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2024/04/19 09:39 |
[Review] オーシャンズ12
oceans12.jpgいや~、やっぱり面白いわこの映画。

映画館で上映していたのを観た時は、はっきりいって何がなんだかさっぱり分からなかったのです。誰がどーなっていつ誰がどこにいてどーなって云々。話についていくのがやっと、というレベルではなく、途中から話がとんと分からなくなって。
でも、この映画に限って全然面白くない、ってのはきっと無いと思うし、自分のお頭の無さ加減もあったと思うので、めげずにDVDで再挑戦。一旦観たことが助けられたからか、話の流れがスムーズに理解できるし、ギャグやトリックや騙し合いの駆け引きといった、この映画ならではのエンターテインメントもするすると頭の中に入りました。

この映画、全然俳優の顔や名前負けしてませんよ。本当に面白い!
まぁ、ただ一回観ただけでは理解しづらいところもありましたが。今回は、『泥棒テクニック』が魅せ所ではありませんでしたから。
ハッ! もしかして、「一度観ただけじゃ理解できない」→「もう一度観させる」という導線をひいてたりする? もしかして、それが製作者側の意図? もしそうだとしたら、本当に僕の完敗。いや、別に勝負を仕掛けたわけでも挑んだわけでも請け負ったわけでもないのですが、個人的に(何故か)完敗。色んな意味でヤラれた映画です。


『オーシャンズ11』は、泥棒映画の王道とも言うべき、テクニックやトリックといって技術面を魅せ所としていましたが、先ほども申し上げたとおり、『オーシャンズ12』の魅せ所は、『泥棒テクニック』ではなく、『裏のかきあい』。オーシャンズ12のメンバーたち、それ対抗する泥棒、さらには警察に至るまで、如何に相手の心理や行動を把握し、それを上回る計画や行動を取って相手を出し抜くか。
華麗な犯罪トリックやテクニックに比べれば、地味かもしれないし分かりづらいかもしれないけれど、それぞれの勢力が相手を出し抜き出し抜かれ、最後に真相が解かれる様は、難解で、でも興奮冷めやらぬ推理小説を読んでいるかのよう。

これに、心理戦を加えたら、もっと物語に深みが増すかもしれませんが、より難解になるのは間違いなさそうですね……

ただ、オーシャンズが新たな盗みの仕事を仲介屋から依頼を受ける時の暗号会話が、やっぱり分からなかった…… 会話の中で交わされている単語(=隠語)を、意味のある単語に置き換えて真実の話を見出す、というところは分かったのですが……
いやはや、まだまだ修行が足りません(何の?)。


こういう、要所要所で頭脳戦を散りばめる作りも、いわゆる、製作者側の観客に対する「裏をかく」ことになるんでしょう。少なくとも、僕はこの映画を始めて観た当初は全然分からなくて、二回目にDVDで観た時に、完全に「裏をかかれた!」と思いましたから。

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2006/04/20 23:45 | Comments(0) | TrackBack() | Review - Movie

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