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2024/04/18 09:25 |
進化しない世界
世界の貧困を解決するために、世界中で活動している「ほっとけない世界のまずしさ」。
このホワイトバンドを巡って、今ある問題が立ち上がっています。

  『
日本版ホワイトバンドの黒い影

「ホワイトバンドは制作費や流通費などがほとんどで、貧しい国には1円もいかない」「社会的信用に欠け、募金詐欺の可能性あり」などの問題が掲げられています。
深く読み解けばそうなのかもしれません。
でも。
そういう粗捜しのような考え方に、悲しさを覚えました。
人の善意につけ込んだ詐欺行為が多数横行しているという『現代の影』が災いしたことかもしれませんが。

きっと今後、同じような団体が立ち上がっても、たとえ主催者側に一切のメリット無く純粋に『誰かを救いたい』という意思があっても、「寄付金の用途が不明確」「思想に偏りがあり」というような形でバッシングされてしまうのでしょう。

この考え方が深刻になればなるほど、人は行動することをやめ、「誰かを救いたい」という意思すらも無くなるのでしょう。
意思も行動も無い世界で、本当に救いが求められている時に、誰が応えられるのでしょうか。


正直ホワイトバンドが『300円』という価格には驚きました。
1日1ドル以下で暮らさざるを得ない人が何万人といる中で、ホワイトバンド1個が救えるのは精々2人分。
しかも、制作費や活動費、宣伝費などを差し引くと、1人分を救うにも満たないでしょう。
ホワイトバンド1個を購入した程度では、何もできません。
それでも尚活動を続けているのは、「ホワイトバンドを身に着けて終わり」ではなく、
むしろ「ホワイトバンドを身に着けてからが始まり」ではないのでしょうか。

誰しも、一人だけで行動するのは躊躇うし、一人でできる力なんて本の一握りしかありません。
でも、同じ意思を持った人が数人でも集まれば、大きな力になります。
ホワイトバンドとは、『同じ意思を持つ人たち』の目印なんだと考えてます。


大切なのは、「貴方が本当にしたいのは何か」。
その結果として『ホワイトバンドを身に着けない』というのならそれでもいいと思います。
完璧な組織やシステムなどこの世には存在しません。こんなことを突き詰めて考えてしまうと、『献血』も『ライブ8』も『国境なき医師団』も成り立たなくなってしまいます。
「色々と問題があるかもしれない。それでも私は誰かの力になりたい」
その意思が、きっと『何か』を変える力になるのかもしれません。

ホワイトバンドは、あくまで『きっかけ』なんですね。
とまぁ、無い知恵絞って書いてみました。
結局、自分自身にも本当に大切なこと、本当にしたいことなんて突き詰めて分かっているわけではありません。むしろ全然分かっていないのかも。

貴方の本当にしたいことは、間違っているのかもしれない。
でも、正しいのかもしれない。
色々な情報が飛び交う中、普遍的な『正義』と『悪』の定義が薄れてきていますから。

これからすることが、貴方の信念と正義に則って、無闇矢鱈に誰かを苦しめたり傷つけたりすること無く、決して後悔するようなことが無ければ。
僕は応援します。


全てが「世間がそうだから、自分もそうしなければ」なんてことはありません。
「貴方がどう思うか、どう感じるか」それが重要です。

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2005/09/26 19:26 | Comments(0) | TrackBack() | Diary

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