さようなら、20台。
こんにちは。30台(大泣)。
30歳になったところで何かが突然変わる、というわけでもなく、やはり30歳になっても相変わらず、誕生日はセルフ・プロデュース。まぁ自由気ままでいいですけれど、そろそろ寂しさが身に沁みる今日この頃でございます。。。
基本的に急激な変化が苦手で、少しずつ変わっていこうとするも、その速度は相変わらず蝸牛のごとく。それでも、時間というのは容赦なく過ぎていくもので、少しでも30代になるのが自分にとって前へ進む意義となるようにしていこうと思います。たとえそれがセルフ・プロデュースであっても(泣)。
誕生日を迎える少し前ですが、骨髄バンクに登録しました。
それまでは、骨髄バンクの登録って、何となく自分をかっこつけているような意識があったのですが、いざ骨髄バンクの登録カードを持ってみると、如何に自分の出来ることが限られているかってわかりますね。たった一枚のカードですが、そんな重みを感じます。
それと、僕の現場人間の身体であるからこそ、少しでも自分の身体に何かを刻み込んでいきたいと思います。マゾの意味ではなくて。それなりにお金も貯めてきたこともありますし。バックパッカーをやってみたりとか。でも今の仕事は好きなので、暫くは無理ですけれど。
まぁそんなこんなで、今も昔と変わらずボチボチやっています。少しずつ、自分を変えていきながら。
富士山の麓に、関東最大級の芝桜の園があるのは知りませんでした。というより、2009年の時点で、『富士芝桜まつり』の開催が2回目だということ。随分新しいイベントのようです。70万株の芝桜の群生ということですが、本栖湖のリゾート開発の一環として植えられたのでしょうか。
雲もほとんど無いくらい、澄み切った青空のおかげか、ピンク、紫、白の芝桜と、リゾート地を囲む青々とした緑の森。青い空の下、遥か遠方にその巨大な体躯を構える、まだ雪が残る富士山。
ご存知の通り富士山は、日本を象徴する山である以上に、四季の中で様々な顔を見せる側面もあります。桜と紅葉を背景に静かに佇む富士山もあれば、登山者で賑わう夏の富士山と、来るもの全てに自然の驚異として襲い掛かる冬の富士山。穏やかで優しい、雄々しくて立派、揺るがない強固さ、死と隣り合わせの恐ろしさ。その季節、その様相によって様々な姿を見せる富士山だからこそ、はるか昔から、日本人の畏敬の念として恐れられ、敬われたのかもしれません。
そのほんの一部を垣間見たのが、初めて訪れた『富岳風穴』。正に火山活動が成せる業、というくらいの、自然が作り出した驚異的な洞穴が目の前に広がっていました。
この日、外は結構暑くて、半袖Tシャツ1枚でも十分だったのですが、富岳風穴の中に入ろうとする時点で肌寒くなり、中は上着が必要なくらい寒いです! それもそのはず、中は正に天然の冷蔵庫。入ってすぐには一面の氷と氷柱。洞穴の奥は、その天然の冷蔵庫の機能を使って、蚕の繭の保存に利用さていました。
なお、止め処なく地下水がポタポタと落ちてくるので、(ずぶ濡れにはならないけれど)タオルの用意は必要です。あと、やはり天然の洞穴。穴の大きさも広かったり狭かったり、狭いところは屈まないと進めなかったりするので、頭上には注意が必要です。
その後は、西湖~河口湖と回り、夕方には東京への帰路に就きました。
本当は、富士五湖を全てとはいかないまでも多くのところを回って行きたいと思ったのですが、休日のこの日はETC割引もあいまって、数少ない幹線道路は大混雑。利用したバスも、何と1時間40分の遅れだったとか。運転手さんのあまりにもぶっきらぼうな対応にイライラしましたが、そんな遅れを余儀なくされれば誰だってぶっきらぼうになるはずですよね。。。
ちょっと反省。
