新ビジネス“謝罪屋”が登場、複雑化した社会が背景か―安徽省合肥市
新ビジネスが続々と登場する中国。レコードチャイナでもこれまでに病院の番号札を売る“並び屋”、老人相手におしゃべりをする“公園ホステス”などをお伝えしてきたが、今度は人の代わりに謝る“謝罪屋”がお目見えした。
2007年8月、安徽省合肥市である会社がこんな広告を出した。「都市生活には様々な矛盾が付き物。人間関係でトラブルが起きたが謝りづらい、謝りたいがどう切り出せばよいかわからない…そんなあなたに代わって私たちが謝ります」。
謝罪方法は花を贈る、カードを送る、手紙を出す、旅行をセッティングする、相手の指定場所に謝りに行く…など。気になる代金は80元(約1280円)からで、謝罪にかかった時間、労力、トラブルの複雑程度、謝罪回数などによって割り増しとなる。これまでに恋人、親子の仲直りから、企業同士のトラブル解決まで多くの人が利用しているという。
「こんなビジネスを考えつくなんて、さすが中国!」なんてひやかす輩もいるようですが、日本にも『1文字5円で卒論代行』なんてあるくらいですから、決して他人事ではありません。
僕自身としては、何も知らない赤の他人に謝られても嬉しくないし、ましてや他人に謝らせるなんて言語道断。勿論、うまい謝り方、TPOを効かせた謝り方というものもありますから、他人の意見を参考にすることはあっても、最終的に謝るのは自分です。その方が、自分も、そして謝られる側もすっきりするでしょうし。
『お金で買えない価値がある』。正にその通りだと思います。
色んなモノやサービスがお金でまかなえる時代になりつつある。でも、どんなにお金を出しても買えないものだってある。
「あの時、安易にお金で解決なんてしなければよかった」なんて後悔しないように、出来る限りのことを、やっていきたいと思います。
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誠意という言葉は消えかかっているのかしら (涙
)
利己主義とモラルの低下が生んだ産物だと思うと、この先どうしていったらいいか分からなくなるよねぇ。。。
少なくとも自分の子供には、『自立』と『自律』は徹底させようと思います。
>すごい時代に突入したもんだねぇ。。
>誠意という言葉は消えかかっているのかしら (涙)