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2024/12/04 02:46 |
改めて感じる人と人との想いと繋がり
震度7     


宮城県北部、岩手県南部の沖合いで発生した、類を見ないほどの巨大な地震。被災された方は、心よりお悔やみ申し上げます。というか、それ以外に何と声をかけたらいいか分からないくらいの惨状が、テレビ越しで分かりました。
その影響は東京でも大きく、東京23区で震度5強。建物の破損や一部の崩壊、ましてや死者まで出てしまうほどに。幸い、僕自身や家族には怪我も被害も無く、会社でも何ら損害が発生しませんでしたが、経験したことの無い揺れに、出来る限りの冷静な対応をしたとはいえ、恐怖に身を強張らせるばかりでした。

東京及び周辺のJR・私鉄・地下鉄は軒並みストップ。しかもJRは地震発生から終電まで復旧の目処が立たない状態に。辛うじてバスが動いていましたが、バス停から歩道橋を跨って道路の向こう側までの長蛇の列が出来、一体どこが末尾なのかが分からない。
職場から自宅まで約8kmであり、週末というしんどさを抱えながらも、徒歩で帰ることにしました。

結局のところ徒歩での帰宅が大正解。幹線道路は軒並み大渋滞で、バスやタクシーも全くと言っていいほどつかまらない。帰宅するまでに、5~6台のバスを追い抜かしてしまいました。。。

道は、一目散で家路に就く人達でごった返し、コンビにではパンやおにぎりが全滅状態。ただ、特別大きな混乱はありませんでしたし、何より、

  「特に女性の方ー! トイレありますー! どうか使ってくださーい!

  「おにぎり作りましたー。食べていってくださーい

  「休憩所ありまーす。毛布も用意してありますので家が遠い方はどうぞー!

要請されたわけでもなく、NPOやNGOの団体というわけでもない。沿道に事務所を構える、普通の企業だったり、ビルだったり、中には民家だったり。皆自発的に、道行く人達に対して、自分達が出来る手助けをしらっしゃいました。


寒空の下、煌々と照らされる月と足早に急ぐ人達。無機質な車のライトの列。そんな中での、暖かく差し伸べられた手。無縁社会だ、核家族だ、孤立した関係だ何だのと言われていますが、ちゃんとあるじゃないですか、人と人との想いと繋がりが。
なんだかんだ言って、やっぱり人間は逞しい。もの凄いへこたれそうな境遇に何度も何度も遭遇しても、その都度這い上がってくる。きっと一人ではそれは難しいけれど、たとえその人が今初めて見知った人でも、共に助け、助けられ、助け合うことが出来るのなら、きっと乗り越えられる、そんなじんわりと心の温まる想いを感じた帰路でした。



私は再び、日の下にむなしさのあるのを見た。

ひとりぼっちで、仲間もなく、子も兄弟もない人がいる。それでも彼のいっさいの労苦には終わりがなく、彼の目は富を求めて飽き足りることがない。そして、「私はだれのために労苦し、楽しみもなくて自分を犠牲にしているのか。」とも言わない。これもまた、むなしく、つらい仕事だ。

ふたりはひとりよりもまさっている。ふたりが労苦すれば、良い報いがあるからだ。

どちらかが倒れるとき、ひとりがその仲間を起こす。倒れても起こす者のいないひとりぼっちの人はかわいそうだ。

また、ふたりがいっしょに寝ると暖かいが、ひとりでは、どうして暖かくなろう。

もしひとりなら、打ち負かされても、ふたりなら立ち向かえる。三つ撚りの糸は簡単には切れない。



『伝道者の書 第4章』より

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2011/03/12 10:15 | Comments(0) | TrackBack() | Diary
たい焼きの食べ方性格が分かるらしい
部署の人員総出で仕上げる必要のある大型案件のため、残業していた時のこと。
定時過ぎに、小休憩のため、オフィスの近所にある、評判のたい焼きを食べることにしました。
このたい焼き、ラインナップこそ少ないものの、尻尾の付け根の部分に梅干しが仕込まれているのが特徴です。食後の口直しのためだとか。

