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2026/03/31 15:18 |
[Review] アビエイター
アビエイター2005年のアカデミー賞で、助演女優賞・撮影賞・美術賞・衣装デザイン賞・編集賞を受賞した作品。主演のレオナルド・ディカプリオが主演男優賞を受賞できるかどうか非常に注目されていましたが、惜しくも『Ray』のジェイミー・フォックスが受賞する事に。

確かに、レオナルド・ディカプリオの演技は光っていました。富豪ハワード・ヒューズの半生に散りばめられている、彼自身のあまりにも高い自尊心の高さとか、傲慢さとか、潔癖症とか。
さらにスクエアな完璧主義者であるので、一度評判が地に堕ちた時の『無惨さ』の表現には、確かに目を見張るものがあります。
話の内容としては若干小難しかったけれど、富豪の半生を描くが如く、ゴージャスな美術・映像でした。


けれど。
いまいち「素晴らしい!」と思える瞬間が存在しないのは何故でしょう?
日本人好みではない……というのは無いと思います。こういうジャンルの映画が好きな人だって沢山いらっしゃるはずです。多分、僕個人として、どうしても相容れないものがあるんだと思います。
同じ年のアカデミー賞では、作品賞・主演女優賞・助演男優賞・監督賞に、『ミリオンダラー・ベイビー』が選ばれました。前のBlogにも書きましたが、『ミリオンダラー・ベイビー』は、父と娘の関係に似た、激しさや情熱混じり愛ではないけれど、素朴で、不器用で、でも何よりも厳しく崇高な愛を描いたヒューマンドラマとして描かれています。
ラストに近づくにつれて盛り上がる、なんていう場面ではないけれど、純潔で、朴訥で、でも気高い愛情表現に、すごく心惹かれた記憶があります。そういうのがあると、後々で思い返してみて、愛情を育んだ様々なドラマが、綺麗に蘇ってきます。
しかし、『アビエイター』は、映像の綺麗さが表立って、思い返して「このシーン良かったな」というものがありません。別に平坦につらつらと物語が進んでいく話ではないのですが……

そういう意味で言うと、レオナルド・ディカプリオの影響が強すぎたのかもしれません。
『ギャング・オブ・ニューヨーク』でもそうでしたが、思い返そうとしても、彼については割と鮮明に思い返せるのに、他の役者さんとかそのシーンの事細かなやり取りがどうにも思い出せません。
アクが強すぎるのでしょうか? 個性として、俳優としての光が強すぎるあまり、主演として映画の場を支配するのを通り越して、飲み込んでしまうような……

考えすぎかもしれませんが。
でも『タイタニック』の時は、そんな感じは殆ど感じられなかったのですが。


個人的には、残念ながら「長くて微妙」という感想の映画でした。

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2006/01/16 09:17 | Comments(0) | TrackBack() | Review - Movie
[Review] プライドと偏見
プライドと偏見キーラ・ナイトレイの細くしなやかな首にうっとり……


いきなり妄想に入るのはお約束として。

今まで観た映画が、コミカルだったりバトルだったりド派手だったりしたものですから、小春日和の昼下がりに読むような、欧米の純文学をそのまま映画化した『プライドと偏見』を観ると、今まで観た映画と比べると(そもそも比べる意味が全く無いんだけれど)、いささか話の流れが単調に思えてしまいます。
それでもずっと魅入ってしまうのは、映画が持つ素朴で純粋な愛が放たれているところではないかと。最近のアカデミー賞は、映画に使われている技術や構成よりも、『素朴さ』とか『崇高さ』というところが重点的になっているでは、と思います。昨年、作品賞を受賞した『ミリオンダラー・ベイビー』しかり。主演男優賞を受賞したジェイミー・フォックスが出演している『レイ』しかり。


自分もしくは自分が大切にしている人が、恋愛や結婚に裏切られてボロボロに打ち砕かれると、次の行動を引き起こすのに物凄い警戒してしまう。二度と傷つかないように。
その防衛本能が、他者の視点で見ると、時に高慢に見えたり、時に偏見溢れた人間性のように見えたり。そしてその高慢や偏見が引き起こした行動が、酷く他者を傷つけてしまうこともある。
最初はそれが訳が分からず、悩み疲れても、後でその真実を知ると、その人がどれだけ気を使って行動しているかが、よく分かります。知られないが為に取った行動も、真実を『隠して』こそ表れる愛情もあるんですね。でも結局、人間は、『言葉』にしないと分からない動物だから。こと『男』となると、生来の不器用が働いて、それらの言動が余計に高慢だったり偏見持ちに見られがちですよね。

