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2017/08/17 10:43 |
[Review] 紅の豚

紅の豚今まで公開された宮崎駿アニメ映画の中で、唯一観ていなかった映画です。ジブリ映画に関して話題を共有する知り合いと、その話をしたら、

めちゃくちゃ怒られまして。

無理にでも時間を作って観ろ! と。やはりそれだけ面白い映画であるという証拠なんでしょう。


冒険活劇や少年少女の成長など、子供心をくすぐり、時に子供心に訴えかける宮崎駿アニメ映画の中で、正に全く違う路線を描いている映画です。大人の男のダンディズム、というか。
ただ、ブタ面にハードボイルドというギャップが、めちゃくちゃはまっているというか、はまりすぎてかえって滑稽に見えて笑ってしまいました。むしろ意図的にそういうキャラクター作りをしたんじゃないかと言うくらい。

そして、その滑稽さが更に輪をかけて映えるような、馬鹿な男どもとしっかり者の女たち。『グラン・ブルー』のジャックとエンゾのような、子供心丸出しの男たちの冒険や決闘の影で、「やれやれ…」とその場を見守る女の姿。
世界は、世界恐慌や荒れる戦争の時代を描きながらも、どこか、「あー、何だか平和でいいねー」という縁側で茶をすするような気持ちになります。それもそのはず。最初の方でポルコ・ロッソが空賊を撃退するシーンのBGMは、戦闘シーンとして高揚させるものではなくむしろトーンダウン系。『レジェンド・オブ・ゾロ』のように、間近で決闘を見て高揚するようなものではなく、むしろテレビのバラエティ系格闘番組を茶の間で観るみたいな距離感があります。
どっぷりとは浸からないけれど、でもやっぱり面白いから観てしまうって感じの。ある意味バランスの取れた距離でエンターテインメントを魅せる映画だと思います。


それにしても。
この映画、本当に名台詞のオンパレードですな。キャラクター同様、正に流行語大賞でも狙ったのではないかというくらい。


  「豚に法律も国もねぇよ」

  「さらばアドリア海の自由と放埒の日々よ」

  「飛べねぇ豚はただの豚だ」


『男は背中で語れ』と言いますが、文字通りここまで『言葉』で語れるというのも、ダンディズムの成せる業でしょう。人間ではなくブタの面だからこそ、はまっているのかもしれませんが(笑)

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2006/09/13 23:26 | Comments(0) | TrackBack(3) | Review - Movie

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カッコイイとは、こういうことさ。
Addict allcinema おすすめ映画レビュー| 2009/09/12 13:51
1992年の日本映画。 宮崎駿の短編漫画を映画化した長編アニメーション。 舞台は1920年の末。第一次世界大戦が終わって間もないイタリアでは世界恐慌の嵐が吹き荒れ、ファシストの足音が忍び寄っていた。そんななか、自分を豚の姿に変えて、社会に背を向け、賞金稼ぎとして生きる道を選んだ一匹の豚がいた。 空を自由に飛び回る画を描かせたら、さすが宮崎駿先生天下一品です!とにかく気持ちがいい。このままずっと見ていたいとさえ思わせてくれます。 豚の声を担当した森山周一郎もいいですね。腹に響くよう...
シネマ通知表| 2006/10/24 10:08
(1992/日本) 【監督】宮崎駿 【声の出演】森山周一郎/加藤登紀子/桂三枝/岡村明美 今回は、“男ならこれを観ろ!”カテゴリーから、当ブログでは初のアニメ『紅の豚』です。 宮崎アニメが“男ならこれを観ろ!”?と思
愛すべき映画たち| 2006/10/06 10:15

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