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2025/02/09 10:52 |
[東京] 咲き誇る都心の桜

珍しく冬に数回大雪に見舞われた東京。それに乗じて寒い日が続き、桜の開花も平年並みか少し遅れると予想されていたのですが、蓋を開けてみたら、平年に比べ1週間も早く開花してしまいました。随分と先走っているように感じるのは僕だけでしょうか?
聞いた話によりますと、冬が非常に寒く、春を迎えるにあたりその暖かくなる経過が急激になると、桜の生長も加速するんだとか。


 

六義園の桜 増上寺の桜



3月下旬から4月中旬にかけての主役といえば、紛れも無く桜です。が、今年の桜はちょっと寂しいような気が。急激な開花ということも合って、花見に訪れる人の数が思ったほど多くなかった、というのもありますけれど、桜に限らず春の花の咲き方が、何となくですが疎らなような機がするのです。具体的にどうこう、というのは、専門家ではありませんので分かりませんけれども。何となく、です。
間近で見ると、確かに薄紅の美しい花を咲かせる桜。俯瞰図としてみてみると、やっぱりちょっと寂しい。もっと色とりどりに景色が塗られていってもいいような気もするのですが…

まぁ、さすがに人間が天候を自在に操るのはできませんからね。運を天に任せる、といったところでしょうか。


今年の東京花見は、六義園とソメイヨシノの発祥・染井霊園、そして、桜とのコントラストが映える東京タワーに行ってまいりました。



桜と東京タワー - 昼 桜と東京タワー - 夜


 

『東京都』の写真集についてはこちら

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2008/03/30 21:06 | Comments(0) | TrackBack() | Outdoors
[Event] 宇宙からのメッセージ 月の神秘と“かぐや”の旅

2007年9月14日に打ち上げられた、月周回衛星『SELENE』。JAXAの一般公募によって決定した愛称は『かぐや』。今は、月面から高度100kmを保ち、月周回観測軌道に投入され、現在も、月を観測し続けながら回っています。その期間は、約1年。
様々な観測装置を搭載した『かぐや』も目的、それは、月の起源と進化を調べること。ひいては、地球と、それを取り巻く宇宙の起源や進化を調べること。最先端の技術を結集させて作られた、超高性能な機器によって、月の元素や鉱物、地形、磁場、重力場などを調べています。

アポロ計画以降最大の月探査計画と言われている今回の計画は、既に様々な実績を挙げています。最も有名な有名なものでいえば、ハイビジョンカメラで動画として撮影された。『地球の出(アース・ライズ)』。闇に浮かぶ青い宝石。環境破壊や大量虐殺等が起こっているとは到底思えないくらいの、静かで優しい光を放つ(太陽の照り返しですが)美しい星。


『かぐや』は、任務を遂行する1年の間、様々な月と、それを取り巻く宇宙の環境を撮影し、分析していくのでしょう。そんな任務の支えとなっている一つに、高精細な撮影を行うためのレンズがあります。そのレンズ『フジノン衛生光学系レンズ』を開発したフジフィルムのギャラリー『FUJIFILM SQUARE』で、『かぐや』が撮影した写真や動画に加え、有名写真家によって撮影された『月の神秘』の展示イベントが開催されておりました。


『かぐや』が撮影した『地球の入り』

『かぐや』のハイビジョンカメラが撮影した『地球の入り』 
© JAXA/NHK



ただ単に『月』を撮影したのではなく、『幻の象徴』として撮影された『月』の数々。ある時は宵の砂漠と。ある時は深閑とした森の中から。ある時は聳え立つ山々を淡く照らすかのように。ある時は森の狩人を闇に忍ばせて。
『竹取物語』の中で、かぐや姫を月に帰すまいと帝と兵達が懸命に引きとめるも、月の光に当てられてみるみると力を奪われる。過去幾多の人間が『月』の魅力に心を奪われたのか、それは写真だけでも、十分分かります。地球に最も近く、人類が始まってから、そしてこれからも最も身近にある天体だからでしょうか。月を見上げる、ただそれだけなのに、いつまでもそれに魅了されてしまうのは。

そして『月』は、今の地球に絶対的に無くてはならない存在。
今の地球の自転・公転のリズムも、四季折々の移り変わりも、磁場の形成も、そしてご存知潮の満ち引きに至るまで、そのほとんどが月による影響、ひいては月による恩恵なんだとか。

もし『月』がなくなったら。
これは確か、『愛・地球博』でもやってましたね。地球は今の地球環境ではなくなる。とても人間が、生物が住めない環境になってしまうんだとか。
『月』は、ただ美しいだけじゃない。その存在が、地球に生きる全ての生物の未来を左右する。この展示会は、『月』の美しさは勿論、その恩恵までも実感させられるものでした。

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2008/02/20 20:50 | Comments(0) | TrackBack() | Outdoors
[秋田] みちのく小京都の雪の煌めき

ここが、サンタさんの国?