舞台は18世紀のイギリス。でもどこか『現代』の『日本』の、いや日本だけでなく『世界中』の男女にも繋がる愛情の表現ではないでしょうか。
人間が人間であるが故の不器用さや、第一印象で物事の大半を決め付けてしまうところ、自分と自分の周囲を守るために、『真実の言いにくさ』とか。時代や世界が違っていても、過去に傷ついた人間と欲や印象が先走ってしまう人間が織り成すヒューマン・ドラマは、変わりはないのでしょう。

真実を知った後の、お互いに自分の気持ちがようやく終着点に辿り着いた時には、「ああ、良かった」とホッとする気持ちになれます。
意外とコミカルなシーンも盛り込まれているので、特に女性の方には楽しめる映画なのかな、と思います。

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2006/01/15 01:28 | Comments(0) | TrackBack() | Review - Movie
[Review] THE 有頂天ホテル
THE有頂天ホテル「気づいたら大作になっていました」という三谷監督の言葉どおり。最初から最後まで笑いっぱなしの最高傑作でした。前のBlogで、『ザスーラ』がこの冬一番の楽しめる映画だと申し上げましたが、恐らくそれを遥かに凌駕する映画ではないかと。
『ザスーラ』も、予想を上回る珍現象が続々起こるので、それもそれで楽しめるのですが、一旦ネタが分かってしまうと次回以降のモチベーションはどうしても下がりがち。でも、『THE 有頂天ホテル』は違っていました。ネタが分かっていても、いや、分かれば分かるほど面白みを増す映画だと思います。
間違いなく何度観ても飽きない映画の一つだと思います。

もう一つの、何度観ても観飽きない要素として、客と従業員の、内外入り乱れての壮絶なバトルとも言うべきやり取りがあります。
約2時間30分というリアルタイムの時間の中で、ホテルという一つの施設の中の至る所で、様々なドラマが繰り広げられている。しかもそれが、どこかで繋がってたり、ひょんなことから繋がりを持ったり。一つのシーンの中で様々な物語が二つも三つも重なって、それが交差しては離れていって、という感じで。

『24』でも、リアルタイムで複数の地点で物事が進みますが、最終的に一つにまとまりはするものの、基本的にはそれぞれが同じ時間に『独立して』物事が進んでいくことが多いです。逆に『THE 有頂天ホテル』は、独立しているように見えながらも一つの建物の中で色々なネタが繰り広げられているので、思わぬところでネタとネタがぶつかり合う、という連続の嵐。
傍から見ればしっちゃかめっちゃかなのですが、それが思わぬところで思わぬ展開を招いたりします。それが登場人物全員分に当てはまるのです。
なので、「今回は役所広司の視点で」「次回は松たか子の視点で」「その次は佐藤浩市の視点で」、という感じで、色んな視点で見ることで、色んな側面でこの映画を楽しむ事が出来る。

飽きるわけがありません。下手に壮絶なドラマやスケールの大きい物語にしなくても、十分楽しめます。


篠原涼子演じるのに、神出鬼没のコールガールとありますが、どちらかというと神出鬼没なのは、伊東四朗演じる総支配人の方が、よっぽど神出鬼没。。。
しかも出演者中一番うろちょろしているのが最高に面白かったです。

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2006/01/14 11:50 | Comments(0) | TrackBack() | Review - Movie
おもろい記事特集 7
ヘビとエサ用ハムスターが熱愛チュ~  ムツゴロウ王国で3か同棲中


 東京・あきる野市の「東京ムツゴロウ動物王国」で、ヘビと“餌用”ハムスターの熱愛!?

