2009年の米アカデミー賞・外国語作品賞を受賞の『おくりびと』、2009年の大河ドラマ『天地人』の舞台の一つでもある山形。そんなホットな話題が沢山ある(何となくこう書くと2009年限定に見えてしまう……)山形に出掛けてみようと思い立ち、置賜さくら回廊に出掛けました。
しかし、『おくりびと』の舞台は、庄内平野が広がる酒田市。『天地人』の主な舞台は、上杉神社が鎮座する米沢市。置賜さくら回廊は、山形の桜の名所とはいえ、話題の2作品の主な舞台ではないところに、ビミョーな虚しさを感じているところでございますミーハー馬鹿めがこの野郎。
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気を取り直して。。。
宿泊の予定は無かったので、赤湯温泉がある烏帽子山の桜の鑑賞が主な目的だったのですが、予想外に時間があるため、山形鉄道フラワー長井線に乗って、白鷹町は蚕桑まで足を伸ばしてみました。正直、山形新幹線が2時間30分くらいで行けるとは思っていませんでしたから。
秋田新幹線と同じように、山形新幹線も福島から在来線を用いて運行される列車。なので福島から山形へ進む際の景色が、全っ然新幹線が走りそうなところじゃないのですよっ! トタン屋根で作られたようなトンネルを通る、文字通りのローカルな場所を走っているので、ある意味秋田新幹線よりも田舎方面を走っている、という感じがします。まぁ、これまで何度も新幹線に乗ってきた分、新鮮な旅を味わえたのは確かですが。
置賜さくら回廊で訪れたのは下記の通りです。
烏帽子山公園(烏帽子山八幡宮)~最上川堤防~釜の越桜~薬師桜~白兎の枝垂桜~
双松公園の慶海桜と眺陽桜
置賜さくら回廊を連ねる桜の名所は数多く点在するのですが、僕が見た限りでは、公園としての広さとそれを覆うかのような桜の樹が植えられているのは、烏帽子山公園くらいでしょうか。他の場所も、目をひきつけられるような見事な桜が咲いていますが、敷地はそんなに広くなく、植えられている桜も1本~数本程度。
まぁ、山形の桜は植えられた本数ではなく、その桜が植えられた経緯、現在の桜の形など、これまでその身に刻まれた歴史を物語っているところが、人を魅了しているのかもしれません。烏帽子山八幡宮の枝垂桜が有名だからか、そこかしこに枝垂桜が沢山咲いていました。これもまた、置賜さくら回廊の魅力の一つなのかもしれません。
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