基本的に僕は晴れ男だと思っています。勿論、雨の時もありますが、これまでの経験則で言えば、大体3割くらい。しかし、最近の外出・旅行記録を見てみると、ほとんどが曇りか雨。晴れてほしいという時ほど、雨。もしかして恨みでもあるんじゃないか? と思ってしまうくらいに。
だって今日が今回の旅行の目的なのですから!
この日の北海道は、低気圧の通過に伴い昼もしくは夕方から雨。晴れ間が僅かに見えているものの、午前中から雲が多しの天気。折り畳み傘を片手に、「お願いだから降らないでくれ」と緊迫しながらの層雲峡探訪となってしまいました……。
とはいうものの、2日目のメインの行程を終え、旭川市内へ移動しようと思った時に雨が降り出しました。もっとも、それまでどんよりとした雲が広がっていて、思うように青空を臨めなかったのは事実ですけれど、それでも、しっかりと層雲峡の秋の様子を写真に収められたのはラッキーだったと思います。
黒岳を含む大雪山連峰の紅葉は、ほとんどが終わり、山頂は勿論、山麓にも雪が降り積もっていました。一方の層雲峡の紅葉は進行中。本格的に真っ赤に染まってはいないものの、太陽の照り返しを受けると、緑と黄色と赤のコントラストが絶妙な形で映えていました。人によってはまだまだ中途半端でこれからと思われるかもしれませんが、僕にとってはこんな形で紅葉を愛でるのもまた一興だと思います。
そして、前回の黒部ダムに旅した時は、天候と体調と時間的制約を考慮して断念した雄山登頂。今回は時間もあったため、黒岳の登頂に挑戦することにしました。というか、黒岳7合目にリフトに登り、そこを散策する予定だったんですけれど、10分くらいで終わってしまうくらいの広さだったので…… orz
黒岳7合目から頂上までの距離は、約1.7km。時間は約1時間20分。別に登山をなめてかかったわけではありませんが、前半の登山道は大小の岩だらけ、後半は登山道が全く見えず足跡だけが頼りの雪道。果たして本当に登頂できるのかと一抹の不安を抱えながら歩いていったら、登山暦少なくとも20年は超えているだろうのおじいちゃんに抜かれてしまい…… orz
負けじと歩き続け、ようやく登頂しました! 何とか、前回のリベンジは果たせたと思います。
ちなみに山頂は、雪と霧で覆われて、景色なんか見えやしませんでした。なかなかうまくいまないものですのよう……
層雲峡や黒岳の土産店では、どちらかというと木彫り細工が多いですね。1~2個購入し、下山。カウンターのおばちゃん曰く、今年の黒岳は紅葉より先に雪が降り積もってしまったとか。だからうまい具合に黒岳や大雪山連峰の紅葉を見ることが出来なかったんだとか。
北国の秋は、訪れたと思いきや過ぎ去るのも早い。旅行者にとっては、タイミングを見るのは本当に難しいのではないのでしょうか。だからこそ、その一瞬だけの紅葉の美しさを目の当たりにすると、時間を忘れてしまうんでしょうね。
旭川市内に戻り、市内のホテルで一泊。翌日は、更に富良野の方まで足を運ぼうと思います。
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