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2017/12/18 10:05 |
真実の行方
4月。
社会人になった僕は、意気揚々と入社式に向かった。
会社は大学と違って、自由も利かないし義務的なこともたくさんあるけど、
その分、重大な仕事を任されることもあるし、責任も大きくなる。
大変だけど、それだけ充実感があるって先輩が言ってた。

学生時代は、ファーストフード店で3年間バイトをしていたから、
お客様とのコミュニケーションは十分慣れている。
早めに『仕事』に対する自分なりの意識を持っててよかった。
ラグビーもやってたので、体力にも自身がある。

これからの社会人生活、本当に楽しみだ     



それなのに。

入社して1ヶ月。引っ切り無しに鳴り響く苦情の電話。
時には甲高い声が鳴り響き、中には泣き崩れる同期の女の子もいる。

あれだけ期待に胸を膨らませていたのに、もうそれはどこにも欠片すらもない。
部署の中は、苦渋と疲れに満ち溢れている。
先輩も上司も、みんな憔悴しきって、土気色の顔をして出勤する。
休みも何も関係ない。
それでも、日々罵声を浴び続けなければならない。
その度に、頭を下げ、「申し訳ありません」の言葉を繰り返さなければならない。

目の前が真っ暗だ。もう何も考えられない。
あの時の僕は、どこへ行ってしまったんだろう。
どうして、どうしてこんなことになってしまったんだろう     




この春、JR西日本に就職した新社会人風に書いてみました。もちろんフィクションです。
でもきっと、こんな風に思っている新人君も、少なからずいるはず。

彼らは、限りなく「何も知らない」状態なのに、「JR西日本の社員だから」という理由で、心無い罵声や陰口を叩かれたりしているのでしょう。
所詮は僕の勝手な想像の領域なので、この程度なのですが。
きっと、この事故の「被害者」というのは、皆さんが思っている以上にいらっしゃるのだと思うのです。


JR福知山線の脱線事故で、JR西日本のあまりにもズサンな対応や責任逃れにも腹が立ちましたが、
同じように、JR西日本を完全な悪役に捲くし立てるマスコミにも腹が立って仕方ありません。
「真実を伝える」「報道する」というのはどういうことなのか、彼らには分かっているのでしょうか?

例えば、脱線した電車に居合わせた運転士2人が、救助活動も行わず会社に出勤しました。
あらゆるメディアで、このニュースが「なぜ救助活動に加わらなかったのか」と非難していますが、
本当にこの判断は「絶対悪」なのでしょうか?

JR福知山線は全線ストップしても、他のJR各線は動いている、いやむしろ動かなければならないし、振替輸送もしなければなりません。
そんな時、この運転士2人が救助活動に参加して、振替輸送のための運転士の数が足りなくなって、
他のJR各線で運行状況に乱れが出て、更に何千~何万人という人の足に影響が出てしまったら?

もちろん、あのような凄惨な事故が発生すれば、救助の為に例え猫の手も借りたいくらいですが、
あなたはそれでも、救助に向かわなかった運転士2人は「絶対悪だ」と言い切れますか?


別に僕はJR西日本を庇うつもりはありません。
僕の中で「人命救助が最優先」であることに、変わりはありません。
けれど、JR西日本を悪役に設えるマスコミにも同乗する気は毛頭からありません。
こういう状況下でも、「やらなければならないこと」というのはあると思うのですから……

皆さんは、どう思いますか?



※これをご覧になっている被害者の方で、もし気を悪くされているのでしたら申し訳ありません。
 でも、この事故の報道のされ方に対し、大きな疑問を持ったため、
 このたび、個人のBLOGの中で書かせていただきました。

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2005/05/06 23:27 | Comments(0) | TrackBack(0) | Diary

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