 アツアツぶりがうわさされるのは、体長1メートル20センチ超のアオダイショウの「アオちゃん」(雄・推定2歳)と体長約9センチのハムスターの「ごはんちゃん」(雌・同6か月)。昨年9月に王国内で捕獲された「アオちゃん」の極度の食欲不振から、10月半ばに餌用として買ってこられたのが「ごはんちゃん」だった。

 ところが、アオちゃんが大好物のごはんちゃんをひとのみ…と思いきや、一緒に水をペロペロするなどご満悦。ごはんも目覚めに、鼻先をこすりつけ「おはよう」のチュー。夜はとぐろに抱かれて眠るなど、飼育槽はいつしか“愛の巣”に…。2匹は既に、プラスチック製の飼育槽で約3か月同棲(どうせい)を続けているという。ひょっとして、電撃ゴールインがあるかも?



【前世】

切り立つ崖に佇む一組の男女。互いに手を取り合って、1通の手紙を握っている。
遺書だ。
互いの愛を感じつつも、血統と世間体を重んじる家系が、それを許さなかった。
眼下には、今にも岩を打ち砕くかのように海が激しく波打っている。

「今生ではきっと僕たちは幸せには暮らせない。ここで共に海の藻屑となろう……」

「ええ。そして生まれ変わって、きっと貴方を見つけてみせる。
 例え貴方がどんな姿形をしていても、私の愛は変わらないわ。」


「ああ。それは僕も同じだ。例え君がどこに居ようと、どんな姿をしていようと、
 生まれ変わっても君を愛し続けるよ。」


足元に遺書を置き、靴を脱いだ二人は崖から躍り出た。波打つ音が、二人が海の底へ沈む音を、無情にも掻き消していた……



【現世】

プラスチック製の飼育槽の中で、生まれ変わった二人は運命の出会いを果たした。
しかし、はアオダイショウの姿で、はハムスターの姿で。

「待っていたよ。ようやく生まれ変わった君に出会えた。しかしハムスターの姿とは……
 ああ、君のその肢体はすごくそそるよ。とてもまるまるとしていておいしそうだ。」


「私も、貴方のことをずっとずっと待ち焦がれてた。でも、どうしてアオダイショウの姿なの?
 しかも貴方の私を見る目、何だかとってもギラついてるわ。」



本来、捕食する/されるの間柄であるにも関わらず、魂の結びつきでようやく出会いを果たした二人。
例え本能が働いても、それを凌駕するほどの愛の力。
生まれ変わった現世で幸せに暮らしました、とさ。

メデタシメデタシ。

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2006/01/11 13:01 | Comments(0) | TrackBack() | Diary
[Review] マダガスカル
マダガスカル都会っ子の動物達が、ほんの出来心から動物園脱走を試みるも失敗。野生の王国に送り返されるも、何故か到着したのはマダガスカル。大自然に触れていくうちに、動物本来の野生の力が目覚めていくが……

『友情』というテーマに繰り広げられる、大自然の冒険奇譚も、全体を観てみると何だかビミョーに不発。
冒険は冒険で、色々な恐怖に戦慄する体験を交えながら、もっとマダガスカルを駆けずり回るものを予想していたのですが。
また、この映画のポイントとなっている『友情』。大自然に触れるうちに野生の本性が目覚める。本来ならば、肉食動物と草食動物は、捕食するかされるかの関係にしかないのだが、これまでの間柄を再確認し、『野生』よりも『友情』という選択で幕を閉じる。それも、あまりいいまとまり方ではありませんでした。

もちろん、全編CGで作られている映画なので、非常に趣向を凝らした作りにするのは並大抵なことではないのは分かっていましたが、短くてもうまくまとまっていた『コープス・ブライド』と比較すると、どうも消化不良な感じがするのは否めません。個人的に。
恐らく、子供にもよく分かるような話の流れになっていると思うのですが、ポイントの『友情』の部分がうまく引き出せていないので、観た子供ももしかしたら消化不良を起こすかも。それでしたら、まだ『モンスターズ・インク』の方がずっと良かったと思います。

出来合いとしては、イマイチな作品に思えました。


そんな中でも、この映画の見所は何といってもペンギンたちでしょう。
あの悪巧み。あのバイタリティ。チームとして成り立っているのかいないのか良く分からないところも魅力的。
主人公だったら、それはそれで面白いけど、脇役の更に離れた、「物語」という箱の外で動くような存在だから、あのキャラクターが引き立ったのではないのでしょうか。

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2006/01/08 08:07 | Comments(0) | TrackBack() | Review - Movie

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