そんな調子では、今年も、来年も、そして再来年もこんな状態になってしまう! と考え、意を決して桜が咲き誇る京都へ足を運びました。
予てから「京都は絶対に1日で回れない」と言われ続け、生来の負けず嫌いが「そこまで言うならやってやろうじゃねぇか」と無駄に血を滾らせて足を運んだ日帰り京都旅行。それが瞬く間に無謀なものだと思ったのは午後3~4時を過ぎてから。
朝の9時前に京都駅に到着したにも関わらず、結局1日で回れたのは、京都の社寺・名所の5分の1にも満たせず。桜を愛でるための旅行なのに、何故敗北感を味わわなければならないのか、客観的に見れば全くもって理解不能ですが、それくらい観覧する場所が多く、そして広く点在していることしていること。「こんなに京都は広かったか!?」と改めて思い知らされたのは言うまでもなく。
結局、今回の日帰り旅行で訪れたのは、下記の通りです。
清水寺~祇園~円山公園~知恩院~高台寺~霊山観音~平安神宮~南禅寺~哲学の道
いくら桜の季節といえど、平日だからそんなに混んではいないだろうと思っていました。しかし、最大の盲点が2つ。一つはセカンドライフを楽しむ高齢の方々の観光ツアー。そしてもう一つは、平日の京都観光のマイノリティ、外国人観光。右からは英語・フランス語・ドイツ語・イタリア語、左からは中国語・韓国語・ベトナム語・インドネシア語、って感じ。以前広島や日光でも同じでしたが、多国籍にも程があるだろ! というくらいに日本人以外の方々で賑わっていました。
まぁ、今は日本への観光産業推進のために、「VISIT JAPAN CAMPAIGN」に力を入れているのもよく分かりますが。しかし、世界広しと言えど、ここまで多種多様な人種を限られた1箇所(ここでは総じて『京都』)に難なく受け入れられるのは、後にも先にも日本くらいかもしれません。
さて、桜や紅葉といった正に観光のシーズンの真っ只中である京都における、最も効率的且つ最高の乗り物として、僕は、『レンタサイクル』を是非お勧めします。
何と言っても1日借りて900円~1500円と安く、小回りも聞くし自在に行動できるし、歩道でも(手押しですが)利用できるので、徒歩、電車やバス、レンタカー・タクシーに比べたら、格段に自由で多彩な京都観光を楽しむことが出来ます。駐輪場が少ないというのが難点ですが、逆に車でも、人が込み合う観光シーズンはあっという間に車の駐車スペースも埋まってしまいますし。
既に決まった場所に行くのであれば、電車やバスでもいいかもしれません。ですが、電車は東京のように張り巡らされているわけではないので、自由度はかなり下がってしまいますし、バスは昼くらいから長蛇の列が出来るくらいの混雑振り。観光周りに疲れた身体には堪えてしまいます。
自由度や経済性、小回りの利く面からお勧めの乗り物ではありますが、市街地は意外と車どおりも多く、お店が並ぶため駐車している車も多数あります。事故にあわないようにお気をつけて。
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