ニコラス・ケイジも走る走る走る走る走るー!!
けれどコチラは足ではなくバイクですが。
バットマンやスパイダーマン等と同じく、アメコミを実写化したスーパーアクション映画。いや、ホラー映画かな?
濃厚なまでに脂っこい料理を食べた後で飲む烏龍茶のように、スッキリする映画。というのは少々言いすぎですが、メッセージ性の高い作品や、重く圧し掛かる作品を観た後で、こういうアホっぽさ満載の映画は、それまでの自身の体内の空気を一変してくれるでしょう。
しかも、物語はそんなに凝っていないので、頭を働かせて観るようなことはなく。『Mission: Impossible』と同じように、目の前に繰り広げられる過激ともいえるアクションを楽しんでおりました。
しかし、色々な要素において、既視観テンコ盛りなのは気のせいでしょうか?
周囲の迷惑なんて塵芥にも介さないくらいの、アホみたいなド派手アクションを演じるあたり、『CASSHERN』を彷彿させたり。同じ境遇のアドバイザーが主人公を導くあたり、『エラゴン』を彷彿させたり。
あ、もしかして逆ですかね。『ゴーストライダー』がオリジナルだったり? まぁどちらが先にネタとして出たかについては大して問題ありませんが……
だが! そのような屁理屈は一切必要ないのです。
こういった類のアクション映画に関しては特に!
思いのまま、目の前に繰り広げられるド派手シーンの一つ一つを楽しめれば!
(なんか、この手のアクション映画に対するコメントは、どれもこれも同じようになってきたような気がする… orz)
しっかしまぁ。
ありとあらゆる視覚効果の数々を狙ったからなのか、冒頭でも述べましたとおり、割とホラー要素が強くなってしまいましたなぁ。まぁ、そもそもそんな漫画だからなのかもしれませんが。
でも、過激アクションとホラー要素以外は、(若干恋愛要素が入ってますけど)極力削ぎ落とした作品であると思います。日頃の憂さ晴らし目的などで、観てみてはいかがでしょう?