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2024/04/25 14:45 |
[Review] ラスベガスをぶっつぶせ
ラスベガスをぶっつぶせハーバード医科大学へ進学するためには、生活費込みで30万ドルが必要。でもそんな大金があるわけがない。かくなる上は奨学金を得ること。でも、そのための条件が、優秀な成績を収めただけでなく、驚嘆させるような人生経験が必要であることに。

驚異的な数学能力を買われ、ラスベガスのカジノにおいてブラックジャックのカウント作戦で荒稼ぎをする天才学生達。その中でも特に抜きん出て、記憶力・計算力・即時対応能力、果てはカジノというこれまでの人生から切り離された異質な空間でも度胸を発揮する主人公。
みるみる内に一味の頭角に躍り出るが、己の能力とチームで一番の稼ぎ頭という自尊心に溺れ、本来の目的『30万ドル稼いだら止める』を見失うことに。そして大金の魅力とギャンブルにのめり込んだ代償は、それまで大切にしていた友人と共に歩んできた道。更にはチームワークを乱した代償を強制的に払わされ、全てを失う。

というのを聞いても、多くの人は多分に「可哀想」とは思うけど、とりわけ驚愕とは思わないでしょう。ブラックジャックのカウント作戦自体は(一般の人にとっては)驚愕でしょうが、(物語上は)これまでにも多くの一味がカジノで実践し(最後にはバレて稼いだ金を返され代わりに傷が増え)てきたようなので。
そう、驚愕な人生経験は、実のところこの後に起こる出来事。失意のどん底に堕ちた主人公が取ったとんでもなく且つ予想外な行動。それまでは、自分の能力に酔いしれた主人公の栄枯盛衰、友情と恋愛といったところがクルーズアップされていました(実話を元とはいえ、カジノとブラックジャックのカウント作戦は、これらの要素を引き出すための道具に過ぎないと思いました)。しかし、ラストの展開はいきなりサスペンスフルに! 一度チームワークを乱し、袂を別れた人達の再結成でしょうから、きっと何かあるだろうとは思っていたのですが……
まぁ、このラストのシーンに突入する前のあるシーンで、ちょっとひっかかったところがあったのですけれどね。「ん?」と思ったところが。ただの撮影ミスかと思ったのですが、とんでもない伏線が待ち受けていたのですね……


しかし荒稼ぎは別として、主人公のような驚異的な計算能力は、僕は欲しいなぁ、と思ってしまいました。何かと便利そうだし。

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2008/06/21 23:46 | Comments(0) | TrackBack() | Review - Movie

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