忍者ブログ
[PR]
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。


2017/05/28 21:17 |
[Review] レディ・イン・ザ・ウォーター

レディ・イン・ザ・ウォーター『指輪物語』や『ナルニア国物語』のような、完全なる異世界の物語ではなく、『ブラザーズ・グリム』のような、現実社会と御伽の国の境目のような感覚を思わせる作品です。
但し、童話の色々な要素を、これでもか! という具合に出していくのではなく、普通の生活の中で、ある日突然、現実社会と御伽の国の境界線がぼかされていくような、歪んでいくような。現実社会で、見ることの出来る、聴くことの出来る、触れることの出来る現象でありながらも、どこか『現実的』ではない『何か』がそこにある。
醒めてみると、「あれは夢だったのか……?」と自問したくなるような、そんな魔力が、この映画には込められています。

ラストはびみょーにそうではありませんでしたが
違う意味で醒めてしまいましたよ。


この映画の監督が『サイン』の監督だったので、当初は観るべきかそうでないべきか、少し迷ったところがありました。『サイン』の、農場に出来上がるミステリーサークルの謎を追いつ追われつの、こちらも現実でありながらどことなく異空間の空気が漂ってくるような、そんな雰囲気を醸し出していましたが、
ラストシーンに一気に萎え果ててしまいまして

そして、この映画もラストシーンの一部分も、イマイチ納得のいかなかったのですが、『サイン』程では無かったのは確か。でも、それまでどことなく異世界の空気が漂うような、中空に浮くような感覚だったのに、突如クッキリと異世界の『異物』が混入した、というのは、今までの世界をある意味思いっきりぶち壊すことになるのでは。
他に方法は? と言われても、パッと思いつくものはありませんが、少なくとも、最後まで現実世界と御伽の国の境目の靄を彷徨い歩いて、物語が終わった頃、スーッと靄が晴れ、現実世界に戻っていくような、そんな感覚でいいのでは、と思うのです。素人目の意見ですが。


しかし。
この物語の舞台であるアパートの住民は、でたらめとも言えるような話をよく信じたものだと、ある意味感心してしまいました。
でも、てんでバラバラな住民達も、統率する何らかのきっかけが必要だったのかもしれません。その水の精は、自身が特に何かをするわけではないけれど、その『出会い』こそが、彼らを変えるきっかけになったんでしょう。

拍手

PR

2006/10/01 00:44 | Comments(0) | TrackBack(8) | Review - Movie

トラックバック

トラックバックURL:
 『急いで。ハッピーエンドまで、もう時間がないわ。』  コチラの「レディ・イン・ザ・ウォーター」は、M・ナイト・シャラマン監督が、この秋眠れぬ夜に贈るミステリアスなファンタジー映画で、9/30公開になったんですが、観てきちゃいましたぁ〜♪  元々M・ナイト・....
☆彡映画鑑賞日記☆彡| 2007/11/25 22:03
 DVDで観た映画をブログにするのは初めてです。今回は劇場に観に行こうと思っていたんですが行けなかったレディ・イン・ザ・ウォーターを観ました。
よしなしごと| 2007/07/08 18:02
この映画、あちらでは物凄いブーイングを浴びたそうで。。。( ^ _ ^; でも観てみないとね。 DVDで鑑賞。 フィラデルフィア郊外のアパート。 住み込みの管理人クリーブランドは、日々雑用や修繕に明け暮れていた。 ある夜、クリーブランドは中庭のプールに女性が潜んでいた
映画、言いたい放題!| 2007/05/02 03:29
レディ・イン・ザ・ウォーター Lady in the Water 2006年   M.ナイト・シャマラン 監督ポール・ジアマッティ  ブライス・ダラス・ハワード  ボブ・バラバン  ジェフリー・ライト  サリター・チョウドリー  シンディー・チュン フレディ....
猫姫じゃ| 2007/03/12 18:17
「急いで。ハッピーエンドまで、もう時間がないわ」 お薦め度:.★★☆.  普段映画をそれほど観ていない人は、なるほど映画のキャラクターってそんな感じだよね!と膝を打ち、映画人間は映画の定石を覆す展開にニヤ
PICO*THEATRE | 2006/10/09 01:51
レディ・イン・ザ・ウォーター 監督:M.ナイト・シャマラン(『シックス・センス』『ヴィレッジ』) 出演:ポール・ジアマッティ(『サイドウェイ』『シンデレラマン』)    ブライス・ダラス・ハワード(『ヴィレッジ』『マンダレイ』)    ボブ・バラバン(...
獅子の手帳| 2006/10/06 20:53
打算ではなく、その場のノリと勢いで、例え結果的に少数にしか支持されなくても、己が熟慮し、力みすぎず、かと言ってもちろん手を抜いているわけでもない。 そのような偶然に賭けることのできた作品。 おれが今最も支持したいのは、そういった種類の映画である。
憔悴報告| 2006/10/03 15:18
監督:M・ナイト・シャマラン 出演:ポール・ジアマッティ    ブライス・ダラス・ハワード  ほか ある日、突然アパートに現れたひとりの"レディ"。 彼女は、一体何物なのか? どこから、何のために、このアパートへやって来たのか? シャマランは私の好きな監督の中の一人であります。 特に「ヴィレッジ」 は、その年のベストムービーだと思った記憶があります。 今回も、インパクトには欠けるものの、じ〜んわりとよかった。 ファンタジーながら背景がとても現実っぽい。そんな日常に...
えいがの感想文| 2006/10/02 12:39

コメント

コメントを投稿する






Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字 (絵文字)



<<スパム対策のご案内 | HOME | [Review] フラガール>>
忍者ブログ[PR]