列を組んで登校する小学生。自転車に乗ったり、友達同士でおしゃべりをしながら登校する中学生。
そんな子供達の登校と同時に、駅へ向かうスーツ姿のビジネスマン。
ジャージ姿やウィンドブレーカー姿で、ジョギングに励む人。犬の散歩をする人。
閑静な住宅街も、朝はそれなりの賑わいをみせます。
そんな爽やかな空気を一気に引き裂くように鳴り響く、
防犯ブザー。
何かあったのかと振り向くも、こんな人通りが多い時間に何かが発生する可能性は極めて低く、予想通り、防犯ブザーを手にした小学生のイタズラでした。
何も起きていないのに鳴り響く防犯ブザー。それを実行する子供も子供で問題がありますが、それと同じくらい、いや、もしかしたらそれ以上に問題かもしれないのが、先ほどの僕と同じように、『予想通り』と思うこと。防犯ブザーが鳴り響いた時、他にも大人たちがいたのですが、誰一人として振り向かないの! 多分、皆さんも『予想通り』と思っているに違いありません。
そんなことが続けばどうなるか。
もし、本当に『万が一』のことが発生した場合、防犯ブザーを鳴らしても、それを聞いた大人たちは「予想通り、子供のイタズラだろう」とやり過ごしてしまう。
もはや、『防犯』の意味を成さなくなってしまうと思うのです。
こんなところを見ている子供なんていないと思いますが、それでも一言。
どうか、大人たちに『予想通り』と思わせないでください。防犯ブザーは、イタズラに使うものじゃない。貴方達の、身の安全を守るための道具なのですから。
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