ですが、帰路ギリギリまで堪能したおかげで、天上山公園から眺める黄昏の河口湖と富士山の絶景を楽しむことが出来ました。今回も、いつものように結構無謀な行動を起こしたのは確かですが、それにも増した収穫を得られたのではないかと思います。
『山梨県』の写真集についてはこちら
この作品でコメディアンではなく、今をときめく(爆)大スターを起用し、しかも従来の作品からは考えも及ばないくらいのショーモナイ役を演じさせるあたり(ほとんどがサスペンスとかヒューマン・ドラマで名を馳せていますよ!)、これまでのコメディ映画とは一線を画していると思わせているのでしょう。最初、ノリノリなのはブラッド・ピットだけじゃん! と思っていたのですが、後からよく考えて見ると、ジョージ・クルーニーもジョン・マルコビッチも、フランシス・マクドーマンドもティルダ・スウィントンも、結構ノリノリでした。
前に、奥田英朗著の『ララピポ』を読みましたが、何となくその英語版って感じ。自分の夢と幸せを掴むためのアメリカン・ドリームを直走るのではなく、自分の幸せ目掛けてトンデモナイかもしくはショーモナイことを繰り広げる、でも終着点がいまいち(というより全くに近い)見えておらず、かえって坂を転げ落ちるかのような展開に陥ったりとか。
まぁ、そんなショーモナイ人達によって繰り広げられる、良く分からない事件を担当することになったCIAの捜査担当の人達が、一番気の毒だったかもしれません。そして彼らにとっては、このショーモナイ人達が引き起こしたロクデモナイ一連の事件(でも人一人殺っちまったけど)は取るに足らず、あっさり解決されてしまうのは言うまでもなく。
ちなみにCIAに関するCDですが、CIAに関わったと入っても内部のかなり込み入った機密性の高いものではなく、やはりこれもショーモナイ内容だったというのはお約束。
総括すれば、『大スター達揃いも揃っての息抜きのための一作』とでも言うべきでしょうか。別に手抜き、というわけではないのでご安心を。
例えば、ブラッド・ピットにしてみれば、モデル出身ならではの都会的でセクシーな容貌なので、自然とスタイリッシュなアクションやサスペンスのイメージが強くなるわけです。『トロイ』で出演した際など、筋肉質でアクションに最適な肉体をしていながら、その都会的な容貌に違和感を感じたほど。でも、そんなイメージを固着されたくないのが俳優さんのジレンマ。なので、時々こういった、普段のイメージとは似ても似つかないキャラクターを演じたいと思うのではないかと。ジョージ・クルーニーやティルダ・スウィントンもそうかもしれません。
もしかしたら『トロピック・サンダー』のトム・クルーズも同じかもしれませんが。シリアスやアクション・コメディに至るまで、違和感なく多彩にこなせる俳優さんって、パッと思いつくとウィル・スミスくらいかなぁ。。。
コメディとはいえ、腹がよじれるほどの笑いがあるわけではありませんが、フフッとシニカルな笑いを取る箇所はいくつかあります。これまでとは違う、名を連ねる俳優さんの面白い演技を堪能するのも、いいかもしれません。
NHK連続テレビ小説『どんど晴れ』でも紹介された一本桜を見に、小岩井まで出掛けました。が、わざわざ一本桜だけを見るために初の新幹線グリーン車席まで予約するような人間ではありませんよ僕は。orz
そう、この時期はゴールデンウィークの真っ只中。最近の東北新幹線は全席指定席が基本。当日、指定席を購入することなど夢のまた夢なのです。普通の指定席券ですら、1週間前には既に完売状態。残るはグリーン車席なのですが指定席より3000円以上高いという、ボッタクリにもほどがあるダロ的な価格差。しかし、盛岡までの約2時間半。ずっと立ちっぱなしというのも疲れます(指定席が埋まっても臨時でチケットが購入できることもあります)。だって、何を隠そう、
■ 前日は23時過ぎまで呑んでいた
■ 寝たのは日をまたいで
