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2024/04/20 00:01 |
[Review] スターダスト
スターダスト『エラゴン』を彷彿させる、未熟な若者の成長の過程、『ナルニア国物語』にも引けをとらない、勧善懲悪なる登場人物の構成。絵に描いたようなファンタジー映画の王道を採った本作品『スターダスト』ですが、

開始数分で結末が読めてしまう、というのはどうなのよ。

こんなに簡単にも結末が予想できて、尚且つ不幸な要素が殆どと言っていいほど無い、というのも、小学生以下を対象としたファンタジー映画と受け取らざるを得ません。その分安心して観賞できるから、お子様連れにはピッタリですけれど。
個人的に唯一この映画で楽しめたのは、何と言ってもロバート・デ・ニーロの女装シーンでしょうな(これ以上は物語のネタバレに繋がりますのでここまで)。

そういえば、『スターダスト』の予告編で、Harry Knowles氏が、「この物語の感動は、まさしき宮崎映画の実写版を見ているようだ」とあります。でも、『見ているよう』、ではなくて、『見ている』のでは?
だって……
  ■ 空から女の子が降ってくる
  ■ その女の子の胸元には、曰く付の石が
  ■ 女の子の第一発見者は、主人公の青年
  ■ 虎視眈々と石を狙う魔の手の存在
  ■ 空飛ぶ海賊
  ■ 隠された王族の血統

ここまでお膳立てをされると、嫌でも「『天空の城ラピュタ』……??」と思わずにはいられないのです。設定が似すぎてて。だから、『見ているよう』ではなく、『見ている』のではないかと思うのです。


そんなこんなで、『ハリー・ポッター』の同じような視覚効果と、僅かながらですかところどころに散りばめられた笑いのツボを除いて、特筆すべき項目はありません。『ナルニア国物語』と似たような感じの作品ですが、『ナルニア国物語』は、まぁ『ライオンと魔女』こそ最初の作品だったので、その壮大な世界観を出すのが印象的でした。まさに、観客を『ナルニア国』に引き込んでしまいそうな。
『スターダスト』は、ファンタジー映画の王道を描いているけれど、『ナルニア国物語』から『壮大な世界観』を差し引いた、少し物足りない作品であるように感じました。

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2007/10/28 11:36 | Comments(0) | TrackBack() | Review - Movie

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