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2024/04/19 03:05 |
[Review] NEXT
NEXTとにかく気楽に観てください」というに相応しい映画。別に無下にしているわけではありませんよ。繰り返し鑑賞したいか、というとそうでもありませんが、かといって観るに耐えないものでもなく。観る作品がなくて困っている方に、という感じでしょか。まぁ、お勧めという作品ではないことは確かです。好きな方には申し訳ありませんが……。

だってこの作品、とりわけ目を見張るようなシーンはありません。この作品ならではの特殊な技術が使用されているわけでもなく。単に主人公の先見を繰り返し映している、というもの。それもどちらかというと、「これからこんな未来が来る」というものというより、「こんな行動を取るとこうなる」という、本当に自分本位の先見がほとんど。しかもかなり自分本位の願望や欲望が映し出されて、『ジャンパー』といい勝負。
そして、もはやお約束といっていいでしょう、いきなりの能力アップ。本来は2分先の未来が見えるのに、いつの間にか2時間先とかが見えるようになってしまい。説明は勿論、予兆すらも何も無いわけですから、観ているこちらとしては、「??」というのが多いのです。ですので、余計なことは考えず、気楽に観てください、というのはそういうこと。
だって、囚われの身で交通の足も何も持たない(つまりは歩くか走るのみ)のに、数km先の自分が先見した場所へたった2分で到着するのは不可能。にもかかわらず先見の前の時間に到着することができて「実は2時間先の先見」って…!! 僕としては「何じゃそりゃ」って感じでした。いきなりパワーアップしないでください(プリコグの能力って、見た目だけではパワーアップが計りにくいし)。ヒーローアニメのお約束じゃあるまいし。

ただ、もしこれで視覚効果がダメダメだったら、本当にどうしようかと思うくらいの作品になっていたと思いますが、それは僕の見た目では大丈夫に思いました。先ほども申しましたように、この作品ならではの特殊技術が使われたわけではないですけれど。主人公の「先が見える」という能力と現実空間との掛け合いをスムーズに映し出しているのは、良かったと思います。
あとは、自分の今の立場がどうなっているのかをきちんと把握していることでしょうか。『ジャンパー』は本当にやりたい邦題でしたが、この作品は「自分本位の行動を取ると、この先何もメリットはない」と考え、時には協力することも必要と考えていきます。その部分は『ジャンパー』に比べれば評価できるところでしょうか。


それにしても、多かれ少なかれこれほどまでに未来を変えることができていいのでしょうか? 『ジャンパー』は、瞬間移動を繰り返すことによって空間に歪みができる。逆に、先見を繰り返すことによって、時間に歪みができてもおかしくないのでは、と思うのですが…
まぁ、そんな突っ込みを入れ続けると作品として成立しなくなると思いますので、このへんで(汗)。

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2008/05/06 00:44 | Comments(0) | TrackBack() | Review - Movie

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