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2017/10/20 06:35 |
[Review] 20世紀少年 第一章
20世紀少年 - 第一部 -数にしてみればまだまだ少ないですが、唐沢寿明氏の作品はいくつか鑑賞してまいりました。色々なジャンルの映画作品は勿論ですけれど、ドラマ(基本的にドラマは見ませんのでそれこそ数える程度ですが)やバラエティ、情報番組まで。しかし、今作の主人公・遠藤ケンヂ役を見て、思いを新たにしました。

唐沢寿明氏にうだつの上がらない男は似合わないっ!

これまで演じてきた役の既成概念有る無しに関わらず、容貌から体型から風格から、スマートに洗練されすぎて『うだつの上がらない男』という役はどうも違和感ありまくりなのです。ここ最近で『うだつの上がらない男』がスマートに変わっていくのを、顕著に観る事ができたのは、『ハンコック』のウィル・スミスでしょうか。
しかし、その『うだつの上がらない男』が、過去に自分の仕出かした不始末を自分の手で消し去ろうと決起するわけですから、さらにそれが地球規模の出来事なのだとしたら、その心境の変化の表現するというのは非常に難しいと思います。それはもう、ただの『うだつの上がらない男』には出来ないことですから。

そういう意味で言えば、僕個人としては一番漫画と近いキャラクターに見えたのは、ヨシツネを演じられた香川照之氏です。


細かいところは多少原作とは異なるものの、基本としては原作に忠実に描かれていると思います。作品全体の雰囲気とすれば、『デスノート』+『ザ・マジックアワー』というようなものでしょうか。
改めて原作を読み直してみると、今でこそ「これは無理があるんじゃない?」という描写もあり、そういったところを忠実に表現されているため、やはり同じ感覚を憶えることがあります。が、それはきちんと事実となる情報を得ることができ、その情報の真偽を分別し慎重に取捨選択できるからこそ。盲目になりただ従順するだけの人間が多くなればなるほど、作品のような『無理』に見えることも『現実味』を帯びてくる。『デスノート』でもそうですね。悪人がどんどん消され、「悪いことをすれば消される」という現実味が帯び、さらにそれを先導する存在が現れると、どうしても人間は「自分は助かりたい」というためだけに、考えることを止め、盲従してしまう。今のような、全てが偽物の情報ではないけれど、一部の微妙に曲解された情報が、やがて大きな歪みを生んでしまうのと同じ。
漫画にも出てきますが、最後の方のケンヂの台詞は、正にその警鐘とも言える事ではないのでしょうか。「そんなお面をかぶっているから、現実が見えない」と。

いくつか不満はありましたけれどね。まぁ『デスノート』でもそうでしたが、映画作品として割り切って鑑賞しています。三部作とはいえ、2000年12月31日の血の大みそかに至るまでも結構物語は壮大です。それを2時間30分に収めるというのですから、並大抵には行きません。
しかし、僕としては、この作品ではオッチョが一番好きなので、オッチョ(ショーグン)のエピソードがかなーり削減されていることに不満を憶えてならないのです!
あとは、ピエール一文字の殺害シーンとか。ギャグ的な要素は皆無ではないにしろ、もうちょっとサスペンスフルな死に様でもいいと思うのですが。>竹中直人サン


第二章は、血の大みそかが勃発してから14年後の世界。浦沢直樹氏の作品としては珍しい、主人公の交代。ケンヂの姪で、17歳に成長したカンナが登場します。ほぼ『ともだち』によって牛耳られた東京が、世界が、どうなってしまったのか、それを観るのが楽しみです。

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2008/08/30 15:57 | Comments(0) | TrackBack(34) | Review - Movie

