しかしやはりアメリカのコメディ映画は、シモネタが満載(まぁもちろん、他国のコメディ映画でもシモネタありきの映画はありますが…)。でもそれを、あからさまに「下品!」と出すのではなく、リズムに合わせて楽しくノリノリに歌ったり踊ったりするから、観ているこちらもそんなに真剣に悩むことなく観ることが出来ます。
全てが派手だけどケバケバしくなく、バカバカしいけどコテコテなギャグの連発が、むしろより笑いを引き立てる。思わずリズムを取りたくなるような、そんな作品です。
そして最後には、お約束ではあるけれども温かなシーンも。
落ち目のミュージカルプロデューサーとミュージカルプロデューサーを夢見る会計士が織り成す、絶対失敗するはずの最低ミュージカルが、最高の出来に仕上がって、目論見が外れたことによって失ったものが沢山あったけど、でも、代わりにお互いに得るものがあり、最後の最後に本当のプロデューサーとしての成功を収める。『夢を諦めない人』と『人が信じられない』人に送る、最高峰のエンターテインメントです。
ちなみに、この映画の笑いのネタは、場合によっては嫌悪を抱く人がいるかもしれません。
まぁ、低俗なギャグだと思って観ればそれほどでもないとは思いますが。
あと。
エンドロールで退場しない事!
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