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2024/03/29 15:01 |
[Review] ハリー・ポッターと秘密の部屋

ハリー・ポッターと秘密の部屋『ハリーポッター』シリーズの2作目。
かつてホグワーツ魔法魔術学校を創設した偉大な魔法使いのうち、異端となった者が学校を追放される前に作り上げた、『秘密の部屋』を巡るミステリー。
次々と学校内で起こる怪奇現象を前に、噂される『秘密の部屋』の継承者。一体、『秘密の部屋』とは? 継承者とは一体何なのか? そして、『秘密の部屋』を開けることのできる者は、一体誰?


第1作は、あくまでそれぞれのキャラクターの自己紹介的な内容であったに対し、2作目はそのキャラクターの役割が、前作に比べてはっきりと表れていましたので、キャラクター一人一人丁寧に追う事が出来ました。魔法に対しても、前作に比べ慣れや理解度が深まり、それこそ、「正に魔法ファンタジー!」とも言えるように、どのキャラクターもふんだんに魔法を使っています。
勿論、前作はまだまだ学校に入りたての1年生。純血の魔法使いであっても、最初かた魔法を使い慣らすわけにはいかないはず。RPGなんかでも、徐々に魔法や技を使い慣らせてきた時が一番面白く感じますが、2作目は、きっとそういう位置づけなのでしょう。
あくまで、僕個人の感想ですが。

が。
実のところを言うと、この2作目は、あんまり印象深くないんですよ。色々なところに事件が飛び火するように展開しているからか、初見、もしくは2回目の鑑賞では、点と点を線でつなげるには結構ひと苦労なところがあります。
最後の最後で、事件の黒幕が出てきて、今まで拡散していた点が一つにまとまるのかと思いきや、まあ、確かにまとまりはしたものの、説明的に終わっているし、しかもその結末が何だか変な方向にずれては、まるで花火のように四散してしまった感じがして……

点在している事件の数々を追うのがちょっと厄介と感じつつも、「『秘密の部屋』を開ける者を探れ!」という、途中までのある意味真犯人を探し出す探偵的な要素が、魔法を交えて非常に面白く描かれていただけに、クライマックスの展開は個人的には不評でした。
そして、ラスボスを撃破するにしても、やっぱり何だか技っぽい。いっそのこと、今後もそれで通しちゃってもいいんじゃね? と思ってしまうくらい(完全否定するわけではありませんが、折角のファンタジーなんですから、魔法ファンタジーっぽいラスボスとの対峙を期待してしまうわけです)。



この映画の敢闘賞は、やはり何といっても『嘆きのマートル』でしょう!
やはり、トイレの花子さん的な存在は、洋の東西を問わず、どこでもいっしょなんですね(笑)

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2004/11/12 11:33 | Comments(0) | TrackBack() | Review - Movie

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