サッカーを題材にしたスポ魂ドラマ三部作の第二部。一作目がスポ魂サクセスストーリーに徹しているのに対し、第二部の『STEP2 ヨーロッパ・チャンピオンへの挑戦』は、どちらかというとヒューマン・ドラマに傾倒した作品になっています。
イングランド・プレミア・リーグで大活躍し実績をかわれた、クノ・ベッカーが扮する主人公・サンティアーゴ。世界トップクラスプレイヤーが集う、チャンピオンズ・リーグで戦うため、かつてのチームメイトが現在所属しているレアル・マドリードへ。新天地でより一層活躍するサンティアーゴ。まさに有頂天であるこの時の彼は、まさか自分の足元が、音も無く崩れ落ちていくことを知らなかった。いや、見ようともしなかった、とも言うべきでしょうか。
どんなに練習を重ね、一流のプレイヤーになっても、可愛い奥さんを娶っても、まだまだ彼は精神的に子供。順風満帆な時は、手に入れるものばかりで、失うものなど何も無い、と思ってしまう。でも、振り返れば、疎かになってしまったことが山のように積まれていました。本当に必要なもの、本当に大切なことは何なのか。様々な事件を通して、一つ一つ、精神的に大人になっていく物語です。ですので、前作に比べれば、サッカーシーンは削られ、変わりに、彼のプライベートでの動きや、心の葛藤が重点に置かれておりました。サッカーのプレイを楽しみにしていた人にとっては、少々拍子抜けだったのかもしれません。
まぁ、サッカーに限らず、プロのスポーツ界というのは、目立ってなんぼ、実績を残してなんぼ、という、ものすごくシビアな世界。
どんなに実力があっても、ベンチに座ったままでは、何もしていない、何も実績を残していないのと同じ。実績を残せなければ評価も無くなり、自身の報酬にも影響する。それだけでなく、折角掴んだ自分の夢、自分のやりたかった事なのに、どんどん遠のく。プレイできなくなる。時としてチームメイトを蹴落としてでも。これについては、本人が望むとも望まずとも、ですけれど。また、クラブ・チームとしては、勝たないと意味がありませんから。チームを勝利に導くための布石に、友情関係を持ち込むわけにはいきません。
プロとして生きていくためには、プロとしての悩み事があります。ただ単に実力があればいい、ということではない。特にチームとして戦っていくからには、尚更の事。その時、自分としてどのような選択をすればいいのか。自分としても、チームとしても、どのような選択が一番ベストなのか。勿論、それは自分のプライベートにも多かれ少なかれ関わってきます。それが分かってこそ、大人としての精神力が培われるのではないかと思います。
さて。
余談ではありますがこの映画、プライベート・パーティのシーンが多いですね。前回も割りとそんなシーンが多くありましたが。
あまりハメを外したパーティのシーンが続くと、少々ウザく思うのですが… それは僕の好み? それとも日本人の感覚? もうちょっとストイックなシーンがあってもいいような気がしますが、いかがでしょう?
イングランド・プレミア・リーグで大活躍し実績をかわれた、クノ・ベッカーが扮する主人公・サンティアーゴ。世界トップクラスプレイヤーが集う、チャンピオンズ・リーグで戦うため、かつてのチームメイトが現在所属しているレアル・マドリードへ。新天地でより一層活躍するサンティアーゴ。まさに有頂天であるこの時の彼は、まさか自分の足元が、音も無く崩れ落ちていくことを知らなかった。いや、見ようともしなかった、とも言うべきでしょうか。
どんなに練習を重ね、一流のプレイヤーになっても、可愛い奥さんを娶っても、まだまだ彼は精神的に子供。順風満帆な時は、手に入れるものばかりで、失うものなど何も無い、と思ってしまう。でも、振り返れば、疎かになってしまったことが山のように積まれていました。本当に必要なもの、本当に大切なことは何なのか。様々な事件を通して、一つ一つ、精神的に大人になっていく物語です。ですので、前作に比べれば、サッカーシーンは削られ、変わりに、彼のプライベートでの動きや、心の葛藤が重点に置かれておりました。サッカーのプレイを楽しみにしていた人にとっては、少々拍子抜けだったのかもしれません。
まぁ、サッカーに限らず、プロのスポーツ界というのは、目立ってなんぼ、実績を残してなんぼ、という、ものすごくシビアな世界。
どんなに実力があっても、ベンチに座ったままでは、何もしていない、何も実績を残していないのと同じ。実績を残せなければ評価も無くなり、自身の報酬にも影響する。それだけでなく、折角掴んだ自分の夢、自分のやりたかった事なのに、どんどん遠のく。プレイできなくなる。時としてチームメイトを蹴落としてでも。これについては、本人が望むとも望まずとも、ですけれど。また、クラブ・チームとしては、勝たないと意味がありませんから。チームを勝利に導くための布石に、友情関係を持ち込むわけにはいきません。
プロとして生きていくためには、プロとしての悩み事があります。ただ単に実力があればいい、ということではない。特にチームとして戦っていくからには、尚更の事。その時、自分としてどのような選択をすればいいのか。自分としても、チームとしても、どのような選択が一番ベストなのか。勿論、それは自分のプライベートにも多かれ少なかれ関わってきます。それが分かってこそ、大人としての精神力が培われるのではないかと思います。
さて。
余談ではありますがこの映画、プライベート・パーティのシーンが多いですね。前回も割りとそんなシーンが多くありましたが。
あまりハメを外したパーティのシーンが続くと、少々ウザく思うのですが… それは僕の好み? それとも日本人の感覚? もうちょっとストイックなシーンがあってもいいような気がしますが、いかがでしょう?
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