新幹線の同じ車両に乗車していた子供が、その両親に問いかけた質問。それもそのはず。窓の外に見える景色は、土も、木々も、一面の白。青く澄み渡る空だけが、色を留めているかのよう。
東京から来た、まだ幼稚園に行くか行かないかの小さな子供にとって、一面が雪の世界は初めてかもしれません。何しろ僕も、積雪が1mを超えるような世界は、未だテレビや写真の世界でしか見たことがありませんでしたから。


武家屋敷通りの雪化粧 冬の桧木内川



秋田県仙北市。江戸時代の武家屋敷の面影が今も残る、角館へ行ってまいりました。
前述の通り、この目で実物を見るのは初めてなんです、腰の高さを更に上回る積雪量って。日本の冬独特の季節が作り上げる景色とはいえ、よくぞここまで積もるなと感嘆してしまいました。何と言っても地層ができてますし。
しかし、そんな積雪でさえも、地元の人にとっては例年に比べ少ないんだとか。多いときでも4~5mは積もるという雪。簡単に1Fは雪で埋もれ、すごいと時だと2Fの窓にも達してしまうんですね。
雪といえば、この日は近畿東海、そして関東でも、まとまった雪が降ったそうで。1週間前の2月3日の大雪ほどにはいかないものの、例年になく降る雪の量が多い気がします。東京ではたった5~6cmの雪でも交通機関が麻痺するのに、角館ではもはや当たり前のこと。まぁ、この地方の大雪は今に始まったことではありませんけれど。何よりも交通量が東京と違いますからっ。東京の交通量で、腰の高さまでの積雪があったら、数日間足止めされますよ!
そしてこの季節、降れども降れども止まない雪の季節のはずなのに、雲一つ無い晴天。地元の人手さえ、こういう日は珍しいんだとか。今回僕は、トレッキングに防水スプレーと、およそ雪の中を歩く準備に程遠い格好なのですが、快晴の中での散策であれば、これはこれでありかもしれません。予測していたわけではありませんけれども(汗)。


武家屋敷・青柳家 青柳家・庭園



角館の散策は、何と言ってもまずは武家屋敷から。
過去に旅行に行った薩摩の小京都・知覧と同じく、江戸時代の趣を残す武家屋敷の町並み。道を外れたところは、もう今風の閑静な住宅街になっておりますが、屋敷の中に入れば、まさしく武家のお屋敷ならではの厳格な雰囲気が漂っています。普段は青々とした緑と、存在感を露わにしている庭石が鎮座しているのでしょうけれど、ここも一面雪化粧。しかし雪に染まる、ではなく、雪に埋もれる庭園というのも、割といいかもしれません。凍て付くけれど澄み渡る空気と、音の無い世界が、眠れる世界を形作っています。

知覧と大きく違うところは、屋敷の中も拝観できる、ということ。勿論、全ての屋敷がそうではありませんが。
中の展示は、江戸時代(恐らくそれ以前より伝わる)武家の武器や道具から、明治~大正~昭和にかけての道具や遺品の数々。中には、現代の電化製品の礎ともなった、蓄音機や写真機、そして時計といった機械仕掛けの展示物も。中にはかなり古いレコードまで展示されていまして。
調べたところによると、青柳家は明治時代、角館経済の中心だったとか。元々、角館は蘭学が栄え、西洋の医学『解体新書』でもお馴染みの地。世界中の最先端の技術の取り入れる環境としては、それほど違和感の無い土地柄だったのでしょう。無骨な刀剣や鎧だけでなく、こんなレトロな、古きよき時代を彷彿させる展示物というのも、趣向が変わっていますが、とても面白いです。


