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2024/03/19 16:00 |
[Event] ダ・ヴィンチ・コード展
ダ・ヴィンチ・コード展ダ・ヴィンチ・コード展に行ってまいりました。


小説・映画に登場する名画に隠された暗号や解釈、様々なアイテムや教会、修道院の細かい紹介・展示がされている展覧会です。
そして予想していた通り、映画を観ただけでは何にどのような繋がりがあるのか、よく分からない構成になっておりました。

それもそのはず。映画は小説のコンパクト・サイズ版なのですから、ダ・ヴィンチの作品に隠された表現や比喩、キリスト教の影でシオン修道会が綴ってきた数々の謎より、小説の軸となる『サスペンス』を主に取り上げているのですから。
あくまで、映画にとってみれば、名画や施設は単純なスパイス。
でも、小説を読んで、この展覧会を観て、改めて確信しました。映画『ダ・ヴィンチ・コード』の展開はあまりにも速すぎて、『1本の映画』として収めようと躍起になっていたこと。
もちろん、予算の関係とか俳優のスケジュールとかもあるのでしょうけれど、前編・後編というふうに複数構成の映画の方が、より映画としての深みを得る事が出来るし、逆に、キリスト教徒でない観客に、小説には無いオリジナルの物語を織り込む余地があったと思うのです。個人的にですが。


小説、映画、展覧会。その位置づけといえば、小説がまず骨子。それをビジュアル化したのが映画。小説の脇役部分を深く掘り下げたのが展覧会です。
構成も主に2つに分かれていて、1つ目が、主にダ・ヴィンチが遺した絵画や、シオン修道会の資料から読み取れる謎の解明(もちろん、完全ではなく憶測の領域を超えないのですが……)
2つ目が、実際の『ダ・ヴィンチ・コード』に登場するキャラクターが、フランス・イギリスの数々の史跡や施設を駆け巡りますが、その一つ一つをスポットに当てたものです。
まあ、言うなれば、よくある『ダ・ヴィンチ・コードの秘密』といった本のヴィジュアル化、という感じでしょうか。ただし、1つ目は単に芸術的解釈からの見解で、『ダ・ヴィンチ・コード』での解釈寄りに解説されてはいません(まぁ当然ですが……)。そういう意味で、ニュートラルな視点で、『ダ・シンチ・コード』を鳥瞰図的に楽しむ事が出来る展覧会です。


これは、小説を読んでいれば、映画を観ても観ていなくてもどなたでも楽しめると思います。
しかも、ソフィー所有のスマートカー(実寸代)も展示してあります。
クリプテックスの体験コーナーもありますが、まぁ小説を読んでいらっしゃる方であれば、難しい問題ではありません……

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2006/05/24 18:13 | Comments(0) | TrackBack() | Outdoors

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