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2017/08/20 20:44 |
[Review] ユナイテッド93
ユナイテッド93映画の世界って分かっているのに、もう戻れない過去の事件って分かっているのに、それでも神に祈らずにはいられない。「どうか、無事であって欲しい」と。
目を背けたくなるような、手で顔を覆いたくなるような、耳を塞ぎたくなるような惨劇。でも、過去は決して無にならない。物言わぬ無残な姿で、未来に生きる僕達に語りかける。「これが真実なのだ」と。


2001年9月11日。
それは忘れもしない、いや、忘れる事は赦されない日。
快晴で始まり、人々は朝の支度に追われつつも、穏やかに一日が始まる。その僅か数時間後に、世界の全てが悪夢に転じる。

一件のハイジャックらしい事件が発生。ハイジャックされた機は、アメリカン航空11便。後に、ワールド・トレード・センター北棟と運命を共にする機。全ての惨劇の序章。そこから、まるで水の波紋が広がっていくように、アメリカ中が緊迫の渦に飲み込まれる。

そして、運命の時間。
日本時間では、9月11日の夜10時くらい。
テレビに映し出された『それ』は、映画のプロモーションかと思った。
けれど、それは現実だった。戦慄が走った。映画の世界『だけ』のことかと思っていたことが、本当に起こってしまった。

ワールド・トレード・センター南棟、ペンタゴンと、次々にアメリカの経済、軍事の中枢部が狙われ、時を同じくしてフライト中の『ユナイテッド93』も、ハイジャックされてしまう。

けれど、その機に搭乗していた人物は、一致団結し、外部との情報を入手しつつ、ハイジャックされた機を奪還しようと、懸命に、勇敢に戦った。
『壮絶』? いや、そんな生温い言葉で言い表せない。乗客の誰も彼もが、生きるために、そして、己が信じる正義を貫くために必死だったのだから。
その後、その機がどんな運命を辿ろうとも     


乗客にしてもハイジャックにしても、『ユナイテッド93』に搭乗した人物は、皆、神に祈っている。
乗客は、無事生き残れるように。ハイジャックは、自らに課せられた使命を果たすために。
赦される、赦されざるは関係なく、皆、神に祈っている。

だが、この『結末』が、神の望むものだったのだろうか。
ただただ「無事であって欲しい」と神に祈ると同時に、「こんな結末を望む神などクソ喰らえ!」と思う瞬間だった。


この映画では、決して目をそむけてはいけない。
耳を塞いでもいけない。
そして、復讐のために記憶に焼き付けてはいけない。
これは決して、人類史上から消してはいけない『記憶』であり、『記録』なのだ。

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2006/08/12 22:46 | Comments(1) | TrackBack(8) | Review - Movie

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 『2001年9月11日 4機の旅客機が ハイジャックされた。 3機はターゲットに到達。 1機のみ到達せず。』  コチラの「ユナイテッド93」は、8/12公開になった9.11を初めて真正面から描いた映画として話題になった作品ですが、早速観て来ました。5年前に感じた衝撃を思い...
☆彡映画鑑賞日記☆彡| 2007/12/04 21:39
どのサイトでも高評価だった「ユナイテッド93」です。 2001年9月11日。旅
○o。1日いっぽん映画三昧。o ○| 2006/09/04 11:27
2001年9月11日 4機の旅客機がハイジャックされた。 3機はターゲットに到達。 1機のみ到着せず。
ダディャーナザン!ナズェミデルンディス!!| 2006/08/27 23:34
 何の期待もしないように、自分に言い聞かせて、9・11テロを描いた作品「ユナイテッド93」(ポール・グリーングラス監督)を観に行った。墜落したハイジャック機をモチーフにした映画ということは知っていたが、乗客・乗員の運命は既に分かっている。明るく面白い作品....
万歳!映画パラダイス〜京都ほろ酔い日記| 2006/08/25 15:46
これはもう、映画ではない。 ドキュメンタリー・タッチだとは観る前から知っていたけれど、想像していた以上のものだった。 ドキュメンタリーと謳いつつ、実際は作品を盛り上げようと作為的に事実に色を付けたりする作品が多いけれど、本作はただただ事実と、遺族や関係...
honu☆のつぶやき 〜映画に恋して〜| 2006/08/24 07:28
 9・11事件を描いたユナイテッド93を見てきました。テーマが重いだけあって、気合いを入れてみなければ・・・。
よしなしごと| 2006/08/21 01:05
「ユナイテッド93」★★★★ ポール・グリーングラス監督、2006年、アメリカ 忘れられない記憶9.11 ハイジャックされ、 唯一目標点に到達しなかった 飛行機の中で何が起きたのか。 何が絶対的な正義なのか 曖昧な時代だ それでもどんな崇高な目的の為であ...
soramove| 2006/08/18 11:33
タイトル ユナイテッド93 ---感想--- まだまだ生々しい記憶のアメリカ同時多発テロ。その犠牲となった航空機の内、唯一、テロリスト達の目的を果たせなかったとされるユナイテッド93便の乗客たちの活躍を描いた作品。先ごろ、アメリカ同時多発テロを思い起こさせる、イギリス航空機テロ未遂事件があったばかりで、まだテロとの戦いが終わっていないことを実感させられた。 映画化に際しては、軍関係者、管制官など、関係者への膨大なインタビューが行われ、尚且つ、ほぼ全ての遺族の合意を得て、撮影に入ったというほど慎重を極め...
勝手に映画評| 2006/08/16 23:55

