忍者ブログ
[PR]
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。


2024/04/24 03:38 |
[Review] レジェンド・オブ・ゾロ
レジェンド・オブ・ゾロ『マスク・オブ・ゾロ』その後を描いた、ラテン系アメリカンヒーロー映画。二代目ゾロと初代ゾロの娘エレナが結婚し、息子をもうけた後でも、ゾロとしてご町内の平和の為に諸所奔走する物語。

とにかく派手なんです!

『スパイダーマン』のように、視覚効果的に派手ではなく、
場の盛り上げ方そのものが。

時は19世紀の、カリフォルニアがまだアメリカ合衆国になっていない時分の真っ只中なので、そこに住む人は、どこか開拓民のような陽気でポジティブな人ばかり。
だからなのでしょうか。ゾロの戦闘シーンでも、決闘の最中に群集が周りを取り囲んで、「やれやれ!!」と喚き立てるように感じるのは。
もちろん、一部では人が死ぬシーンもあるわけですから、全部が全部というわけではありませんが、それでも、観ているこっちも闘争心を湧きたてるような戦いをするのです。
言うなれば、マタドールと闘牛ですね。


今回の観どころはもちろんゾロもそうですが、何といっても彼の妻と子供でしょう。
妻エレナ(キャサリン・ゼタ・ジョーンズ)は、前作でも華麗な剣捌きをを披露していました。今回はどちらかというと、肉弾を使った格闘技が割りと多いのですが、たとえ一児をもうけた後でも、その剣術に衰えはありません。まあ、もちろんキャサリン・ゼタ・ジョーンズの若さもそうなんでしょうけれど。
そして、意外にも彼の子供も大活躍。父親でもあるヒーローは、攫われた子供を助けに敵の陣に向かい、子供を助けて悪役を倒して一件落着、というのが王道ですが、ここはやはりゾロとエレナの血を引いた子供。侮れません。

『スパイダーマン』『バットマン・ビギンズ』など、多分に漏れずヒーローが抱えるダークネスな部分は少なからず存在します(今作では、ヒーローとしての活躍と、それが故に放り出し気味の家族)が、それすらも陽気な雰囲気で吹っ飛ばすこの映画は、今までのヒーローもののようにどこかジッと観る、ようなことはなく、終始手に汗握って観てました。
ストレス発散の為にスカッとしたい方に、ご覧いただければと思います。
マスク・オブ・ゾロそして『レジェンド・オブ・ゾロ』の前身とも言うべき『マスク・オブ・ゾロ』は、『レジェンド・オブ・ゾロ』ほどの最新鋭の撮影テクノロジーを使用してはいないものの(撮影した時代にも寄りますか…)、アクションの興奮、人間関係や駆け引き、ちょいと振り掛ける笑いを引き寄せるスパイスは、正に極上のエンターテインメント。ただ単純にスペクタクルばかりを魅せようとするようなアクション映画とは違い、観る人全てを舞台に立たせ、興奮の渦に巻き込ませていくような、この『ゾロ』シリーズには、そんな魔力がどこかしこにふんだんに散りばめられています。
何度観ても飽きのこない、いつまでも支持されるエンターテインメントというのは、こういう映画を指すんでしょうねぇ……

『007』も同じく、強さとエレガントさを兼ね備えるヒーローという意味では似ていますが、『007』は、静かに、シャープに、そしてクールにミッションをこなす暗殺家であるに対し、『ゾロ』は見た目も行動も全てが派手派手。時にはあきれることもあるけれど、それも『ゾロ』としてのご愛嬌の特権、というところですか。

とにかく見所満載なのでここで多く語ることはせず。
笑いと興奮の渦に巻き込まれたい! と思われる方は、是非、『ゾロ』シリーズをご覧になるべきです!

拍手

PR

2006/01/28 23:11 | Comments(0) | TrackBack() | Review - Movie

トラックバック

トラックバックURL:

コメント

コメントを投稿する






Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字 (絵文字)



<<[Review] フライトプラン | HOME | [Review] プルーフ・オブ・マイ・ライフ>>
忍者ブログ[PR]