つまりはこのたい焼き、頭から食べることを前提に作られているそうで。そうとも知らずに尻尾から食べた僕は、初っ端から酸っぱい餡子を味わうという、何とも筆舌し難い経験をすることになるのです。

挙句、同じたい焼きを食べた部署内の方々から、「たい焼きは頭から食べるんじゃない?」とか「尻尾から食べる人って初めて見た」という、よく分からない烙印を押される始末。

予てから、たい焼きを尻尾から食べる私。でも、意識的に尻尾から食べているわけでもなければ、「尻尾から食べなさい」とか「尻尾から食べるとおいしい」ということを言われたわけでもありません。
きっと性格の問題なんだろうな、と思い、冗談交じりに調べてみたら、なんかありました。↓


性格診断 | 天下のたい焼き [天下鯛焼本舗]


尻尾から食べるあなたのタイプは…

用心深く慎重派。神経も細やかさでささいなことに気を使う。美しいものへの憧れの気持ちが強く、プラトニックな恋に憧れるロマンチスト。しかし鈍感な一面もあり、恋されていても気付かない事が多いかも?


だ、そうです。
まぁ、得てして10くらいの分類系占いというのは、カチッとあてはまる文言は避けるので、誰にでも言えそうなことではなかろうかと思います。あくまで参考程度に。

それはさておき、件のたい焼きのお店。口直しに梅干しを仕込む、というところはいいアイディアと思うのですが、頭を先に食べない人のことまで考慮しなかったのでしょうか? それとも、「たい焼きは頭から食べるもの」という固定観念が働いてしまったのでしょうか?
たい焼きを食べながら、そんな考えを巡らせるや否や、たい焼きを買ってきてくれた後輩の言によると、

このたい焼き、頭から食べてくださいって店頭で言われるんすよ


それを早く言えっつーの!!

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2011/02/17 22:41 | Comments(0) | TrackBack() | Diary
その運命や如何に
ねぇちょっと聞いてくれる!?


と、朝から響く母(牡羊座)の声。

一体何かと言うと。
本日、母は友人と一緒に、都内へ買い物に出かける予定でした。互いに都合付かずで日程が合わず、ようやく都合がついたにも関わらず、台風の接近により仕方なく中止。

仕切り直しとなってしまったこと、激しく打ち付ける大雨の影響でアンニュイな気分の母が観た、テレビの『
やじうま占い』。





牡羊座

オシャレな友達とショッピングへ出かけて。いろいろアドバイスしてもらうと満足のいく買い物が可能。






何よこの占い! ここまで段取り組んだのにどうしてこんな結果なのよ!


そんなことを聞かされ、笑いと呆れと虚脱感に見舞われた僕はどうしたら。

その後、新聞の折り込みチラシに、近所のデパートで欲しい物が安売りで売っていたから、父(蟹座・アッシー役)と一緒に出かけました、とさ。

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2010/10/30 13:53 | Comments(0) | TrackBack() | Diary
生々しいにも程が
『風の谷のナウシカ』などで知られるアニメ監督、宮崎駿さんが、今日、搬送先の病院で心不全のため亡くなりました






という、NHKばりの無機質なニュース番組の夢を見て、速攻で跳び起き、Yahoo!ニュースを確認してしまいました。
はい、大丈夫です。監督は御存命でいらっしゃいます。


それにしても、夢オチにしては生々しすぎる。。。
宮崎アニメの一ファンであるだけに、夢とはいえ本気でビビりました。

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2010/10/20 22:11 | Comments(0) | TrackBack() | Diary
今の自分と向き合って思うこと
AERA reborn主体性のないお前には、もうガッカリ
と、尊敬している人から言われたのが1か月前。
他者に対する評価や見方が、贔屓無く且つシビアな彼からの辛辣な一言だからこそ、単なる感情による一言ではなく、何らかの原因があったこその一言。