コメント

Cyberさん、初めまして。 映画の完成度は高いそうですね。
アメリカ政府の「93便は墜落した」という公式見解を基にしてますが、
実はこの事件は日本の新聞・テレビが伝えない事実が沢山あるようですね。
(最新の米・世論調査では約4割の人が政府の9/11への関与を疑っています。。。)

「2001年9月11日にはテロは起きなかった・・・」とする、
9・11・ドキュメンタリー「Loose Change=ルース・チェインジ」が
全世界で波紋を広げていますが、22歳のディラン・エイブリー監督が
百万円以下で制作した作品を、既に二千万人以上がネットで観て話題です。

この作品の成功で初の劇場用映画となる3弾が来年公開予定など、
いまアメリカ国内では「9・11真相解明運動」が高まっています。
実は先週のCNNニュースでも、この映画の最後のテロップ部分の空軍の
93便・重要記録でも、新たな「ウソ」が明るみになって来ています…。

英語版なら色んな場所から、2弾=完全版を「無料」でダウンロードできます。
グーグル版は410MB=何度も削除され、現在「911 cover up」で登録。
英語字幕のデータは別にあります。字幕表示方法など詳しくは検索で。
著作権問題で「Recut」も登場=827MB。真実に関心があればお薦めです。
http://www.loosechange911.com/download/trailer.wmv
http://www.wa3w.com/911/index.html
http://www.mypress.jp/v2_writers/hirosan/story/?story_id=1461254
posted by ホワイト・ラビットURLat 2006/08/22 15:13 [ コメントを修正する ]
Re:ネットで世界に伝わる9・11の真相
はじめまして。ご来訪&コメント有難うございます。

やはり日本だけではなく、どこの世界も、真実を隠蔽しようとしているんですね。国としての面子を立てようとした行動が、結果的に被害者の傷をさらに抉ってしまうような有様に…

911事件は勿論ですが、私は今、戦後日本の政治や教育面で隠蔽された戦争の真実についての、書籍やサイトを見ていたりします。
やはり私も例外なく、「戦時中の日本は悪」という教育を受けてきた者です。勿論、戦争という名の人殺しに、善が存在するとは思えない。けれど、探れば探るほど、『その選択を執らざるを得なかった』という真実が見えてきます。
そして、その真実を隠蔽し、国力を堕落させようとする勢力の存在も…

ネット社会は、某巨大掲示板のように、誰も彼もが言いたい放題で少々うんざりするような世界ですが、『言いたい放題』であるからこそ、真実として光るものがあるんですね。
99%はガラクタのような情報の海ですが、1%でも、真実を語っている情報があれば。真相を探すのは難しいですが、だからこそ意味があるし、やらなければならない。そう思います。
2006/08/22 19:21

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