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2017/10/23 20:45 |
[Review] 憑神
憑神神様にお祈りしても、決して願いは叶えてくれない。
願いを叶えるのは、人間だけ。
神様は、その願いが成就するために、ほんのちょっと後押しするだけ。


勿論、その時その時の運もありますが、本来、人間には底知れないほどの力を持っている。絶対に叶えられない願いもあるけれど、人間の力如何で叶えられる願いは、必ず、叶えることができる。窮地に追い込まれた時でも、周りに頼りになるものが何も無くても、それに立ち向かって、あるいはそれをバネにして這い上がっていく人間の強さを、この作品から感じました。
『人間万事塞翁が馬』とでも申しましょうか。傍から見れば敬遠したくなる貧乏神、疫病神、死神でも、その捉え方次第で、いくらでも人生を好転させる機会になる。ただ単に人間に対して不幸を与えるだけの存在じゃない。表裏一体の性質を持つ日本の神様って、本当に面白いと思いました。


今の世の中って、どこに行っても情報や物が揃っていて、逆に手に入りにくいものなんてもはや無いんじゃないかというくらいに溢れかえっています。そんな世の中だからこそ、どこか危険を感じるのです。言うなれば「サバイバル能力が欠損している」ような気がして。
ある日突然、一切の電気が通じなくなったら。電話もメールもできなくなったら、人間は一体どうなるのか。ついこの間まで身近にあった便利な道具がいきなり姿を消して、何もできない状態に陥ってしまったら、人間は一体どうなるのか。多分、ほとんどの人が、右往左往して、何もできずに、「神様助けて!」とお願いしてしまうんじゃないんでしょうか。あれだけ先端科学やITが席巻していたのに、いざ全てが使い物にならなくなってしまうと、瞬く間に『神頼み』と、原始の状態に戻ってしまう。

けれども、結局のところ神様は決して助けてはくれない。自分で願いを叶えようとしているところに、ほんのちょっと後押しするだけ。
天は自ら助くる者を助く」とはよくぞ言ったもので。『ダイ・ハード』でもそうですが、いざ自分が窮地に追い込まれた時に、どうすればいいか。最後の最後に、本当に頼れるのは、己の肉体と頭脳だけ。物と情報で満たされている世の中だからこそ、身につけていって欲しい強さとしなやかさ。多分、貧乏神や疫病神、死神が取り憑いていないと、実感できないかもしれませんね(笑)。


勿論、僕自身も単純に俯瞰的に他を見るだけでなく、自分自身も省みて、その上で強さとしなやかさを身につけなければいけないと思っています。これから先、何が起こるかわかりませんし、人生は常に修練の連続ですから。

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2007/07/15 14:20 | Comments(0) | TrackBack(1) | Review - Movie

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映画「憑神(つきがみ)」についてのレビューをトラックバックで募集しています。 *出演:妻夫木聡、夏木マリ、佐々木蔵之介、鈴木砂羽、森迫永依、笛木優子、佐藤隆太、赤井英和、香川照之、西田敏行、江口洋介、他 *監督:降旗康男 *原作:浅田次郎 感想・評価・批評 等、レ..
映画レビュー トラックバックセンター| 2007/07/16 21:02

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