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2024/04/24 11:54 |
[Review] The Nightmare Before Christmas

nightmare.jpgそりゃプレゼントを運んでくるサンタさんがガイコツだったら、誰だって悪夢だって思いますがな。
僕だったら、その時点でサンタさんの存在を全否定するかもしれません。ナイトメアで済まされる問題ではなくなるかもね。


ティム・バートン監督が送る、ストップモーション・アニメ映画の代表作。キモかわいい個性的なキャラクターが、闇の世界でありながらも陽気に楽しく暮らしている、というだけでも面白い映画です。しかし、それにも関わらず、「人は必ず何らかの役目や使命がある」という、アイデンティティや役割といったメッセージを織り込んでいる、というのも、この映画の魅力ではないかと。
ハロウィンとクリスマス。どちらも子供たちにとっては大人気の行事。でも、ハロウィンに出てくるカボチャのオバケとかが、クリスマスに出没したら怖いでしょう? それぞれの行事の登場人物には、それぞれの役割があるのだよ、と、子供たちに説く上でもいい材料なのかもしれません。

クリスマスに「Trick or Treat !」と叫びながら、プレゼント代わりにお菓子を強奪というのも、オツなのかもしれませんが(違う)
そもそも宗教が違いますしね。ハロウィンは古代ケルト族のドゥルイド教、クリスマスは紛れも無くキリスト教ですから。


この時代、コンピュータ・グラフィックスという概念が生まれ、使われ始めようとする時期でありつつも、積極的に映画に使おうとするにはまだまだコストも高く技術者も非常に少ない時期。そんな中でのストップモーション・アニメ制作は、正に熾烈を極める作業だったに違いありません。
それでも、登場するキャラクター一人一人の質感を見ると、滑らかさこそ当時の『人形の動きの限界』を思わせつつも、人間に操られているのではなく、人形そのものが意思を持って動いているような、そんな感覚を覚えます。
今までのアニメといえば、専ら2次元で表現されるものでしたが、こういう人形劇が織り成すアニメーションというのも、また一つのアニメーション映画の楽しみなのかもしれません。

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2004/11/20 19:27 | Comments(0) | TrackBack() | Review - Movie

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