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2017/10/23 20:44 |
[Review] フラガール

フラガールこの間、ハワイに行ってきちゃったー。デヘヘー。
え? 福島の?
………………

なーんてお軽い応酬してたもんですが、当の常磐ハワイアンセンター(現:
スパリゾートハワイアンズ)の誕生秘話は、決してお軽いものではなく、殆ど誰にも支持されない状態の、非常に難産なものでした。ただ、難産で生まれたからこそ、どこよりも、何よりも素晴らしいところにしていきたい。そんな願いが、この常夏の楽園に秘められたのでしょう。


寒さが厳しく色の無い北国の炭鉱生活から、カラフルで暖かい南国の常夏の国へ。
先祖代々、炭鉱で仕事をすることが宿命だった、他の夢を持つことは許されなかった彼らが、街の再興のために賭けた夢。しかもそれは、端から見れば荒唐無稽な夢。最悪の道。

でも。
最初はほんの出来心でも、次第に常夏の美しさ、華やかさ、凛とした格好よさに惹かれていく。「ここだったら、私の夢が叶うのかもしれない」
それから先、どんな苦難が待ち受けていようとも、諦めてしまえばそこで終わる。

願い続ける。強く、強く。
他の何者が、己をどのように強いようとも。
その願いの強さは、やがて人を変える。
人を変える程の願いは、その強さを大きくし、やがて一つの街を、国を、そして歴史をも飲み込む。40年を経た今でも、多くの人に愛される秘訣が、そこにあるのではないかと思います。


しかし、この舞台にはあまり大きく描かれていなかったものの、閉鎖される炭鉱を目の前に、他の仕事に移らざるを得ない、先祖代々続けてきた仕事を、捨てざるを得ない。苦しくても泥臭い仕事でも、その選択は身を切るような想いだったのでしょう。
今でこそ、会社に合わなければスパッと簡単に辞めてしまうような、正直『職業の多様化』というにははっきり言って程遠い現象が身近に発生しています。が、苦しくても、泥臭くても、彼等は彼等なりの、仕事に対する情熱と誇りがあったのでしょう。

だからと言って、他者の情熱を否定できるわけではありませんが、今まで信じてきな道から大きく変わらなければならない、という選択は、彼等にとって残酷な選択だったのかもしれません。

常磐ハワイアンセンターは、何も無いところからポッと出来上がったものではない。
炭鉱地という豊富な温泉源があったからこそ、成し得た事業である事も、忘れてはならない。
色々な人の血と汗と涙で、作り上げた『常夏の国』なんでしょうね。

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2006/09/30 11:55 | Comments(0) | TrackBack(7) | Review - Movie

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未来をあきらめない
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2006年:日本 監督:李相日 出演:松雪泰子、蒼井優、富司純子、豊川悦司、高橋克実、岸部一徳、山崎静代、池津祥子、徳永えり、三宅弘城、寺島進、志賀勝 昭和40年、本州最大の炭鉱・常磐炭鉱では大幅な人員削減が迫り、かつての基幹産業としての隆盛は見る影もなく....
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子供のツタヤ映画DVD鑑賞| 2006/10/09 22:37
フラダンス ダンスが済んでも 踊ろうよ   もちろん、常磐ハワイアンセンターの成立物語は凄い重要だと思います。これまでの、日本が推し進めてきた産業、資源である黒いダイヤモンドなる石炭に関わる仕事にいらっしゃる人にとって、リストラあり、新たな事業の勃興あり、
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