久しぶりに昔の友人に会って、色々と話をしていると、ふと思うことがあります。
「ああ、こいつ変わったな」って。
でも、『自分自身』に対して、「変わった」と感じることは、あまり無いのではないのでしょうか。
一番身近にいるのに、一番分かっていない人間なのかもしれません。
『自分』というのは。
でも、時々自分を振り返ってみると、「あれ?」と思うことがありです。
「今までの僕は、こんな考え方をしたっけ?」
「こんな行動をするなんて、昔は思わなかったなぁ」
「ああ、自分も変わっているんだ」
かつて、僕は自分も他人も『変わっていく』ことを、受け入れようとしませんでした。
放っておいても、自分が関わらなくても、人は変わっていくのに。
変化を認めたり、受け入れることが出来ず、『過去のまま』を美化し、自分の殻に閉じこもっていました。
表面的に楽しい振りをしていて、一番『変化』に恐れていたのかもしれません。
そんな僕も、やっぱり『変わった』と思うこと。
それは、自分の『変化』が楽しい、と思えるようになってきたこと。
かつて、あんなに恐れていたのに、今は『楽しい』と思っている。
どうなるか分からない未来を、楽しんでいる自分がいるんです。
だからと言って、完全に『変化』に対する『恐れ』を拭い去ったわけではありません。恐れているけれど、同様に楽しんでいる。この感覚は、実は表裏一体なのかもしれません。
人も変わった。同じように自分も変わった。
『変わらないもの』ばかりを大切にしていた自分が、『変わるもの』にも目を向けるようになった。
小さいことだけれど、この自分の『変化』は、もっと、自分の人生を深くさせてくれるのかもしれません。
そんな僕の『変化』は、きっと、僕だけの力で成し遂げたものではありません。
僕を変えてくれた、僕の変化を『楽しい』と思えるようにしてくれた人に、深い感謝の意と、これから先、僕自身も、人の変化に影響を与えられるような、そんな人間になっていこうと思います。勿論、いい意味で(笑)
人の変化を望まなかったのに、人の変化に影響を与えたいと思えることも、また一つの、僕の『変化』なんでしょうね。