この作品を観終わって、いきなり後悔しました。それは作品自体の面白さ云々ではなく、自分の英語力の無さと雑学の偏りにです。特に前者でしょうか。
ダニー・オーシャンとその11人の仲間達の冒険奇譚(←違う)シリーズも、既に3作目。この『オーシャンズ13』は、盗みのテクニックやチームワークでは、『オーシャンズ11』の二番煎じ。『オーシャンズ12』の、敵側との裏のかき合いも特に無いため、単に『犯罪のプロセス』を観るためであれば、さほど面白い作品では無いかもしれません。
が、制作者サイドもそれを見越していたのかそうでないのか、『犯罪のプロセス』以上に、スマートな大人達の笑いの要素がギッシリ! 中にはちょいとストレートすぎるところもありますが、小粋な笑いを醸し出すような演出の数々に、犯罪のテクニック以上に魅了された方々もいらっしゃるのでしょう。
但し、やはりこの作品に散りばめられた笑いを隅々まで堪能するには、英語で交わされるジョークや、ファッショナブルな雑学が必要なのかもしれません。ここらへんに至っては全くのド素人なので、「どのくらい?」と問われても困りますが。勿論、演出の中や日本語の字幕の中でも、十分に楽しめる小粋なセンスの笑いが散りばめられていますが、出演する方々の笑いの掛け合いがあまりにも巧みなだけに、「もっと英語力があればなぁ~…」なんて思ったりするのです。
犯罪のプロセスは『オーシャンズ11』の二番煎じ、と申しましたが、あくまでプロセスがそうであって、結果は結果でこれまたエゲツナイ。
アル・パチーノが扮するホテルのオーナー、ウィリー・バンクがラスベガスに建てたホテルとカジノを、ただ単にその場凌ぎ的に潰そうというだけでなく、未来永劫続くような烙印を押させようと図るのですから。崖から這い上がってきても、蹴落として、また這い上がってきても蹴落として、その繰り返しでついには這い上がれなくさせてしまう、という感じ。『オーシャンズ11』にしろ『オーシャンズ12』にしろ、プロフェッショナルである彼等としても、ある程度は同じ目標に向かって協力し合っていたんでしょうけれど、『オーシャンズ13』では、彼等の絆は更に強固なものに。というか、3作品中最もお互いがお互いと連動しあって、一つの計画を成し遂げたんじゃないか、というふうにも思います。
まぁ、欲だけ丸出しの犯罪集団であれば、容易く他の仲間を裏切ってしまいそうな気がしますが、もはやこの作品ともなれば、自分の欲だけでは成立しない。仲間の欲も、皆で共有する。一度義理を交わした間柄であれば。
それを潰そうとする勢力があれば、たとえ潰されたのが一人であっても、全員で叩き潰す。僕としては、最も敵に回したくない集団です(汗)。
そういえば。
この作品が公開される前のプレミア試写会で、日本を設えたシーンがいくつかある、という記事を見ました。なるほど、ウィリー・バンクのホテルのオープン式典に、相撲と日本酒『久保田』ですか。なかなかオツな演出を拝観させていただきましたっ!
ダニー・オーシャンとその11人の仲間達の冒険奇譚(←違う)シリーズも、既に3作目。この『オーシャンズ13』は、盗みのテクニックやチームワークでは、『オーシャンズ11』の二番煎じ。『オーシャンズ12』の、敵側との裏のかき合いも特に無いため、単に『犯罪のプロセス』を観るためであれば、さほど面白い作品では無いかもしれません。
が、制作者サイドもそれを見越していたのかそうでないのか、『犯罪のプロセス』以上に、スマートな大人達の笑いの要素がギッシリ! 中にはちょいとストレートすぎるところもありますが、小粋な笑いを醸し出すような演出の数々に、犯罪のテクニック以上に魅了された方々もいらっしゃるのでしょう。
但し、やはりこの作品に散りばめられた笑いを隅々まで堪能するには、英語で交わされるジョークや、ファッショナブルな雑学が必要なのかもしれません。ここらへんに至っては全くのド素人なので、「どのくらい?」と問われても困りますが。勿論、演出の中や日本語の字幕の中でも、十分に楽しめる小粋なセンスの笑いが散りばめられていますが、出演する方々の笑いの掛け合いがあまりにも巧みなだけに、「もっと英語力があればなぁ~…」なんて思ったりするのです。
犯罪のプロセスは『オーシャンズ11』の二番煎じ、と申しましたが、あくまでプロセスがそうであって、結果は結果でこれまたエゲツナイ。
アル・パチーノが扮するホテルのオーナー、ウィリー・バンクがラスベガスに建てたホテルとカジノを、ただ単にその場凌ぎ的に潰そうというだけでなく、未来永劫続くような烙印を押させようと図るのですから。崖から這い上がってきても、蹴落として、また這い上がってきても蹴落として、その繰り返しでついには這い上がれなくさせてしまう、という感じ。『オーシャンズ11』にしろ『オーシャンズ12』にしろ、プロフェッショナルである彼等としても、ある程度は同じ目標に向かって協力し合っていたんでしょうけれど、『オーシャンズ13』では、彼等の絆は更に強固なものに。というか、3作品中最もお互いがお互いと連動しあって、一つの計画を成し遂げたんじゃないか、というふうにも思います。
まぁ、欲だけ丸出しの犯罪集団であれば、容易く他の仲間を裏切ってしまいそうな気がしますが、もはやこの作品ともなれば、自分の欲だけでは成立しない。仲間の欲も、皆で共有する。一度義理を交わした間柄であれば。
それを潰そうとする勢力があれば、たとえ潰されたのが一人であっても、全員で叩き潰す。僕としては、最も敵に回したくない集団です(汗)。
そういえば。
この作品が公開される前のプレミア試写会で、日本を設えたシーンがいくつかある、という記事を見ました。なるほど、ウィリー・バンクのホテルのオープン式典に、相撲と日本酒『久保田』ですか。なかなかオツな演出を拝観させていただきましたっ!
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