さて、この角館観光、目的が割とカチッと固まっているのであれば、サクサクと歩いても1日で回れてしまいます。
これで終わりなのか、と思ってしまいましたがそれは大違い。角館は、昼の楽しみもあれば、夜の楽しみもあるのです。勿論、それは温泉もあるのですが。そんな僕も、この夜の楽しみは、ホテルの掲示板を見るまでは全く分かりませんでした。この日、『白岩城址燈火祭』が行われるということですので、ちょっと足を伸ばして行ってみました。


白岩城址燈火祭 燈火祭での花火打上げ 火振りかまくら



田んぼに広がる150もの雪のかまくらで作った灯篭。山に煌めく炎の灯り。
えーっと、確かに綺麗なんですけど、

すっげぇ排他的な結界を感じるわ。

きっとこのお祭りは、町の人の町の人による町の人の為のイベントなんでしょう。一応PRはしているものの、どうやら仙北市内向けですし(ネットでもあまり全国向けのイベントとして大々的にPRはしていなさそう…… 残念)。それでもイベントと聞きつければ訪れる観光客もいるようで、劈くような寒い中、カメラを持って煌めく燈火の撮影をしていました。
正に内輪尽くしのイベントでしたが、燈火の他にも見れて良かったとおもったのが、『火振りかまくら』。この地方ならではの、小正月を祝う伝統の行事。勢いのついた炎をブンブン振り回す姿はスゴイ! 凍て付く寒さなのに、忘れてしまうくらいの熱気が篭っていました。


冬の季節だけの、それでもあまり目にすることはない行事を見ることができて、大満足の一日でした。昼だけで回りつくせても、以外にも夜に、まるで掘り出し物のように輝きを放つイベントを巡る事ができて、って、実はあと1日遅かったら見れなかったということに!?
公共の施設の掲示板って、結構見ていくもんだな、と思いました。

夜は温泉に浸かり、地元名産、比内地鶏の親子丼を堪能。そういえば本の少し前に、賞味期限の偽装問題として挙げられていたような…… まぁいいや。おいしいので文句ありません。


比内地鶏の親子丼


 

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2008/02/09 22:48 | Comments(1) | TrackBack() | Outdoors
[東京] 白銀の中で春を待つ
身をつんざく程の極寒、ぬかるみ歩きにくい歩道、交通機関の麻痺     

子供の頃はあんなに楽しかった雪。社会人になった今、それはもはや憎しみの的に(ちょっと違う)。
しかし、その一方で、大人ならではの雪の楽しみもあります。それは白銀と静寂に包まれた世界を愛でること。凍てつく空気と大地の中で、あらゆる生物が眠りに就く世界。春、夏、秋には無い、独特の凛とした空気がそこにはあります。


 雪の上野東照宮本殿 五重塔を臨む 白銀ぼたん苑

冬牡丹 - 其の一 冬牡丹 - 其の二



東京・上野東照宮。
冬の最中にも関わらず、冬牡丹、寒牡丹が鮮やかに咲き乱れる時期。
しかし、今日は降り積もる雪の為か、その絢爛豪華な花々はやや潜めている様子。じっと我慢し、耐えて、そして待ち侘びているかのような。

何を     
     春を。


牡丹は元々春の季節の花。冬牡丹、寒牡丹は、冬に咲くように品種改良されたのだとか。しかし、そんな花だとしても、やはり例外なく冬という季節は眠りの季節。目覚めの季節である春を、今か今かと待ち焦がれているように見えます。
植物にとってはある意味迷惑極まりない話ですが、それでも白と黒に染められた世界に、ポツンと彩られる、紅をはじめとする様々な色の饗宴に目を見張ってしまうのは、美しいものを求め続ける人間の性所以でしょうか。

眠りの世界の中でも、寒さに耐え、ただただ凛として咲き誇る花。それは、混沌とした流れに身を任せっきりにしてしまう現代社会の中でも、『自分』を見失わずに地に足をつけて立つ、誇り高く強い人間を彷彿させます。
人間が冬に愛でるために改良された花なのに、逆に教えられる存在。いやはや、生命の力とは、いつも驚かされるばかりです。



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2008/02/03 14:23 | Comments(0) | TrackBack() | Outdoors
[神奈川] 俗まみれ謹賀新年

明けましておめでとうございます。本年も宜しくお願いいたします。



今年の抱負はというと、



心もスキルも懐も豊かに。




無理なく遂行できる事を祈っております。


 

新年の鶴岡八幡宮 - 其の一 新年の鶴岡八幡宮 - 其のニ


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2008/01/02 18:25 | Comments(0) | TrackBack() | Outdoors

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