忍者ブログ
[PR]
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。


2024/04/27 15:01 |
[Review] 三銃士/王妃の首飾りとダ・ヴィンチの飛行船
三銃士/王妃の首飾りとダ・ヴィンチの飛行船アレクサンドル・デュマの冒険活劇『三銃士』の映画化作品。これまでにも何度か映画化されていますが、それは17世紀のフランスやイギリスを出来る限り忠実に描写したもの。本作は、『ライラの冒険』よろしく、まるでパラレルワールドでもあるかのようなスペクタクルな世界観(勿論、『三銃士』そのものが架空であるのですが…)。単純に『三銃士』の物語をそのまま映像化したに囚われず、如何にそれをエンターテインメント作品に仕上げるか、というところに重点を置いた作品だと思います。中世ヨーロッパの世界観とは懸け離れていますが、懸け離れすぎているわけではないところも見所。有り得ないけれどもしかしたら有り得たかもしれないところが、本作の世界観の魅力、というところでしょうか。
また、そんなスペクタクルな世界観にプラスして、各キャラクターのアクションシーンの数々。特に、ミレディに扮するミラ・ジョヴォヴィッチが、アンヌ王妃の部屋に忍び込む時のシーンなんか、まんま『バイオハザード』じゃん! と見紛ってしまうくらい。しかし、それも敢えて狙って製作しているんでしょうね。勿論、リュシリュー枢機卿の護衛に対し己の腕と剣で戦う、ダルタニアンと三銃士のアクションも見逃せません。こちらも、妙に『300』と見紛うようなシーンの連続。やはり、エンターテインメント作品に仕上げるにはどんな要素も盛り込んじゃえ! 的な意気込みが窺えます。それが良いか悪いかについては別として(汗)。
それでも、全然カオスな作品にはなってないんですねぇ。若干、リュシリュー枢機卿が王と王妃を貶めようとする描写が、少し端折り気味なところがあるものの。
 
本作では、ミラ・ジョヴォヴィッチの他にオーランド・ブルームも登場しています。元々彼らが出演する作品も観ていまして、それもヒーロー・ヒロインとしての作品を観ていました。この映画の公開が発表された当初はそんな役柄なのかな、と思いきや、ミラ・ジョヴォヴィッチが扮するミレディは、二重スパイの性悪女。色んな男を手玉にとっては、騙しに騙し、自分の思う通りの手の内に、まるで駒のように進めていく。一方のオーランド・ブルームはフランスのルイ13世を見下すイギリスのバッキンガム伯爵を怪演。登場シーンとしてはそれほど多くないとはいえ、その悪役ぶりは、スクリーンからでもノリノリなのが窺えます。
 
ちなみに、本作は3D版も公開されており、勿論、そちらを鑑賞してもいいかと思います。でも、やはり本作も元々は2Dで作成し、その後の編集で3D化にした作品であるため、3D化した時の迫力においては、『アバター』や『トランスフォーマー ダークサイド・ムーン』よりは落ちるかもしれません(それでも個人的には、『パイレーツ・オブ・カリビアン/生命の泉』よりかはいいかと思いますが…)。

拍手

PR

2011/11/14 22:52 | Comments(1) | TrackBack() | Review - Movie

トラックバック

トラックバックURL:

コメント

突然で申しわけありません。
現在2011年の映画ベストテンを選ぶ企画「日本インターネット映画大賞」を開催中です。
投票は1/19(木)締切。
ふるってご参加いただくようよろしくお願いいたします。

なお、twitterも開設しましたので、フォローいただければ最新情報等配信する予定です。
posted by 日本インターネット映画大賞URLat 2011/12/27 18:10 [ コメントを修正する ]

コメントを投稿する






Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字 (絵文字)



<<本Blog終了のお知らせ | HOME | [Review] ステキな金縛り>>
忍者ブログ[PR]