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2017/11/20 14:48 |
[Review] インクレディブル・ハルク
インクレディブル・ハルクincredible

-【形】
1.(比較無し)〈物事など〉信じられない、信用できない
2.《口語》 驚くべき、非常な、途方もない



軍用の人間兵器開発の端となるはずだったのに、人体実験の失敗で途方も無い怪物となってしまった『ハルク』。感情が高まり、血圧が上がると、途端に自分を見失う。その体躯は常人の何倍にも膨れ上がり、あらゆる兵器にも耐えられる頑強さと、街一つすらも破壊できる強靭な戦闘能力を誇る。
彼の目に映ったものの先はただ一つ、一切の破壊。ただ一人を除いて     

主人公が科学等の力によって絶大な力を得るも、その見返りとして醜い姿と本能のままに破壊活動を行う、という物語設定というのは、多いようでいて実は少ないんですね。しかし、得てしてそういった物語の核となるのは、『正常』だった時に自分が愛した、または自分を愛してくれた者の存在。心の拠所。その存在如何によって、『変身』後の彼の行動は大きく変わる。
お約束のように見えても、実は非常に不安定で、危うい存在。だって、その愛する存在がいなくなってしまったら、彼はもう自分自身すらを止めることはできない。愛すべき人のいない世界など、もはやあって無きに等しい。きっと彼が死ぬまで、己の存在が消えてなくなるまで、破壊活動を続けることでしょう。

今作におけるもう一つの見所といえば、人の果てしない欲望。特に破壊欲について。
自分が得ていない、でも他人が得ている『力』というのは、しばしば嫉妬の対象となる。その『力』を何が何でも得るために、人は凶悪な行動を取ることもある。その力を得た後、どのような副作用が発生するか、どのような醜い姿になるのかも知らずに……。
それでも人は、誰かに優位に立つために、『力』を得ずにはいられない。もっとも、それが一番人間らしい行動の源泉なのかもしれませんが。


しかしながら、そんな人間誰しもが持つ欲望や、たとえ己を見失っても愛する者の存在だけは見失わない、という設定であっても、どうにも二番煎じのような感じがして、今作ならではの見所というものが、実は見つかりませんでした。
というわけで、あまり大きな期待をすることなく、一エンターテインメント作品として鑑賞するのがよろしいかと思います。最後の戦闘シーンは、確かに迫力満載でしたし。
また、次回作に繋がるようなプロットもいくつかあります。どんな作品になるのか分かりません(原作のアメコミを知りませんので…)が、『ハルク』シリーズならではの展開を期待します。

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2008/08/15 22:19 | Comments(0) | TrackBack(8) | Review - Movie

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