそぶ。』  コチラの「ベオウルフ 呪われし勇者」は、英国文学最古の英雄叙事詩「ベオウルフ」をロバート・ゼメキス監督が、パフォーマンス・キャプチャーによって映画化した12/1公開のアドベンチャー・ファンタジーなのですが、早速観て来ち...
☆彡映画鑑賞日記☆彡| 2007/12/02 21:00
全編CG映像かぁ〜『ポーラ・エクスプレス』っぽいのかなぁ〜と、思いながら鑑賞へ―【story】507年、デンマーク。最高の戦士ベオウルフ(レイ・ウィンストン)は、フローズガール国王(アンソニー・ホプキンス)の国を襲う忌まわしき怪物グレンデル(クリスピン・グローバー)を撃退。そのため、冷酷で魅惑的なグレンデルの母親(アンジェリーナ・ジョリー)の怒りを買い、壮絶な戦いを繰り広げることになる―英雄ベオウルフの冒険を語る歴史上最古の叙事詩を、ロバート・ゼメキス監督がパフォーマンス・キャプチャー技術で映画化― 『ポ...
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