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2017/04/25 15:45 |
[Review] インサイド・マン
インサイド・マン最近興味を持って観る映画といったら、ヒューマンドラマかサスペンス。昔はアクション映画とか戦争物とかが多かったのに。いや、別に今でも観ますし好きですよ、アクション映画。
けれども、仕事柄なのか、『DEATH NOTE』の影響からか(爆)、特に心理戦や頭脳戦といったものにめっきり虜になったワタクシ。この映画を観ていた時も、如何にして先の展開を読み解くか、自分が犯人だったら、如何に完全な犯罪を遂行していくか、自分が被害者だったら、如何に無事に脱出するか、云々考えていました。常日頃無いお頭を無理矢理回転させて。
まぁ、そんな捻くれた観方をしなくても、ありのままの展開を楽しむというのも、心理戦、頭脳戦の映画の醍醐味でもあります。

全編に渡って地味な映画です。アクションシーンはもちろんのこと、派手なシーンも特に無い。人間不信に陥りそうなダークなシーン満載なので、『オーシャンズ11』みたいな感覚で観ようと思ったら、きっとつまらないとお思いになるでしょう。
この映画の最大の見所は、完全犯罪を遂行するための策略と、犯罪者・刑事・弁護士それぞれのやり取り。自分たちがなし得たいことを巧みに守り通しながら、且つ、相手の心理の奥の奥を探りとおす。探られた者が負け。この映画には、純粋に正義と悪にきっかりと分けられるものではありません。更に、相手に心理をつかもうとする言葉巧みな応酬と、明確な先の展開を決して見せないシーンの数々が、「終わりに勝つのは、警察か? 犯罪者か?」ではなく、「この映画の終わりは『何』?」という考えにさせられます。
ただのサスペンス映画で終わらないところが、何とも憎らしいくらいに面白い。

「誰が味方なのか分からない」
犯罪者が完全犯罪を遂行する上で、警察の捜査を撹乱させるための一手法であるのは勿論の事、それぞれの登場人物の立場・地位・秘密が入り混じる中での交渉だからこそ、観る人にはそう思えるのかもしれません。

そして、最後の最後に、完全犯罪を全うするためのトリック。ものの見事にやられました。まさか、最初のシーンがこんなところに仕掛けられていたとは…!


それにしても。
悪に立ち向かう為には、純粋な正義感ではいけないなぁ、とつくづく思いました。
悪に対抗できるためには、何よりも悪を知り尽くしていなければならない。
そして、変に正義を振りかざすよりは、悪を超越するような行動を取らなければ、悪を押さえつけられない。

いやはや、勉強になりますねぇ。

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2006/06/11 19:22 | Comments(0) | TrackBack(3) | Review - Movie

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