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2017/01/18 02:20 |
世の中の裏側
昼時の品川駅。

突然の通り雨が道行く人達を襲い掛かり、乾いたアスファルトは瞬く間に濡れていく。
かんかん照りの陽気だったところに襲い掛かる通り雨。傘を持っていない人は、一目散に雨宿りできるところへ走っていく。汗でビッショリのシャツを、更にビッショリにさせて。
降りつける雨は熱を帯びた道路によってみるみる蒸発し、ただでさえ蒸し暑い東京をより蒸し暑くさせる。

そんな中を、一心不乱に、お経を唱える一人の修行僧。
駅前のアーケードにいたので、雨で濡れてはいないが、顔から首筋から、お布施を入れるための椀を持つ手に至るまで、じっとりと汗で濡れている。
走り行く雑踏。突然の通り雨の音。全てが修行僧の経を掻き消していく。
振り向く者は、誰もいない。まるで、そこに修行僧がいないかのように、皆通り去っていく。

それでも、修行僧はその身に課せられた修行を全うするため、静かに経を唱え続ける。




二時間後。埼京線の電車内にて。




渋谷駅から乗ってきた一人の修行僧。
昼下がりの埼京線なので、ガラガラに空いていることをいいことに、

   ドカッ (←ぞんざいに座る音)
   ズシッ (←足を投げ出す音)
   ズンッ (←無礼な若者の如く足を組む音)

悠々自適に両腕を座席いっぱいに広げて座るさまは、まるで大勢のキャバクラ嬢を両腕にはべらせているかのよう

更に高田馬場付近で、おもむろに携帯電話を取り出し、何と堂々と通話

   「もしもしー? 今高田馬場あたりー。もうすぐ着くからー。じゃっ」

極めつけは、池袋に降りる直前に見えた、彼の左手首。
ブランドはわからないけど見るからに超高そうな腕時計がキラリ





「世の中なんてそんなもんだゼッ!」

ということを思い知らされる一例でした。
ちなみに上下の修行僧は同一人物ではありませんので、あしからず。

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2006/07/15 15:47 | Comments(0) | TrackBack(0) | Diary

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