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2017/09/26 10:58 |
[埼玉] 狼の守る山の秋
自分の信じるままの判断で行動する。しかしそれは、時として大きな誤りを発生させることになる。あまり深くは感じていなかったけど、一人の時だったらともかく、複数人で行動していたら、きっと大きな不幸に発展しかねない。
まぁ、つまりあれだ。自由気ままな旅でもちゃんと情報収集しなさいってこった。

何のことかというと、紅葉を楽しむために遠出した三峰散策。高校生の時行って、その美しさをまだ覚えていたので、もう一度見てみたいと思って出かけたのです。当時の思い出は、ロープウェイを使って三峰神社まで登ったこと。また今回も、ロープウェイを使って三峰神社まで登り、視界に広がる紅葉を楽しもうと思ったのです。2007年12月に廃止になったのを知らずに、というより調べずに

しかし、しかーし! 三峰の観光案内を担当している皆さん! あなた方にも落ち度があったのですよ!
三峰口駅を出てすぐに見える観光案内の看板。それを見ると、ロープウェイの標識が! それも三峰口駅からほんの数十~数百メートル歩けばたどり着けるような感じで描かれてあって!
それを信じてテクテク歩くこと1時間半。未だにロープウェイのロの字も見えず、路線バスは何台も通り過ぎて行き……。ですがバス停に克明に『ロープウェイ』と記してあったから、それを信じてズンズン進んだのです。歩きで。結局、ロープウェイ入り口のバス停に、紅葉シーズンでしかも休日なのに閑散としている有様を見てはたと気がついたのです。

  「もしかしたらロープウェイはやっていないのかもしれない!

トドメとして目に入ったのは、旧ロープウェイ入り口の今にも朽ち果てそうなポスター。『2006年5月からの運休』。廃止になったのを知らない人が見れば、きっとまた時が来れば再開するよな、と思ってしまうに違いない!
どうですか観光案内担当の皆さん! まだこれだけ「ロープウェイは運営してる」と思い違えてもおかしくないものが沢山あるんですよ! 今回の僕の遠出が大失敗だったのは、情報を適切に入手しなかったのも相ですが、間違いを起こしやすい案内表示のおかげでもあったのですよ!

こうやって僕は、今のどこかの政治家と同じように、責任転嫁を学んでいくのです。

orz


でも、結局のところ、旧ロープウェイの入り口あたりでタクシーを拾い(30分くらい待ちました… 流石シーズン中)、三峰神社まで行きましたが、歩いた途中で三峰渓谷の紅葉を堪能することが出来ました。バスを使っていたら、通り過ぎて、きっと堪能できなかったことでしょう。
まぁ、思わぬ収穫としましょう。それ以上に(時間的・体力的)損害は大きかったけど


三峰神社 随身門 奥秩父の紅葉パノラマ 三峰峡谷



そんなこんなで、三峰神社に到着したものの既に時間が差し迫ってしまい、今までに無くせわしない観光に(泣)。そんな中、奥秩父に広がる大パノラマの紅葉もそうですが、僕の眼を惹いたのは、三峰山博物館で開催していた『ニホンオオカミ展』。
僕の動物占いが狼だからってわけではないのですが、以前より『狼』という存在は、どこか他の動物に比べて惹かれるものがありました。名前の響きもかっこいい、というところもありますけれど。
『狼』は、森の植物や農作物を食い荒らす鹿などを獲物とする肉食動物。それ故に、古来より多かれ少なかれ農業を営む民族から親しまれ、場所によっては神のように崇め奉られてきました。三峰神社も、そんな狼を、所謂『犬神』として崇め奉ってきた神社です。しかし、『狼』の存在は宗教や民族によって大きく異なるのも事実。特に牧畜を営む民族では、家畜を襲う害獣として忌み嫌われているし、グリム童話を始め色々な童話での「悪者の象徴」として描かれています。北欧神話では、フェンリルの名で北欧の神々と対峙する存在となっていますし。

子供の頃は童話を通して「狼=悪者の象徴」といわれ続けてきましたが、時と共にその感情は薄くなり、逆に狼の狩りのところを映像等で目の当たりにすると、やはりかっこいいなぁ、と思ってしまうのです。数多くある犬の種類の中でも、僕が特にすきなのが、シベリアン・ハスキーかアラスカン・マラミュート。理由はやっぱり、外見が狼に似ているから、なのです。

三峰山博物館での『ニホンオオカミ展』は、絶滅したとされるニホンオオカミが、最近になって(もしかしたら近種か雑種かもしれないが)日本各地でわずかではあるにせよ目撃例があること、また、ニホンオオカミに関する、毛皮を始めとした様々な展示物が陳列されています。どれもやはり惹かれて見入ってしまいました。
これまで、人間の仕業であろうとなかろうと、絶滅とされてきた生物は、どれも「ある時点を境に目撃例がなくなった」ことを指します。もしかしたら、ニホンオオカミはまだどこかで生きていて、人間に見つかることなく、山奥でひっそりと暮らしているのかもしれない。いつか、日本の山中を、オオカミの遠吠えがこだまする時が来るのでしょうか。三峰山は、そんな滅びの瞬間をただ冷徹に、それでも暖かい眼差しで、これまで、そしてこれからも見守り続けるのかもしれません。



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2008/11/23 21:36 | Comments(0) | TrackBack(0) | Outdoors

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