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2024/04/20 11:18 |
盲導犬にまつわるエトセトラ
朝の満員電車の山手線。
いつものように混雑した電車の中なのに、いつもとは違うポッカリと空間が。
ふと下を覗いてみると、


そこに鎮座ましましていたのは、世にも名高い盲導犬様(ラブラドル・レトリバー)でした。


尻尾を踏まれないようにお腹に丸めて、じっと伏せをしている盲導犬様。
ただでさえ息苦しい満員電車の中で、さらに床に伏せているから余計に息苦しそう。
元が犬だから、嗅覚も人の何十倍に敏感なんですよね。色んな匂いが混じった車内で大丈夫?
幸い、周囲の人は理解がよろしく、盲導犬様が怪我しないように周りをあけてくれてるけど、
それでも容赦なく乗り降りするビジネスマンたち。あちこちぶつかって痛そう。

それでも、微動だにせず、吠えもせず、ただ主人を目的地まで運ぶために『目』の役割を果たす盲導犬様は、
苦しそうだけど、どこか誇らしげに感じました。


数年前に比べれば大分盲導犬に対する理解が深まってきたように感じます。
もちろん、去年の10月1日に「
身体障害者補助犬法」の完全施行されたこともあるけれど、
テレビ番組とかでも盲導犬を取り上げる番組が増えてきたから、より身近に感じるようになりました。
コンビニの入り口にも、『盲導犬可』のステッカーが貼ってあるお店が多くなってきましたし。

それでもまだまだ数が少ない盲導犬。
もちろん、日本にはそのトレーナーもまだまだ少ないそうです。
一人(頭?)前の盲導犬一頭を育てるために、数十万から数百万の費用がかかるというし、どんな犬も盲導犬になれるかというと、そうでもない。
また、法律ができたとはいえ日本社会はまだまだ盲導犬に対する認識が弱いんだと思います。
この前も、いくら小さい子なのですが、珍し物見たさで盲導犬のハーネスを無理矢理引っ張るのを見ました。同伴のお母さんが止めましたが、あまりいいことではありません。


彼らは遊びで主人を導いているのではないのですから。
主人の『目』として、『仕事』をしているのですから。


今日もどこかで、まだ見ぬご主人様のために一生懸命訓練している盲導犬がいるのでしょう。
辛いこともあるけど、君を必要としてくれるご主人様は、きっと地球のどこかで君を待っているはず。
ご主人様をしっかりと導くために、頑張れ! 盲導犬!



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2005/10/31 23:28 | Comments(0) | TrackBack() | Diary

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