■ 新幹線は東京発朝6時。始発で行くため朝4時起床
という、未だかつて無いグロッキーな状態でのお目覚め&強行作戦であるため、この日ばかりは、如何にグリーン車席とはいえ事前の購入で正解だったと思うわけです。そしてそんな余裕を持った予定での旅であるからこそ、小岩井農場の芝生の上でグッスリと寝られるというもの。
「何しに行ったんだオマエは」というご意見は却下です。
一本桜はもはや観光名所の一つと言わんばかり。周辺には特に目立った建物があるわけではない(少し歩いて小岩井乳業の工場)のに、専用の駐車場があったり、まきば園と直通のバスが通ってたり。ところどころで『路上駐車禁止』の看板が立てられているにも関わらず、一本桜の周辺は路駐の列がズラズラズラ。一本桜が咲いている牧草地帯は立ち入り禁止のため、手前の歩道にカメラを構えた観光客が100人はいるんじゃないかと大賑わいでした。
しかし、上丸牛舎は意外と静か。おかげでのんびりとした農場の営みを堪能できるというものです。
そして、小岩井農場に来たからには、やはり何と言っても有り余るくらいの動物性たんぱく質の料理の数々ですよ! ホワイトソースのオムライスを始め、ローストと100%リンゴのジュースに舌鼓を打ち、ソフトクリームやチーズたっぷりのクッキーに、絞りたての牛乳を飲んで。
グルメツアーにはピッタリですよ。おかげで燦々と照り輝く太陽の下でも、グッスリ休むことが出来ました。最近仕事が忙しかったからねぇ。。。
シープ&ドッグショーでは、元気なワンちゃんが羊の群れを追いかけて寄せ集めるというパフォーマンスショー。にもかかわらず、「襲い掛からない」というのが羊の中でインプットされているからなのか、今しも犬が走ってくるというのに、のんびりと草食ってました。
流石ですよ羊。
そして、こういうショーは子供向けなので、MCのお兄さん・お姉さんも、体操のお兄さんのごとく五度も向けのトークでお出迎えしましたが、トークの内容はビミョーに世知辛く、
「今日、ETC割引でいらっしゃった方、手を挙げてくださーい!」
「(お姉さんの)羊の被り物、2310円です! 定額給付金でいかがでしょうか!」
うん、まぁ、今の世の中を反映しているようで良く分かりますヨ。。。
子供向けの公園かと思いきや、意外にも大人も楽しめるアトラクション(羊飼いのゴルフとか、アーチェリーとか)がありますので、大人同士で来るのもいいかもしれません。
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昔から人並み以上に不器用で短期記憶能力に欠けている僕が、これまでにも何とか助かっている要素の一つが、『身体で記憶している』こと。理論を読んでそのまま自分の糧にするのが大の苦手、というか不可能に近い。だから、頭で覚えるより自分の身体に刻み込むように覚える方が、文字通り身に沁みるし、忘れずに後々まで自分の中で昇華することが出来ます。
そう思うと、やっぱり僕は机の上に踏ん反りがえってあれやこれやと指示を出すようなキャリア組みにはなれないな、と。這い蹲るように仕事場を駆け巡って、身体で仕事を身に刻み込む現場人間なんだな、と感じるわけです。
とか言いつつも、これまでにも何度も、器用にものを覚え、上手く仕事を自分なり他者なりに配分する人を、羨ましいと思いもしましたが。だからといって今の自分の気質を否定する気はさらさらなく、現場人間であれば現場人間ならではの自分自身を磨き上げていく必要がありますし。
ちなみに。
何故今更ながらにこんなことを書いたのかというと、自分がこういう人間でこれからもこうありたい、ということを確認するための記録、というのは建て前。
本音は、試験勉強がなかなか出来ないのは自分の気質が~~だからという、ある意味言い訳的な部分です。オチはそこです。