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THE有頂天ブログ| 2008/09/03 21:06
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『甘噛み^^ 天才バカ板!』| 2008/09/03 20:37
  ★★★★☆  浦沢直樹のSFコミック大作の映画化。 3部作の第1部。 英題は「20th Century Boys」。       ◇  コンビニを経営するケンヂ(唐沢寿明)の周囲で大学教授が殺された。 犯行現場にはケンヂが少年時代に描いたマークが。 小学校の同窓会に出たケンヂは 自分たちが書いた「よげんの書」の通りに 怪事件が発生しているのに気づく。 カルト宗教の教祖「ともだち」が事件に絡んでいると 確信したケンヂは オッチョ(豊川悦司)、ユキジ(常盤貴子)、 ヨシツネ(香川照之)、マルオ(石塚英彦)...
富久亭日乗| 2008/09/03 20:11
原作を全く知らないし、邦画にイマイチ盛り上がれない性質だけど(汗)、3部作の第1部を見逃して後から地団駄を踏みたくないので(←よくやる・涙)観てきました〜  監督 : 堤 幸彦  『明日の記憶』 『自虐の詩』 『包帯クラブ』 原作 : 浦沢直樹 『20世紀少年』 主題歌 : T.REX 『20th Century Boy』【comment】    スッゴク面白かったで〜す        早く続編が観たいよぉ〜  1969年、小学生のケンヂは仲間たちと空き地の原っぱに秘密基地を作った。そして遊びの一つとして...
★YUKAの気ままな有閑日記★| 2008/09/03 18:47
    『20世紀少年』。。。    森山未來君ですか!  そしてトヨエツの…  声だけかぃ(笑)  主人公・ケンヂが経営するコンビニ店内…赤ん坊をおんぶして「いらっしゃいませ~ぇ キングマートへ  ようこそ~ぉ」「そんなんだからお客が来ないんだ」とFC本部の人間
美容師は見た…| 2008/09/03 16:42
浦沢直樹原作を全3部作として実写映画化。さえない主人公が地球滅亡計画を阻止しようとするSFサスペンス。映画「20世紀少年」公式サイト原作漫画まるで知らないで観てきました。おかげで登場人物の把握に目がまわっちゃって^^;でも十分楽しめました〜年代が私よりちょ...
かいコ。の気ままに生活| 2008/09/03 16:01
◆唐沢寿明さん(のつもり)唐沢寿明さんは、現在公開中の映画『20世紀少年』に主人公・ケンヂ(遠藤健児)役で出演しています。昨日はいわゆる映画の日で、1000円で鑑賞できるということもあって、久しぶりに劇場に足を運びました。
yanajunのイラスト・まんが道| 2008/09/02 20:27
コミック全24巻。 累計発行部数2000万部突破。 浦沢直樹が1999年から20
犬も歩けばBohにあたる!| 2008/09/02 17:38
映画『20世紀少年』を見てきたよぉ~ メディア 映画 製作国 日本 公開情報 劇場公開(東宝) 初公開年月 2008/08/30 ジャンル ドラマ/アドベンチャー/サスペンス 解説・・・ 『YAWARA!』『MONSTER』の人気マンガ家・浦沢...
オタマ・レベルアップ| 2008/09/01 17:53
エンドロールが終わるまで席を立たないように 浦沢直樹原作 「20世紀少年」の第1章を観まし
ヤジャの奇妙な独り言| 2008/09/01 16:43
映画「20世紀少年」についてのレビューをトラックバックで募集しています。 *出演:唐沢寿明、豊川悦司、常盤貴子、香川照之、石塚英彦、宇梶剛士、宮迫博之、生瀬勝久、小日向文世、佐々木蔵之介、他 *監督:堤幸彦 *原作:浦沢直樹 感想・評価・批評 等、レビューを含む..
映画レビュー トラックバックセンター| 2008/09/01 08:26
世界が終ろうとしています。ぼくらの“ともだち”によって__。 浦沢直樹の同名人気コミックを全3部作で映画化する第1部。監督は「トリック」「明日の記憶」の堤幸彦。 物語:1969年、翌年に大阪万博を控え、人類が初めて月に降り立った年。日本中が輝く未来に胸を...
パピ子と一緒にケ・セ・ラ・セラ| 2008/09/01 00:58
初日の30日に観られなかったのが残念でしたが、今日31日の朝一で観てきました。
せるふぉん☆こだわりの日記 | 2008/08/31 17:07
 『世界が 終わろうとしています。 ぼくらの ”ともだち”によって――。』  コチラの「20世紀少年」は、累計発行部数2000万部超!浦沢直樹による世紀のベストセラーコミックを邦画史上空前の60億円の製作費で実写映画化したシリーズ3部作の第1章で、8/30公開となる....
☆彡映画鑑賞日記☆彡| 2008/08/31 15:12

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