フルCGアニメーションにしろストップモーションにしろ、キャラクターからその動作に至るまで全てのコンピュータ制御下で作り上げるというのは並大抵のことではないでしょう。大抵は1台1世の作品か、できても続編のみ。しかも、続編はその前の作品を上回る面白さを要求されるわけですから、次回作を作るたびに難題にぶち当たっていくわけです。それは別にフルCGアニメーションだけでなく、シリーズものの映画全般に言えることですが。
そんな『シュレック』シリーズも3作目。単に子供だけが楽しめるアニメーションではなく、数々のパロディや奇想天外が盛り込まれたからこそ、大人にも楽しめる作品であるのは言うまでの無く。これまで、『スパイダーマン』や『ロード・オブ・ザ・リング』のパロディなりキャラクターなりが濃ゆく描かれており、今作もそれに負けじと『ハリー・ポッター』や『白雪姫』や、果ては『レジェンド・オブ・ゾロ』まで! 天使のような顔と容姿を持つ悪魔のようなキャラクターが、今作もこれほどまでと言わんばかりのアクションを繰り広げます。
ただ、思ったよりパロディやブラック・ユーモアは若干弱まった? という感じがしました。これまでのシュレックは笑いを誘うパロディが多かったのに対し、今作の笑いの部分は、割と日本人にもなじみやすい王道な手法を取っている気がします。別に悪いことではないと思いますが、これまでの『シュレック』をご覧の方からすれば、少し毒気が抜けているような気がしなくもありません。
ストーリー重視の作品になった? と思われるでしょうけれど、それでも楽しいものは楽しい。パロディを期待するもの勿論良いと思いますが、過度に期待せず、老若男女は勿論、様々な人種でも楽しめるエンターテインメント・アニメーションとして捉えて観るのが一番かと思います。
しかしそれでも、分かる人なら分かるパロディに、まだまだついていけないのは僕の修行不足の賜物(←違う)。まぁ、それは性格や国民性の部分もあるんでしょうけれど、変に邪見ぶってパロディを探すのもいささか興ざめかもしれません。
皆さんは、皆さんのスタイルで映画鑑賞を楽しむのが一番ですね。
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