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2017/10/21 00:54 |
[Review] ブロークバック・マウンテン
ブロークバック・マウンテン最近のジェイク・ギレンホールは、PG指定の映画ばっかり出ている気がするなぁ……

まぁそれは置いといて。


一言でいって、あまりにも辛い映画です。
予てより『同性愛映画』と騒がれているから、ヘテロセクシャルな人が観てて辛いシーンばっかり、なんていうのを考えていたのですが、(当然ですが)それは杞憂に終わりました。
さすが、2005年ヴェネチア国際映画祭の金獅子賞や、2005年ゴールデングローブの作品賞をはじめ、数えられないほどの賞を受賞し、またノミネートされた作品と言うべきか。
何が辛いかって、『どんなに愛し合っても、決して相容れることが出来ない愛』に。

イギリスで『同性市民パートナー法』が施行されたのは、昨年の12月。それ以前にも同性愛者に対する人権の尊重や、同性婚の認定に関する法律や条令はありましたが、一気に世界中の目を向けさせたのは、多分この法律が施行されたからかと。エルトン・ジョンをはじめ、イギリスが輩出した著名人が同性婚したから、かもしれませんが。
しかし、それでもまだまだ世間の目は冷たく、特にキリスト教では同性愛は神の教えに背く行為として、社会から排斥を受けてしまう。
この『ブロークバック・マウンテン』の舞台も、1960年代から80年代初頭にかけて。しかも小さい宗派に分かれているとはいえ、キリスト教が根強く息づいているアメリカ。自分の好きになった相手が同性だと周囲にバレてしまったら、それこそ一生、キリスト教で言う罪業の十字架を背負っていき続けなければならないのでしょう。

たった一度の出来事が、お互いのその後を大きく変えてしまった。
普通に女性と結婚して、普通に子供を持って、普通に家庭を築き上げて、普通に仕事をしているのに、
自分の欲望が『普通じゃない』がために、言いようのない忍耐を強いられる。

何も悪い事はしていないのに。誰かに迷惑をかけようと思わないのに。
好きになった相手が『同性』だった。ただそれだけで。


その後、二人はそれぞれ、奥さんと結婚し、子供をもうけて家庭を築き上げていきますが、奥さんも、子供も、自分の『一番好きな人』ではない。やはりどこかで、お互いを必要としている。逢瀬を交わすことが、やがて全てを失うリスクを背負う、ということを知りつつも。
どんなに愛し合っても、誰も受け入れてくれない現実ほど、当人達にとって辛く苦しいものはないのでしょう。
結構、『愛し合ってはならない運命』の男女が、様々な障害を乗り越えて愛し合う、もしくは決して相容れることなく別れてしまうが、この物語は、そういった「どこか非現実的なもの」はどこにもなく、本当の意味の、愛し合えない『障害』を描いています。
二人が放牧の仕事を終えて下山した後、いつ、という時期は決めていないもののとりあえず会う、という形で別れを告げた。
その後のヒース・レジャーが扮したイニスの行動が忘れられません。
ジャックが視界から外れた後、物陰に隠れて一人号泣するシーンが……

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2006/03/19 02:25 | Comments(0) | TrackBack(4) | Review - Movie

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