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2024/11/22 22:00 |
[Review] 地球が静止する日
地球が静止する日ヤハウェ・エロヒムは地上に増えた人々やネフィリムが悪を行っているのを見て、これを洪水で滅ぼすと「神に従う無垢な人」であったノア(当時600歳)に天使アルスヤラルユル(ウリエル)を通じて告げ、ノアに箱舟の建設を命じた。ノアとその家族8人は一所懸命働いた。その間、ノアは伝道して、大洪水が来ることを前もって人々に知らせたが、耳を傾ける者はいなかった。
箱舟はゴフェルの木でつくられ、三階建てで内部に小部屋が多く設けられていた。ノアは箱舟を完成させると、家族とその妻子、すべての動物のつがいを箱舟に乗せた。洪水は40日40夜続き、地上に生きていたものを滅ぼしつくした。水は150日の間、地上で勢いを失わなかった。その後、箱舟はアララト山の上にとまった。

旧約聖書『創世記』



地球に舞い降りた宇宙人は、地球を征服しようとするのではなく、警告が目的で来たという、これまでとはまた違った設定。そして、地球を滅ぼすその最たる生物『人間』が、警告を真摯に受け止めようとしなければ、また人間が地球の滅亡を食い止めるに値しない生物だと断定されれば、即座に人間文明が尽く葬られる。
『ノアの方舟』に登場する、『ノア』と『神』を、飛来した宇宙人がその任を担う、『ノアの方舟』現代版。生物が多様に進化した地球の生態系。それは宇宙の宝。滅ぼすにはあまりにも惜しい。だから、それを滅ぼす最たる生物である『人間』を滅ぼす、というもの。
まぁ、地球を征服に来た宇宙人の作品にしても、どのみち地球人が滅びの道を歩んでしまうのは否めませんが。

これまでにも宇宙人に関する作品は多く公開されていますが、地球人のDNAを取り込んで、完全に地球人を『同じ』になる、というのは初めてではないのでしょうか。地球人に化けたり、地球人と交配するのは割と多かったと思うのですが。
しかし、この作品は飛来した宇宙人によって人間社会が滅ぼされるのに、登場するのは関係者と国防・警察関係者のみ。あまり、というかほとんど一般人の混乱というのが多くなかったように思え、現実的に描こうとしたのにどこか対岸の火事のような感じがしました。また、地球環境破壊についても、どんなにエコロジー関連のテクノロジーが蔓延しても、人間の心が変わらなければ、根本的に地球を維持することはできない。
そういったことを前面に出したかったのでしょうけれど、結構こじんまりとまとまった作品になってしまった感じがしましたので、少々肩透かししていまったのは否めません。

ヒーローものやド派手なアクションと同じように、『宇宙人もの』の作品も、大分出尽くした、という感じなのでしょうか。今回の『宇宙人』の目的設定が他と異なっていることからも、惜しい作品ではないかと思います。

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2008/12/21 16:11 | Comments(1) | TrackBack() | Review - Movie

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posted by 日本インターネット映画大賞 URLat 2008/12/26 23:35 [ コメントを修正する ]

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