やはり3部作の最後を締めくくる作品であるからか、
開いた口が塞がらないくらい何でもアリの世界になっておりました。
これまでの1作目・2作目では、色んな思惑が錯綜し、縦横無尽に行動を展開しています。が、手段は違えど目的の方向性はどのキャラクターをとっても割と一方向性を示していましたので、観ているこちら側としても、破天荒な展開であっても一つ一つ理解しながら観ることが出来ました。
が、3作目は全キャラクターの目的も行動展開もバラバラ。まぁ、自分大好き・個人プレイ満載の海賊たちが主人公の映画ですから、ある意味で3部作中最も『海賊らしい』と思います。しかしこれを『一本線』の『物語を紡ぐ』作品に仕立てるためには、よほど物語りを練りに練らなければならないと思いますが、結局のところ、蓋を開けてみれば……。。。
僕の中では、ジャック・スパロウを救出してから、最後の戦いが開始されるまでの間が、スッポリ抜けているのです。登場する主要人物が、色んなところに行ったり来たり。何らかの思惑が駆け巡り、相手を欺いては手段を選ぼうとせず目的を達成しようとする、というところは何となく分かったのですが、展開があまりにも早すぎるのか、それとも複雑すぎるのか、気がつけばクライマックスのシーンに。
「何も考えずに、ただ画面に繰り広げられるアクション・エンターテインメントを楽しめばいいよ!」と考えようとしても、それでは物語の展開中に起こるミッシング・リンクの要素が大きすぎて、ちょっと無理でした。最初の方で、「少なくとも『デッドマンズ・チェスト』を復習してから観た方が良かったかな」と思いましたが、きっと復習したとしてもよく分からなかったでしょう。
ディズニー映画にしては今までに無い複雑極まりない作品に仕上がっておりました。
勿論、お馴染みのエンドロール後のラストシーンのお楽しみもあります。ある意味ハッピー・エンドを演出しているラストシーンですが、本編中の複雑さが後を引いていたからか、微妙な後味に。
ただ、3作目を観て良かった、と思うところは、ジョニー・デップが扮するジャック・スパロウのワンマン映画ではないということ。
1作目より2作目、という感じで、オーランド・ブルームもキーラ・ナイトレイも活躍の場を広げていますが、それでもまだジョニー・デップの引き立て役という感じは拭いきれませんでした。しかし、3作目はジョニー・デップの出番が若干少なめに成っているのに対し、それまで脇を固めていた登場人物が、一気に表舞台に飛び出ることに!
ジェフリー・ラッシュやビル・ナイの渋い役割も勿論ですが、3作目はやはりオーランド・ブルームとキーラ・ナイトレイでしょう。特にキーラ・ナイトレイ! 勇ましくてかっこよかったです。
いずれにせよ、一見だけでは全てを理解できない手法を取るあたり、『オーシャンズ12』と似たような感覚に陥ったのは言わずもがな。やはりこれも、製作者サイドの思惑に陥った証拠なのかな…… orz
開いた口が塞がらないくらい何でもアリの世界になっておりました。
これまでの1作目・2作目では、色んな思惑が錯綜し、縦横無尽に行動を展開しています。が、手段は違えど目的の方向性はどのキャラクターをとっても割と一方向性を示していましたので、観ているこちら側としても、破天荒な展開であっても一つ一つ理解しながら観ることが出来ました。
が、3作目は全キャラクターの目的も行動展開もバラバラ。まぁ、自分大好き・個人プレイ満載の海賊たちが主人公の映画ですから、ある意味で3部作中最も『海賊らしい』と思います。しかしこれを『一本線』の『物語を紡ぐ』作品に仕立てるためには、よほど物語りを練りに練らなければならないと思いますが、結局のところ、蓋を開けてみれば……。。。
僕の中では、ジャック・スパロウを救出してから、最後の戦いが開始されるまでの間が、スッポリ抜けているのです。登場する主要人物が、色んなところに行ったり来たり。何らかの思惑が駆け巡り、相手を欺いては手段を選ぼうとせず目的を達成しようとする、というところは何となく分かったのですが、展開があまりにも早すぎるのか、それとも複雑すぎるのか、気がつけばクライマックスのシーンに。
「何も考えずに、ただ画面に繰り広げられるアクション・エンターテインメントを楽しめばいいよ!」と考えようとしても、それでは物語の展開中に起こるミッシング・リンクの要素が大きすぎて、ちょっと無理でした。最初の方で、「少なくとも『デッドマンズ・チェスト』を復習してから観た方が良かったかな」と思いましたが、きっと復習したとしてもよく分からなかったでしょう。
ディズニー映画にしては今までに無い複雑極まりない作品に仕上がっておりました。
勿論、お馴染みのエンドロール後のラストシーンのお楽しみもあります。ある意味ハッピー・エンドを演出しているラストシーンですが、本編中の複雑さが後を引いていたからか、微妙な後味に。
ただ、3作目を観て良かった、と思うところは、ジョニー・デップが扮するジャック・スパロウのワンマン映画ではないということ。
1作目より2作目、という感じで、オーランド・ブルームもキーラ・ナイトレイも活躍の場を広げていますが、それでもまだジョニー・デップの引き立て役という感じは拭いきれませんでした。しかし、3作目はジョニー・デップの出番が若干少なめに成っているのに対し、それまで脇を固めていた登場人物が、一気に表舞台に飛び出ることに!