基本的に僕は、一晩グッスリ寝ればスッキリ忘れられるタイプではなく、悶々と考え込んでしまう人間。よく図太いって言われるけど、1か月も引きずる人間のどこら辺が図太いんだろう、と思ってしまう。
でも、一つだけ確実な事実があるとすれば、それは「何くそ、見返してやりたい」が、本質的に、根本的に欠けていること。むしろ「無い」と言っても過言ではないくらい。基本的に負けず嫌いなので、『見返してギャフンと言わせる』ことに、快感を超えて恍惚まで感じる僕なのに。
多分、『見返す』ということで解決するとか、少なくとも自分の中で決着がつくとか、そういう領域すらも遠く離れてしまっているのだ。
その、『主体性のない自分』というもののために。


僕の中で占められている思考は、「大丈夫、何とかなる」ではなく、「大丈夫、誰かが何とかしてくれる」なのだ。
世の中、自分独りで全て出来るわけがない。それぞれに役割があり、それぞれに能力があり、それが一つとなって、大きな力となって、組織となって、社会となって成立する。生きている。
恐らく僕は、世界で一番、このことの本質を理解していない人間だと思う。表層的なところだけ理解している、超がつくくらいの頭でっかち。

自分のことなのに、自分で理解してない。理解しようとしない。今がこういう状況だから、こうしたい、という意志がない。
他人に決めてもらったことの尻馬に乗っかっているだけ。その方が楽だから。だからといって、他の人を見ようとしていないわけじゃない。むしろ、鬱陶しいと思われるくらい、どちらかというと過保護に人を見ている。「自分のことより、他の人をことを!」っていうと、いかにも献身的で利他主義に思われるが、結局のところ、嫌われるのが怖いだけ。自分の居場所がなくなるのが怖いだけ。必要でないと言われるのが怖いだけなのだ。

このBlogで、色んなことを挙げ連ねてきたけれど、結局は変わっていない。ただ逃げて逃げて、自分に降りかかる色んな難関から背をそむけて、そのくせ他者に対して人一倍臆病で、他者が敷いてくれたレールに乗っかって実績出して、「これは●●さんが最初に発案したものですから、功績は●●さんに」なんて偽善にもほどがある言葉を押し並べて。

一体、何をやっているんだろう。僕は。


そんな時、このムック本に出会った。
この本は、表紙を飾る押切もえさんが、今をときめく様々な著名人に、30歳もしくは30代のことをインタビューしたもの。もしくは、今が脂ののっている30歳(もしくは30代前半)の、今について語っているのも。
それぞれが、それぞれの中でもがき苦しみながら、今を強く生き抜こうとしていることがある。そんな人たちには、『自分探し』だの、『自分らしさ』だのはほとんど無用。ものすごいマイナスファクターの中で生きてきた30代であったとしても、それも『自分』なのだから。

色んなもの、色んな事にチャレンジを!

っていうけど、ここでもまた一つ思うこと。多分僕は、世界で最も『チャレンジの仕方を知らない』人間なのかもしれない。いや、絶対そうだと思う。失敗することよりも、その見返りが「見放された」り「居場所が無くなった」りが怖いから、なのだ。
世の中、そんな甘いことだらけで済まされるわけがない、ってことを知りながら。

誰かを不幸にしても、誰かに苦痛を与えても、誰かに苦労をかけても、成し遂げたいこと、本当にあるのだろうか?
もしそれを見つけることが出来ても、逃げずに向き合って、前を向いて走ることができるだろうか?

でも、そんな甘い戯言でも、『無理だ』と言った瞬間に不可能になってしまう気がする。戯言でも青臭いことでも、やればそれは現実となり、可能となり、事例となるのだから。
暗中模索の日々は、今尚まだ続いている。取り敢えず、「30にもなってまだ自分のことが決められないの?」と言われても無視するようにする。「そうですが、それが何か?」と言い返せるくらいの度胸と度量が必要だなぁ、と。

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2010/10/17 23:07 | Comments(0) | TrackBack() | Diary

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