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2024/03/19 19:00 |
[Review] THE 有頂天ホテル
THE有頂天ホテル「気づいたら大作になっていました」という三谷監督の言葉どおり。最初から最後まで笑いっぱなしの最高傑作でした。前のBlogで、『ザスーラ』がこの冬一番の楽しめる映画だと申し上げましたが、恐らくそれを遥かに凌駕する映画ではないかと。
『ザスーラ』も、予想を上回る珍現象が続々起こるので、それもそれで楽しめるのですが、一旦ネタが分かってしまうと次回以降のモチベーションはどうしても下がりがち。でも、『THE 有頂天ホテル』は違っていました。ネタが分かっていても、いや、分かれば分かるほど面白みを増す映画だと思います。
間違いなく何度観ても飽きない映画の一つだと思います。

もう一つの、何度観ても観飽きない要素として、客と従業員の、内外入り乱れての壮絶なバトルとも言うべきやり取りがあります。
約2時間30分というリアルタイムの時間の中で、ホテルという一つの施設の中の至る所で、様々なドラマが繰り広げられている。しかもそれが、どこかで繋がってたり、ひょんなことから繋がりを持ったり。一つのシーンの中で様々な物語が二つも三つも重なって、それが交差しては離れていって、という感じで。

『24』でも、リアルタイムで複数の地点で物事が進みますが、最終的に一つにまとまりはするものの、基本的にはそれぞれが同じ時間に『独立して』物事が進んでいくことが多いです。逆に『THE 有頂天ホテル』は、独立しているように見えながらも一つの建物の中で色々なネタが繰り広げられているので、思わぬところでネタとネタがぶつかり合う、という連続の嵐。
傍から見ればしっちゃかめっちゃかなのですが、それが思わぬところで思わぬ展開を招いたりします。それが登場人物全員分に当てはまるのです。
なので、「今回は役所広司の視点で」「次回は松たか子の視点で」「その次は佐藤浩市の視点で」、という感じで、色んな視点で見ることで、色んな側面でこの映画を楽しむ事が出来る。

飽きるわけがありません。下手に壮絶なドラマやスケールの大きい物語にしなくても、十分楽しめます。


篠原涼子演じるのに、神出鬼没のコールガールとありますが、どちらかというと神出鬼没なのは、伊東四朗演じる総支配人の方が、よっぽど神出鬼没。。。
しかも出演者中一番うろちょろしているのが最高に面白かったです。

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2006/01/14 11:50 | Comments(0) | TrackBack() | Review - Movie

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