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2024/04/25 22:50 |
「やばい」と「微妙」
やばい (形)
 〔「やば」の形容詞化。もと、盗人・香具師(やし)などの隠語〕

  (1)身に危険が迫るさま。あぶない。
  (2)不都合が予想される。



びみょう 【微妙】 (名・形動)[文]ナリ

  (1)なんともいえない味わいや美しさがあって、おもむき深い・こと(さま)。
  (2)はっきりととらえられないほど細かく、複雑で難しい・こと(さま)。

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こういう、日常会話で何気なく使っている言葉の、本当の意味を調べてみると、
案外奥深いことが書いてあったりするものです。


やばい』に関して、ジェネレーションによって良い意味と悪い意味で捉えられているとか何とか。
中高年の人が、辞書どおりの悪い意味で使っているに対し、若い人は「すごい」「かっこいい」という意味で使っているそうな。
でもよくよく考えると、若い人の使い方も、悪い意味が内包している気がします。

   「やばいくらい格好いいよね!」
   「このおいしさ、やばくない?」

上の二つの例ですが、
自分の価値基準を崩されるくらい」「自分の心を奪われてしまうくらい」かっこいい、またはおいしい、
と、捉えられなくもないと思います。
価値基準を崩されたり、心を奪われることって、ケースバイケースによりますが「悪いこと」に当てはまることもあります。
それが転じて、いい意味の「やばい」に繋がったのではないかと。

まあ、国語学者じゃないので、何とも言えませんが。


微妙』って、(1)の意味もあるんですね。てっきり『絶妙』かと思いましたが。
面白いことに、今の若い人って、『微妙』を「ちょっと悪い」という意味で使っているようです。
まあ、僕も似たようなものですが。

   「この料理の味、微妙なんだけど…」

って。

でも、この『微妙』の使い方は、少し「?」な気がします。あくまで個人的な「気分」ですが。
つまり、この『微妙』ランクが少し高まれば、自分にとって「まあまあ(つまりは「普通」)」になるのか、
それとも、自分にとって「最高」になるのか。
こういう使い方の『微妙』って、そのときのランク付けが気になるところです。

それとも、物事に対して良いか悪いか、「Yes」か「No」かをはっきりさせる傾向にあるのでしょうか?
日本の若い人も、アメリカ文化に影響を受けている、ということなのでしょうか……

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2005/07/13 23:03 | Comments(0) | TrackBack() | Diary

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