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2017/10/23 20:46 |
[Review] ハイジ
ハイジこの映画には、『2人』の主人公が存在します。
1人は、言わずと知れたハイジ。もう1人は、壮大なるアルプスです。


人を信じられず頑なに心を閉ざしたアルムのおんじも、字も読めず将来の展望も見出せず、ただ劣等感を抱くだけのペーターも、お屋敷という狭い牢獄の中で一人寂しく暮らしているクララも、自分の感情に素直で天真爛漫なハイジと、空気がおいしく、壮大で美しいアルプスに、少しずつ変わっていく。
ハイジもアルプスの自然も、それ自体は特に何か特別な事をしているわけではありません。でも、この『2人』の主人公には、人を和ませ、癒すだけのパワーがあります。
アルムのおんじは村に暮らしていたら、きっともっと誰も寄りつけられないようなすれた人間になっていた。ハイジとの出会いによって、自身の愛する者、守りたい者を見つけることが出来た。ハイジがフランクフルトに連れ去られたあとの落胆振りは、今やここでは語らずとも。
文字も読めず計算もできないペーターは、勉強が出来ない劣等感の代わりに、山羊飼いという仕事を通して逞しく成長する事ができた。ハイジとの出会いによって、生きるために本当に必要な事を、少しずつでも理解していくようになった。
父親は仕事で滅多に帰って来ず、祖母もたまに遊びに来るだけ。多くの召使達が畏まっても、どこか距離があり、毎日が平坦で規則だらけに満ち、ほとんど牢獄の中で暮らすクララ。ハイジとの出会いは、そんなクララの生活に起伏が生まれ、毎日が笑いと楽しさで満ち溢れる(ロッテンマイヤーさんは激怒してたけど(笑))。そして、アルプスの自然が、クララに奇蹟を起こす。今まで足が不自由だった彼女が、立ち、歩く事が出来るようになる。


そして、この映画を観ている僕たちにも、この『2人』の主人公のパワーが、心にジワーっと染み込んでいくように伝わっていきます。
毎日がゴミゴミした都会の喧騒の中で暮らしている人にとって、この映画は、束の間とはいえ、一時の安らぎを与えてくれるのではないのでしょうか。また、『
Mission: Impossible III』でも同じようなことを書きましたが、サスペンスやアクションなど、知力体力共に激しさを必要とする映画を鑑賞する中で、このような、心が安らぎ、温まる映画もいいかもしれません。
かつて、宮崎アニメで観た『アルプスの少女ハイジ』の感動を、今また、スクリーン上で味わう事が出来ました。

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2006/07/21 23:38 | Comments(0) | TrackBack(3) | Review - Movie

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日本では一昨年公開のポール・マーカス監督作品。原作ヨハンナ・シュピリの児童小説「アルプスの少女ハイジ」で、子供時代に読んだ郷愁、アニメか実写ドラマでも見た覚え、でも詳細薄れていて、どういうストーリーだったろうか、と。映画化は6作目のようで、こういう少女児童文学ものは、一昨年放映を見た「小公女」原作の「リトル・プリンセス」以来。 霧や雲もかかったアルプス山中、緑の牧草地帯、質素な山小屋に住む偏屈な老人と、その心を解す孫の少女。学校にも行かず祖父、ヤギ飼いの少年、ヤギ達と過ごす日々。桃源郷のような世界から、...
KYOKO〓| 2008/06/25 16:41
「イン・アメリカ」の子ですね!かわいかったあ。 ハイジ (HEIDI) 製作: 2005年、イギリス 配給: ギャガ 監督: ポール・マーカス 脚本: ブライアン・フィンチ 出演: エマ・ボルジャー、マックス・フォン・シドー ハイジ@映画生活
結局映画かよ| 2006/10/30 00:26
あなたが初めて出会う、 アルプスの少女
ダディャーナザン!ナズェミデルンディス!!| 2006/08/27 23:52

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