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2017/09/26 10:59 |
[Review] スパイダーウィックの謎
スパイダーウィックの謎決して開かれてはならない封印が開かれた時、この世ならざる摩訶不思議な生き物たちがこぞって世に蔓延る。普段は目に見えぬ者達を目の当たりにした時、かつてない冒険の扉が開かれる     


という予想を遥かに(悪い方向に)裏切られた作品。
要は捻くれた子供が「決して開けてはならない」本を捻くれたままに開けてしまい、人に頼るだけ頼って解決に導く物語。登場するクリーチャーやCGの技法も、特に目を見張るようなものはなく。M・ナイト・シャマラン監督の作品に、アクションを加味してちょっとした御伽噺風にアレンジしたという感じ。何も考えずに無心に帰って作品を鑑賞できますが、鑑賞後の「あれは一体何だったのか…?」という一種の脱力感に襲われる感じは否めません。
スパイダーウィック著の妖精図鑑の封印を解いた後から、次から次へを息をつくまもなく繰り広げられる摩訶不思議な出来事が起こりますので、中弛みはないと思います。展開そのものも複雑になりすぎず理解しやすいですし。ですが、本来の物語が人智を超えた出来事に子供ながらも立ち向かう、というものではないからでしょうか、僕にとっては終始ハラハラ以上にイライラされっぱなしの作品に見受けられました。

多分この作品は、色々な事がものすごい速さで飛び交って、現状を把握しきれず右往左往しっぱなしの、現代の多感なお年頃の子供が対象なんでしょう。ただでさえあらゆる出来事が目まぐるしく動く現代は、大人ですら受け入れがたいことが多い。それを傍らで見ている子供からすれば、不安で不安で仕方がないのでは。自分のことをどれだけ訴えようとしても、耳を貸そうともしない大人も多いですし。だから、たとえ『開けるな』という注意書きが書かれてあったとしても、ついつい開けてしまうのは、好奇心もそうですが、周囲を自分に向いてほしいがための行為。事実、フレディ・ハイモアが扮する双子のジャレッドは、その性格も相俟って、家族の誰にも相手にされていないようでしたから。
それに、普通の冒険奇譚の物語は、自助努力の成果によって対抗相手に立ち向かう力を得、対抗相手に勝負事だけでなく精神面でも打ち勝つことができる、というものが多くありますが、この作品はむしろ逆。様々な人を巻き込み、何とかその場をやり過ごそうとすることが多いのです。これも、やはり子供の「自分に目を向けてほしい」という意思の表れに見えて、成熟した大人からみればイライラしてしまう要因なのではないかと。
ただ、それこそがまだまだ未成熟の子供の、現実として訴えていることでもあるので、映画の作品だからこそイライラすれど、現実はそうはいかないというメッセージも込められていると思います。「子供の訴えに目を背けず、きちんと目と目を向き合って話をしてほしい」と。


しかしこの作品の、僕の中での評価がいまいちである最たる例は、妖精クリーチャー。だってちっとも可愛くない
というか、登場する妖精のほとんどが、好戦的で貪欲なのばっかりなのです。もうちょっとメルヘンな妖精が登場してもよくないですかい?

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2008/05/14 00:46 | Comments(0) | TrackBack(7) | Review - Movie

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