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2024/11/23 01:45 |
[Review] ポストマン
ポストマン長嶋一茂も走る走る走る走る走るー!!
けれどコチラも足ではなく自転車(バタンコ)ですが、その脚力は往年の野球選手時代のそれに匹敵するのではないかと。


今作の重要なポイントは、人と人との『繋がり』。それも、単に無機的な繋がりではなく、気持ちや温もり、そして想い出も相手に伝え、共有する『繋がり』。たとえ遠くに離れていても、お互いの声を聞いたり顔を見ることが出来なくても、その文字と絵で、自分の気持ちを相手に伝えることが出来る。
また、繋がりは何も横の関係だけではありません。親から子へ、子から孫へ、先祖から子孫へ。代々連綿とした繋がりもあります。
電子メールは確かに便利。郵便局に行くことも、ポストに行くことも無く、瞬時に情報を相手に伝えることが出来る。でも、電子メールのような画一的な文字では、自分の気持ちが本当に伝わるとは限らない。手紙には、その一字一句に、送った人の気持ちが込められている。
便利な世の中を否定するわけではありませんが、本来人と人との繋がりって、そんな温かいものではなかっただろうか。そんなことを思い出させる作品です。

もう一つのポイントと言ったら、その『繋がり』がもたらす新たな前進、というところでしょうか。
いや、むしろ『繋がり』なくして、人が前進することはあり得ない。孤独に生きているように見える人でも、どこかで誰かの『繋がり』がある。全くの繋がりが無ければ、人は生きていけないのだから。ましてや前進など。
そして『繋がり』というのは、何も甘く優しいだけとは限らない。時に冷たく、厳しく、荒々しく。でも、それらが自分を、お互いを潰してしまわない限りは、全て自らの、お互いの糧となる。過去を断ち切ることはできないけれど、過去との『繋がり』が未来に進むためのステップになります。
『繋がり』といっても、固執すればそれは『繋がり』とは言えず『縛り』となります。縛られた状態では、前進することもできない。また、自分に迷いがある人にとって、人との『繋がり』は非常に大きな役目を果たす。だって、迷っているということは、自分の中で答えが見出せていないけれど、もしかしたら『繋がり』を持つ『誰か』が、答えを見出してくれるかもしれないから。後押ししてくれるかもしれないから。


以前、何年か前なのですが、どこかのポータルサイトのサービスで、HP上で年賀状作成&送付サービスみたいなのがやっていました。
自分で年賀状を買って、構成を考えたり印刷したりとかせず、全てHP上のサービスで簡単にデジタル年賀状の作成。そして一瞬で送付。
翌年は全くやらなくなりましたが。勿論、今そのサービスがどうなったかは知りません。
だって、受け取る側としてはあまり嬉しくない。勿論、送付してくださる方を無碍にするわけではありませんが、サービス自体が嬉しくないのです。葉書として受け取る方がよっぽど嬉しい。
手間がかかるのに、時間もかかるのに(昔に比べれば格段に速いんですけれど…)、それでも手紙や葉書が無くならないのは、まだまだ人が『温もりある繋がり』を求めている所以なのでしょうか。

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2008/03/23 13:34 | Comments(0) | TrackBack() | Review - Movie

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