予てから乗り物酔いをするような気分に襲われることがある、とCM等で予告されていた今作。その通り、鑑賞中も、観終わった後も、妙に胸がムカムカして、少しですが吐きそうな気分に襲われました。新感覚ではありますし、『バンテージ・ポイント』のように、ありきたりな内容ながらもこれまでと全く違う視点で描かれる作品です。が、強くお勧めするかというと、う~ん… という感じです。
物語はニューヨーク市街を襲い、次々と破壊活動を繰り広げる巨大な怪物。普通のアクション映画であれば、やれ宇宙から飛来した宇宙人だの、人間のテクノロジーが生み出した負の産物だのと説明がつき、人々の力を結集させて倒していきます。まぁアメリカ映画によくある物語展開ですが。
一方の今作は、そんな怪物のバックボーンは一切無し。無力なまでに逃げ惑う普通の人々の観点から捉えている作品です。わざと作り上げたと思いますが、映像の画質や動きも、ごく普通に店頭販売されているハンディカム。全くの一般人の視点で映し出されていますから、怪物の襲撃も全くの予告無し。建物が大きく揺れ、テレビを付けたら横たわる大型の船舶やビル。一旦外へ出ると、炎と粉塵の嵐。何が何だか分からない。考える暇も無く、逃げ惑う。どこへ逃げるのか、宛ても無いままに。これまでも同様の作品は数多く公開されていますが、これほどまでに「一般市民の視点」だけで描かれる作品は他にはないでしょう。現実にはまるであり得ない出来事の連続ですが、リアルで生々しくあります。
アクション映画は、単に一キャラクターだけでなくあらゆる視点で全貌を映し出しますから、観る側とすれば客観的な視点で物語を把握することが出来ます。もし、あのような怪物が本当にいきなり現れ、東京の街を炎で埋め尽くしたら、きっと僕も今作のように目に映るかもしれません。恐怖に怯え、慄きながら。
リアルといったら、生存率の低さ(爆)もそうですかね。まぁでも、早々に死んでしまうと物語として成り立たなくなってしまいますので、普通に見れば生存率は高いように思えますけれど(汗)。あとは吹き飛んだ自由の女神の頭部でしょうか。ポスターにもあるように。まるで砲丸投げのようにあの大きな頭部が放り出されるわけですから、小さい人間が見る上ではシャレになりません。
ホラーやスプラッタ要素も満載ですので、ご鑑賞の際はくれぐれもご注意を。
物語はニューヨーク市街を襲い、次々と破壊活動を繰り広げる巨大な怪物。普通のアクション映画であれば、やれ宇宙から飛来した宇宙人だの、人間のテクノロジーが生み出した負の産物だのと説明がつき、人々の力を結集させて倒していきます。まぁアメリカ映画によくある物語展開ですが。
一方の今作は、そんな怪物のバックボーンは一切無し。無力なまでに逃げ惑う普通の人々の観点から捉えている作品です。わざと作り上げたと思いますが、映像の画質や動きも、ごく普通に店頭販売されているハンディカム。全くの一般人の視点で映し出されていますから、怪物の襲撃も全くの予告無し。建物が大きく揺れ、テレビを付けたら横たわる大型の船舶やビル。一旦外へ出ると、炎と粉塵の嵐。何が何だか分からない。考える暇も無く、逃げ惑う。どこへ逃げるのか、宛ても無いままに。これまでも同様の作品は数多く公開されていますが、これほどまでに「一般市民の視点」だけで描かれる作品は他にはないでしょう。現実にはまるであり得ない出来事の連続ですが、リアルで生々しくあります。
アクション映画は、単に一キャラクターだけでなくあらゆる視点で全貌を映し出しますから、観る側とすれば客観的な視点で物語を把握することが出来ます。もし、あのような怪物が本当にいきなり現れ、東京の街を炎で埋め尽くしたら、きっと僕も今作のように目に映るかもしれません。恐怖に怯え、慄きながら。
リアルといったら、生存率の低さ(爆)もそうですかね。まぁでも、早々に死んでしまうと物語として成り立たなくなってしまいますので、普通に見れば生存率は高いように思えますけれど(汗)。あとは吹き飛んだ自由の女神の頭部でしょうか。ポスターにもあるように。まるで砲丸投げのようにあの大きな頭部が放り出されるわけですから、小さい人間が見る上ではシャレになりません。
ホラーやスプラッタ要素も満載ですので、ご鑑賞の際はくれぐれもご注意を。
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