ジェフリー・ラッシュやビル・ナイの渋い役割も勿論ですが、3作目はやはりオーランド・ブルームとキーラ・ナイトレイでしょう。特にキーラ・ナイトレイ! 勇ましくてかっこよかったです。
いずれにせよ、一見だけでは全てを理解できない手法を取るあたり、『オーシャンズ12』と似たような感覚に陥ったのは言わずもがな。やはりこれも、製作者サイドの思惑に陥った証拠なのかな…… orz
ところで。
『スパイダーマン』といい『パイレーツ・オブ・カリビアン』といい、何だか続編を作る、という話が持ち上がっておりますが、どちらにしても3作目でここまで好き勝手好き放題に作品を作り上げているのですから、あまり4作目に意気込むようなことをしなくてもいいのでは……
スピンアウトの作品を作るのであれば、まぁまだいいと思うのですが、変に引っ張って「更にすごく! もっと面白く!」としてしまうと、収拾がつかなくなってしまうのです。
特に、『パイレーツ・オブ・カリビアン』は3作目は『ワールド・エンド』なのですから。もしかして4作目を作るとなると、今度は宇宙の果てになってしまう……のかも!?
……いや、考えただけでもお腹いっぱいなので、どちらにしても3部作でいいケリがついたんじゃないかな、と思うんですけどネ。
『スパイダーマン』といい『パイレーツ・オブ・カリビアン』といい、何だか続編を作る、という話が持ち上がっておりますが、どちらにしても3作目でここまで好き勝手好き放題に作品を作り上げているのですから、あまり4作目に意気込むようなことをしなくてもいいのでは……
スピンアウトの作品を作るのであれば、まぁまだいいと思うのですが、変に引っ張って「更にすごく! もっと面白く!」としてしまうと、収拾がつかなくなってしまうのです。
特に、『パイレーツ・オブ・カリビアン』は3作目は『ワールド・エンド』なのですから。もしかして4作目を作るとなると、今度は宇宙の果てになってしまう……のかも!?
……いや、考えただけでもお腹いっぱいなので、どちらにしても3部作でいいケリがついたんじゃないかな、と思うんですけどネ。
PR
トラックバック
トラックバックURL:
コメント
私はパイレ-ツの中でもジャックが好きです!!
カッコ良いし強いし…(-ω-*)
これからも応援するつもりです★
カッコ良いし強いし…(-ω-*)
これからも応援するつもりです★
posted by 奈美子at 2007/08/03 20:02 [ コメントを修正する ]
Re:好き
はじめまして。コメント有難うございます。
でも、最終章にしては、思ったよりジャック・スパロウの活躍はありませんでしたねぇ。。。 僕も例に漏れず彼の活躍に目を見張っているだけに、少し残念です。
既に3作目を最終章としているのに、第4作目に士気が高まっているとか。もし本当に公開されるとしたら、どんな物語になるか、楽しみですね!
>私はパイレ-ツの中でもジャックが好きです!!
>カッコ良いし強いし…(-ω-*)
>これからも応援するつもりです★
でも、最終章にしては、思ったよりジャック・スパロウの活躍はありませんでしたねぇ。。。 僕も例に漏れず彼の活躍に目を見張っているだけに、少し残念です。
既に3作目を最終章としているのに、第4作目に士気が高まっているとか。もし本当に公開されるとしたら、どんな物語になるか、楽しみですね!
>私はパイレ-ツの中でもジャックが好きです!!
>カッコ良いし強いし…(-ω-*)
>これからも応援するつもりです★
こんな稚拙な文章しか垂れ流していないBLOGですが、今後もよしなにお付き合いいただけますよう、宜しくお願いいたします。
> 豪です。こんばんわ。これで二度目のトラックバック貼らせていただきました。有り難うございます。これからもよろしくお願いします。