品川港南口方面に始めてきた友達との会話。
「あのさぁ、あそこ、やたらとカラス達が騒いでいるところ、あれ、何?」
ああ、あれ? 殺戮の坩堝。
「……………………え?」
あの施設では、夜な夜な断末魔の叫びが地の底から這い出るように
轟いているんだよ。カラス達は、さしずめ彼らを弔う鳥葬の役目かな。
「………………………………」
毎日のように鎖に繋がれたものたちが一斉にあの施設に入って、
自分の最期を今か今かと戦々恐々と震えながら待っているんだ。
「な、何でそんな施設が? 誰がそんな酷いことを?」
誰が……って、東京都でしょ?
「東京都が、そんなこと許していいの!?」
えー? だってしょうがないじゃん。自分たちのためだし。
それに、都民の事も考えての施設なんだよ。
「イヤだよ! 何で殺戮が都民のためなのさ!」
じゃあ、君はあの施設には反対?
「反対反対! 絶ーっ対反対!」
んじゃ、今日今の時点から君の食事にステーキはなしね。
もちろん牛丼もね。
「……………………え?」
というわけで、正解は東京都中央卸売市場の屠蓄場です。
ここで、出荷された生体の牛さんや豚さんが生肉処理されて、私達の食卓に運ばれるんですねー。勉強になりましたねー。
もちろん近くにはマンションがありますため、防音対策はできてますよ。断末魔なんて聞こえません。あ、でもこれから卸売市場へ入っていく自分の死期を悟った牛さんたちの心の叫びは聞こえますけど。
「あのさぁ、あそこ、やたらとカラス達が騒いでいるところ、あれ、何?」
ああ、あれ? 殺戮の坩堝。
「……………………え?」
あの施設では、夜な夜な断末魔の叫びが地の底から這い出るように
轟いているんだよ。カラス達は、さしずめ彼らを弔う鳥葬の役目かな。
「………………………………」
毎日のように鎖に繋がれたものたちが一斉にあの施設に入って、
自分の最期を今か今かと戦々恐々と震えながら待っているんだ。
「な、何でそんな施設が? 誰がそんな酷いことを?」
誰が……って、東京都でしょ?
「東京都が、そんなこと許していいの!?」
えー? だってしょうがないじゃん。自分たちのためだし。
それに、都民の事も考えての施設なんだよ。
「イヤだよ! 何で殺戮が都民のためなのさ!」
じゃあ、君はあの施設には反対?
「反対反対! 絶ーっ対反対!」
んじゃ、今日今の時点から君の食事にステーキはなしね。
もちろん牛丼もね。
「……………………え?」
というわけで、正解は東京都中央卸売市場の屠蓄場です。
ここで、出荷された生体の牛さんや豚さんが生肉処理されて、私達の食卓に運ばれるんですねー。勉強になりましたねー。
もちろん近くにはマンションがありますため、防音対策はできてますよ。断末魔なんて聞こえません。あ、でもこれから卸売市場へ入っていく自分の死期を悟った牛さんたちの心の叫びは聞こえますけど。
PR
トラックバック
トラックバックURL: