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2017/10/21 00:54 |
[Review] オールド・ルーキー

オールド・ルーキーもう諦めた夢だと思った。叶えるべき夢でないと思ってた。
怖かったんだ。もう若くないが故に、叶える隙も与えられず一蹴される事が。惨めに失敗し、堕落してしまう自分が。
それでも捨てきれなかった。そして捨てるなと背中を押してくれた人がいた。妻。息子。そして教え子達。

もう一度、賭けてもいいのかもしれない。でも、それで失敗したら? 所帯を持って、これからますますお金が必要な時に、ひと時の夢に縋ったまま地に堕ちてしまったら?


   「夢を諦めてしまったら、息子に何て言えばいいの?

心に響く妻の声。そう。自分の夢は、もう自分だけのものではない。自分の夢が叶う事を応援してくれる人もいる。現実を見るのは大事。家族を養うのも大事。それ以上に大事なものが、今、目の前にある。若い時のような勢いだけじゃない。僕は、夢を果たす責任がある     


ジム・モリス 【Jim Morris】
1964年1月19日 テキサス州生まれ。1982年、高校卒業後ドラフトでヤンキースに指名を受けるが、大学に進学。翌年、再びドラフトでブリュワーズに使命を受け、プロ野球界入り。マイナー・リーグで1989年までプレーしたものの、メジャー・リーグに昇格することなく、肩の故障でプロ野球選手としての道を断念する。
その後は高校の化学の教師になり、野球部の監督になる。そして1999年9月18日。35歳にして高校教師からついに念願のメジャー・リーガーに転身。
1999年・2000年と、デビルレイズの投手として活躍を続けるが、2000年のシーズン中に肘を故障。翌年はロサンゼルス・ドジャースに移籍するが、春季トレーニング中に野球界を去ることになった。

あまりにも短すぎた彼の『夢』。でも、彼自身、そして彼を愛している数多くの人たちにとってみれば、何物にも変えることが出来ない『夢』だったに違いありません。
そして、その『夢』は、観る者に極上のパワーと魂を与えてくれます。「夢を叶える事は、何も若い人の特権ではない」「たとえ何歳になろうとも、叶えたい夢を持ち続けたい」と。

ただ、「夢を叶える事は若い人の特権」という風潮が根強いのは、『夢』と表裏一体になっている『現実』があるから。特に、所帯を持っていらっしゃる方であれば、身にしみて感じる事でしょう。
でも、結局のところ、選ぶのは人。たとえその運命が神から与えられたものであっても、神が選ぶのではない。与えられた『人』こそ、選ぶ権利があるのだから。


   裕福で余裕があるが、自分が望まない未来を選ぶか。
   苦しく辛い日々が続くが、自分が願って止まない未来を選ぶか。


そんな時、自分の『夢』を応援してくれる人が傍らにいることほど、どんなに心強い事か。きっとこの人も、自分が夢を叶える事を願っている。まるで、自分の夢であるかのように。
もし、ここで自分が夢を諦めたら、どう顔向けすればいいのだろう?

どちらの選択も正しい。そして、どちらの選択も、必ずリスクがまとわりつく。一見逃げのような選択でも、決してリスクを回避する事は出来ない。
では、どちらを選択すれば、後で後悔するか。後悔しないために、よく考えて。そしてよく周囲を見て。きっと、自分の望みが叶う事を心から待っている人がいる。


心が揺さぶられ、自然と涙が溢れる、素晴らしい作品です。

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2004/11/09 20:33 | Comments(0) | TrackBack(0) | Review - Movie

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